小原大典(おばらだいすけ)

時のからだ塾塾長。剣武天真流師範、シャンバラ書道会師範。生命力を高める心身技法を研究。…

小原大典(おばらだいすけ)

時のからだ塾塾長。剣武天真流師範、シャンバラ書道会師範。生命力を高める心身技法を研究。著書に『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』『宇宙の暦は13ヵ月』『霊性のアート』『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』など。https://www.kulika.com/

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  • 小原大典「時のからだ」研究ノート

    からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直感力を磨く技法を紹介しつつ、偽情報に乗せられないための心のあり方や、統合的な情報の読み解き方についてもお伝えします。霊性(知恵と思いやり)を高めて行くことは、個人にとっても人類にとっても有効な問題解決法となるでしょう。 (月2回以上発行の月額購読マガジン)

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「時のからだ」とは

世界各地の先住民に受け継がれている伝統文化や儀式の中には、私たちが一般的に「からだ」だと思っている肉体とは別に、「夢見のからだ」やそれに類する「見えないからだ」を前提としているものが数多く見受けられる。 インドや中国、チベットなどに伝わる東洋医学でも「経絡」や「チャクラ」など「見えないからだ」に属する器官と、そこに流れる生命エネルギーとしての「気」や「プラーナ」が前提となって、診断や治療が行われているし、ホリスティック医療やバイブレーショナルメディスンの分野でも、エネルギー

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    • エジプトからの呼びかけ(13)

      KIN17(2008.3.6)の早朝、カイロに到着した時と同じミスルトラベルのスタッフがホテルに迎えに来てくれた。当時の手帳に、彼のことが「ビリー・ジョエル(KIN126)に似ている」とメモされているが、今(2011.7.13)このメルマガを書いている瞬間の自分の「運命の道筋」が、ビリーと同じKIN126なのが面白い。 そして、2011年のメルマガをベースにこの「エジプトからの呼びかけ」シリーズを連載している2024年11月現在は、第126代天皇陛下がKIN126(白い太陽

      • ツォルキンの対称性と聖なる数の秩序

        ツォルキンとはユカテコ語で「日の計数(勘定)」、つまり「暦」を意味する。一般には、古代マヤ文明で用いられた260日周期の儀式暦(神聖暦)を指す用語だが、古代マヤにおいてそれが何と呼ばれていたのかは、実は不明である。たまにツォルキン暦と書く人を見かけるが、それだと「日を数える暦」とか「暦暦」みたいな妙なことになってしまうので注意が必要だ。 それはさておき、「13の月の暦」の中にもツォルキンの仕組みは取り入れられている。あえて「仕組み」という断りを入れているのは、数えている日付

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        • 健康の極意書『天眞療法』の活用法

          私は多様な分野の多くの先人たちからインスピレーションを受けつつ、自然と人間に対する探究を続けて来たが、その中でも特に長い期間に渡って強い影響を受け続けて来たのが、肥田春充(1883〜1956)という人物である。 拙著『天地人々ワレ一体』の冒頭でも触れているが、「人間の可能性」を探っていた私にとって、写真や動画を通じて実在したことが確認できる人物の中で、誰よりもインパクトがあり、魅力的な存在だったのだ。 しかも、春充はその存在や動きを通じて真の健康を体現していただけでなく、

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        「時のからだ」とは

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        • 小原大典「時のからだ」研究ノート
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          ペンギンスタンド体操の新要諦と中心力

          2023年2月27日にUPした【ペンギンスタンド体操】には、「時のからだ研究ノート」読者向けの限定公開動画と共に、動画中でも述べている注意点を11の項目にして記してある。それらの注意点に対する変更は今も一切無いが、私自身の稽古の進展によって、この体操の効果をより高められる秘訣に気づいたので、今回はそれをシェアしたいと思う。 その前に、トップ画像の説明をしておこう。9/5(KIN60)に東京国立博物館で神護寺展を観た後、JR上野駅構内でペンスタカフェという店を見つけてお茶をし

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          ペンギンスタンド体操の新要諦と中心力

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          エジプトからの呼びかけ(12)

          マリ・ギルギス駅を降りると、すぐに要塞のような石の壁が目に入って来る。一般に、オールド・カイロとしてイメージされている石造りの街並みは、ほぼこのローマ時代につくられた城壁に囲まれたエリアの中にある。地下道をくぐって一歩その中に足を踏み入れると、そこはもうコプト教区の異世界で、外とは異なる時間が流れている。 日付は確かにグレゴリオ暦の2008年3月5日(KIN16)で、場所はエジプトのカイロだと分かっているのだが、時間的にも空間的にも異質な領域だと私には感じられた。 *本記

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          エジプトからの呼びかけ(12)

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          52歳で100m10秒台を出す姿勢

          「全日本マスターズM50優勝しました!14年の時を越えて10秒台で走れました。感動、、。皆さんに感謝です!」 このコメントは、9/23(KIN78)に行われた全日本マスターズ陸上100m(50~54部門)で優勝した元日本記録保持者、朝原宣治選手が自らのXに投稿したもの。1952年6月21日生まれのKIN244(10・種)ということは、夏至に「13の月の暦」でのカレンダーラウンド(52歳)を迎えたばかりだ。 どんな分野のアスリートにも言えることだが、一般に肉体的なパフォーマ

