見出し画像

祝!侍ジャパン優勝~引力の秘密

侍ジャパンのWBC優勝は、日本だけでなく世界の野球ファン、ひいてはスポーツファンに最高の贈り物をしたのではないかと思う。チェコ代表との交流、メキシコを劇的に逆転しての決勝進出、そしてMLBでは望んでも不可能な同チーム(エンゼルス)トップ選手同士の直接対決での最終決着!

普段、野球を全く見ない私がWBCに惹きつけられ続けたのは、そうした映画やマンガのような展開、世界最高レベルのパフォーマンス、一人一人が自らの仕事に徹して全体に貢献する侍ジャパンのチームとしての魅力など、様々な要素に起因していると思う。

しかし、その本質はメキシコの監督が試合後に発した名言「日本が勝った。しかし、今夜の試合は野球界そのものの勝利だ」に集約されているのではないかと思う。これは互いにベストを尽くしてやり切ったからこそ出てくる言葉ではないだろうか。

極端に偏った判定やズルいと感じるような要素が無く、正々堂々と全力で勝負し、互いに相手をリスペクトできるような「場」が生み出されていたから、毎試合見たくなるような気持ちになったのだ。これは侍ジャパン、特に今回のメンバーだったからこそという側面が強かったように思う。そして、そこには大谷の「引力」が深く関わっていたと思えてならないのだ。

ブログ【新月の引力!大谷はプッチ神父だった】をUPしたのは3/20。そこには日本時間で新月の3/22にフロリダで決勝戦が行われること、『13の月の暦』で見るとその日が大谷にとって非常に特別な巡り合わせになる事などが記されているが、その時点ではまだメキシコ戦の行方すら分からない状況だったのだ。

実際、春分に行われたメキシコ戦は一挙3点のリードを許し、追いついたかと思ったらまた突き放されてで、これは流石にどうなるか分からないと、ハラハラしながら9回の裏を迎えた。そこで眠れる獅子・村上がさよなら2ベースを打って大逆転勝利。そして迎えた決勝、村上は待望の特大ホームランも放って勝利に貢献した。

実は、予選リーグで不調だった村上に対し「ここ一番という所で打つ事になると思う」と私は妻に予言していた。もちろん、才能に恵まれた選手たちの不断の努力とゲーム毎の流れの先に生まれた勝利だったが、侍ジャパン招集のプロセスを知り、時空すら味方に付けている大谷の「引力」なら、そういう展開になるはずだと思ったからだ。

『13の月の暦』という時空共振装置を通じて『ジョジョの奇妙な冒険第6部』との驚くべきシンクロも発見していた私は、自分の思い込みや願望とは違う客観的に誰にでも確認可能な切り口で、この流れを予見していたのだ。

しかしながら、キャストも脚本も準備されていたかのような劇的展開を生む「引力」は、どのようにして生まれるのだろうか? その鍵について私が気づいた点を以下に記してみたい。

ここから先は

2,623字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?