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菩ヰ乃
2024年7月18日 08:11
どうしようもなく悲しいことが起きても月並みの言葉しか思い浮かばないときは私は静かに熱くて苦いコーヒーを差し出すそれを飲み干したら海にでも行こうよ喪失の色は海と同じ深い深い青色
2024年7月12日 22:12
閉塞感ある将来に対して無意味に打ち震えていた少年の私に伝えてあげたいことがある。君はちゃんと大人になれているよ。大人になった君は、夜中、コーヒーゼリーに山盛りのバニラアイスを添えているよ。富や名声なんかよりも、好きなだけバニラアイスをお皿によそえる人間が真に幸せなのだ。山盛りバニラアイスこそ、メシア。
2024年7月6日 04:07
うちの子になるかいと声を掛けてみるけど聞こえない振り何処かへ駆け出す背中を見送る夜行性の生き物1匹
2024年7月3日 04:45
僕等は中途覚醒クラブ。眠りの園から門前払い。僕等は中途覚醒クラブ。行き場なしの閉鎖空間。僕等は中途覚醒クラブ。ひとりで過ごすには長過ぎる時間の中で。僕等は中途覚醒クラブ。夜明けのあかりが目に沁みる。あゝ僕等は中途覚醒クラブ。夜の、夜の向こうへ連れて行って。
2024年7月1日 23:31
東京での生活と地元での生活両方居心地が良くて、両方どこか具合が悪い。一体自分はどこの人間なんだろうと悩みたくなる。恐らく人間の居場所はその時々で変わるのだろう。仕事に出れば職場の人間、うちに帰れば家の人間、遊びに出ればそこのお客さま等、ひとの属性は不定形のものなんだと理屈を捏ねて自分を納得させようとする。が、私が言いたいのはそういうことではない。心の奥底にあるものの居場所のこ