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          52歳で100m10秒台を出す姿勢

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          快眠は快便の元

          客観性と公平性が前提の学問の世界でもデータが改竄されたり、公的機関の見解にも特定の国や資本の思惑が働いているのがあからさまになって来た昨今、温暖化の理由についても本当のところは分からないままだが、一つはっきりしているのは、日本の気候が年々亜熱帯に近づいているということだ。 特に今年は酷く、東京でも連日最高気温は35度以上、夜も25度以上の熱帯夜が相当長く続いていた。体温に近づく日中の気温も危険だが、個人的には夜の高温多湿の方がより堪えた。湿度が高いと発汗が妨げられて熱がこも

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          「人類」の定義〜同じ用語が違う意味を持つ背景

          人類学の研究が、ここ20年ほどで劇的に加速しているらしいことは、ネット上の断片的な情報からも何となくは把握していたが、8月4日(KIN28)にたまたま目にしたYouTubeで、国立科学博物館館長の篠田健一氏と脳科学者の茂木健一郎氏が対談している動画を観て、私は慌てて篠田氏の『人類の起源』を手に入れることにした。 21世紀入ってから実用化されたDNA解析に関する技術革新によって、従来の人類史観が大きく塗り替えられるような状況になっているのを、遅ればせながら認識したからだ。発掘

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          エジプトからの呼びかけ(11)

          寝台列車での移動に加えて、朝からピラミッドに登ったり、強烈な日差しの中あちこち歩き回ったりしたせいで、さすがに疲れが出て来た。それに、河岸神殿を出た時点で、既にお昼をかなり過ぎていて、お腹もぺこぺこだ。 二人とも殆ど足を引きずる感じでダラダラ歩いていたのが、目指す「フェルフェラ・カフェ」が近付くにつれLの足取りが軽くなり、かなり気合いを入れないと追い付けない程になる。さすがに最後の晩餐にはターメイヤを選ぶというだけあって、モチベーションが全く違う。 *本記事は2011年1

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          動機は全てに現れている

          「13の月の暦」の使い方のとても大切な要素の一つに「共有」がある。源泉情報の『ドリームスペル』や『テレクトノン』のマニュアルにも確かにそう書かれているが、何より、私自身の長年の使用経験と観察がそれを重要だと確信させるのだ。 それ故、初心者の方には「まずは何でもいいからシェアしてみてほしい」と促し続けて来た。なぜなら、共有によって生じるシンクロ加速体験なしに、その本質を理解するのは非常に困難であることを、この暦について長いこと人に伝え続けて来て、しみじみ感じてきたからだ。

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          マヤ長期暦と西暦紀元の関係

          一昨日のKIN33に、『倫理研究所紀要』第33号が届いた。天文周期研究家で倫理文化研究センター専門研究員でもある高橋徹氏が送って下さった論文集で、そこに掲載されている徹さんの論文「マヤ長期暦と惑星周期の同期」は、海外研究者の新たな仮説なども紹介されていて大変興味深いのだが、今朝、その中に以下の一文を見出してハッとさせられた。 今日はマヤ長期暦の始まりの日から5,137年が経過した日に当たるのだ! 長期暦に関しては、13年前に出した『マヤのリズム』で詳しく触れているが、古典

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          糖分と体調不良、そして肌の関係性

          夏場の水だけ断食を習慣化してから、かれこれ10年くらいにはなると思う(2015年に開始)。当初は「13の月の暦」の年末年始ころ行っていたが、ここ数年はシャンバラ書道会発表会などイベントとの関係もあって、徐々に開始時期が早まり、今年はついに5月中旬に行う流れとなった。 思いがけずサカダワ満月(チベット暦でお釈迦さまの誕生・成道・涅槃の記念日)に仕上げの段階を迎えるという素晴らしい巡り合わせとなったが、狙ってそうした訳ではなく、他の予定に従って日程を決めたら結果的にそうなったの

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          エジプトからの呼びかけ(10)

          目覚めると既に夜は明けていた。朝モヤに包まれた緑、朝陽に映えるヤシの影が、ゆったりと車窓を流れて行く。気のいい車掌が運んで来てくれた簡単な朝食を済ませると、列車はもうギザ駅に到着するところだった。 迎えに来てくれたのは、ミスルトラベルのアリ。ホテルへのチェックインは昼以降しか出来ないとの事なので、荷物だけ預けて、そのままピラミッドエリアの入口まで車で送ってもらうことにした。 *本記事は2010年10月21日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.31に掲

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          「時間をはずした日」の回向

          チベット仏教やボン教の法話に参加すると、最後に必ず回向の祈りを唱える機会が設けられる。「回向(えこう)」とは、「自ら修めた善行の功徳が、他に巡り及ぶのを期すること」を意味するので、法話に参加することで積まれた功徳が、他の存在に巡るよう祈る訳だ。 その意味については理解していたつもりだったが、ボン教の修行者で、経典の邦訳やゾクチェン瞑想の普及にも尽力されている友人・箱寺孝彦さんの『ゾクチェン瞑想マニュアル』の中で、「回向すれば積んだ功徳は失われない」というニュアンスの文章を目

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          左右差の鍵は逆にあり

          6月中旬に身体の使い方や意識の置き方に関して、かなり大きな気づきがあったので、それについて記しておこうと思う。自分の発見をメモしておくということ以上に、身体の左右差が気になっている多くの方にとって、それを解決するヒントになるかもしれない、という気持ちもあるからだ。 コロナ禍以降の私のトレーニングは、【Do more with less】に書いた通り、より時間をかけず、より限られたスペースでも出来て、心身の状態をより高度に高められるもの、という方針で進めて来た。 意図的に運

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