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39_「あなたがたは目を覚ましておいてもらいたい。深い眠りから…目覚めて、あなたがたを縛っている恐ろしい鎖を振り払いなさい。…目を覚ましなさい。そして地から立ち上がり、おののく父の言葉を聞きなさい。」(2ニーファイ1:13-14)
リーハイが生涯の終わりに息子たちに残した言葉に非常に興味深い言葉があります。リーハイは次のようなフレーズをそれぞれ何度も使っています。 「目を覚ましなさい」(2ニーファイ1:13, 14, 23) 「地から立ち上がりなさい」(2ニーファイ1:14、21、23) 「縛っている…鎖を振り払いなさい」(2ニーファイ1:13, 23) 以下のフレーズは、後に、息子のヤコブも引用していますが、リーハイは、真鍮の版の中のイザヤの有名な以下のフレーズから影響を受けたものかもしれませ
42_「『…あなたの腰から出た者の中から一人の聖見者を立て、わたしの言葉を…書き記す…ユダの腰から出た者も書き記す。そして…書き記すものは一つに合わされて、偽りの教義を打ち破り、争いを鎮め…平和を確立し、また末日に先祖についての知識を彼らに与え、そしてまた、わたしの聖約についても知らせる。』主はそう言われる。」(2ニーファイ3:12-13)
第3章は、リーハイの末の息子であるヨセフに語られたもので、エジプトに売られたヨセフの予言に関連して「4人のヨセフ」について述べられています。また、世に出てくる2冊の書物について述べられています。この2冊の書物とは、エジプトのヨセフの子孫によって書かれる書物『モルモン書』とユダの子孫によって書かれる書物『聖書』を指しています。 これは、旧約聖書の記録の中で、エゼキエルが予言しているのですが、エゼキエルは「ユダの木」と「エフライムの木」と呼んでいます。(エゼキエル書37:15
43_「父リーハイは、自分の心に感じるままに、また自分の内にある主の御霊に従って、自分の家のすべての者に語った後、年老いて、死んで葬られた。」(2ニーファイ4:12)
よい親であろうと努めているものにとって、子どもたちや孫たちの幸せほどいつも心の中を占めていることはありません。 リーハイは、神様の指示によってエルサレムを脱出して荒れ野を旅して新世界へと導かれました。リーハイも親としていつも、子どもたちや孫たちが神の祝福を豊かに受けて欲しいと願っていました。そのためにいろいろな方法で、教え、説得し、訓戒と導きを与えました。特に、「あなたがたは間もなく父の体を冷たい無言の墓に横たえなければならない。…あとわずかで、わたしは世のすべての人のた
45_「さて、主はわたしニーファイに、彼らのもとを去って荒れ野へ逃げるように、またわたしとともに行きたい者も皆、そうするように警告された。」(ニーファイ第2書 第5章5節)
レーマンやレムエルたちは、ニーファイを霊的な指導者として拒んだだけではなく、命まで奪おうとしました。そのような状況の中で、主はニーファイに荒れ野へ逃げるように指示されました。ゾーラムやサム、ヤコブ、ヨセフ、その他、ニーファイと一緒に行きたいと思う者は、神の警告と啓示によって新しい定住の地に導かれ、そこをニーファイの地と名付けました。(5:1-8参照)この時期から、ニーファイの民(人)とレーマンの民(人)の歴史が始まります。 ニーファイに従った人たちは自分たちのことをニーフ
47_「わたしヤコブは、これらの言葉について少し話したい。…主は、そのエルサレムにいた人々がすでに殺され、また囚われの身となって連れ去られたことを、わたしに示された。しかしながら、主は、彼らが再び帰って来ることをわたしに示してくださった…」(2ニーファイ6:8-9)
ヤコブは、ここで、エルサレムにいるユダヤ人は主に背を向けたために、ある者は殺され、またある者は囚われの身になって連れ去られたことを主によって示された、と記録しています。これは、リーハイやエレミヤ,またほかの預言者たちが預言していたことですが、実際に、紀元前 587年頃に起こったバビロニア王国のエルサレムの征服、そして、多くのユダヤ人が連れ去られたバビロン捕囚として成就しています。しかし、ヤコブが主によって示された通り、その後、バビロニア王国に連れ去られたユダヤ人の子孫たちは,