小原大典(おばらだいすけ)

時のからだ塾塾長。剣武天真流師範、シャンバラ書道会師範。生命力を高める心身技法を研究。…

小原大典(おばらだいすけ)

時のからだ塾塾長。剣武天真流師範、シャンバラ書道会師範。生命力を高める心身技法を研究。著書に『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』『宇宙の暦は13ヵ月』『霊性のアート』『「天地人々ワレ一体」宇宙ととけあう究極の心法』など。https://www.kulika.com/

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  • 小原大典「時のからだ」研究ノート

    からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直感力を磨く技法を紹介しつつ、偽情報に乗せられないための心のあり方や、統合的な情報の読み解き方についてもお伝えします。霊性(知恵と思いやり)を高めて行くことは、個人にとっても人類にとっても有効な問題解決法となるでしょう。 (月2回以上発行の月額購読マガジン)

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「時のからだ」とは

世界各地の先住民に受け継がれている伝統文化や儀式の中には、私たちが一般的に「からだ」だと思っている肉体とは別に、「夢見のからだ」やそれに類する「見えないからだ」を前提としているものが数多く見受けられる。 インドや中国、チベットなどに伝わる東洋医学でも「経絡」や「チャクラ」など「見えないからだ」に属する器官と、そこに流れる生命エネルギーとしての「気」や「プラーナ」が前提となって、診断や治療が行われているし、ホリスティック医療やバイブレーショナルメディスンの分野でも、エネルギー

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    • 肘の激痛と腫れを取る実験

      私は色々な意味で実験家である。といっても、別に実験装置の揃ったラボを持っている訳ではないし、論文を書くための実験をしている訳でもない。驚きに満ちた現象の背後にある仕組みを知り、それを活用できるようになりたいのと、そこから普遍的要素を抽出して、より多くの方にもその成果を活かしてもらいたいだけである。 それ故、私はできるだけお金を掛けず、日常生活の中で探究する方針を取り続けて来た。そういう手法の方が、ある面ではより科学的だと思っているからでもある。この方針なら、実験の機会は設定

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      •  「令和」は「13の月の暦」と響き続ける

        昨日、クリカのnote【時間をはずした日の平成、元旦の令和】にも書いた通り、グレゴリオ暦の4月12日は、「13の月の暦」の365日暦だと「惑星の月9日」(10.9)になり、そのサイ時間は常にKIN188(6・星)となる。そして、このKIN188は元号「令和」が始まった2019年5月1日のキンでもある。 一方、「惑星の月9日」(G4/12)は「13の月の暦」の元旦である「磁気の月1日」(G7/26)からぴったり260日目に当たるので*、常にその年の元旦と同じキンが巡って来る

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        • エジプトからの呼びかけ(6)

          KIN12(2008・3・1)の朝、船の上部デッキに出て体操をし、締めに天真五相(天真体道の型)をやっていると、いつの間にか私達の側で、見知らぬ女性が一緒に型を真似ていた。在米インド人の団体で来ているというその女性は、Lの動きが優美だったので、思わずやってみたくなったのだそうだ。船は、お昼までアスワンの港に停泊したままなので、朝食後、スーク(街の市場)を散策し、さらにファルーカ(KING SMILE号)をチャーターして、エレファンティネ島の周囲を小一時間ほどで往復してもらうこ

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          氣を通す「五芒星共鳴」

          中学生の時に出会った『北斗の拳』というマンガは、私の人生に多大なる影響を与えた。ある意味、そこで人生の方向性が決まったと言っても良いかもしれない。なぜなら、私はこのマンガに登場する「経絡秘孔」とか「闘気」という用語や概念を通じて、見えざるエネルギーの流れや場としての「氣」とか「波動」というものに着目し、強い関心を抱くようになったからだ。 ただ、マンガだけがきっかけだったかと言うと、それはちょっと違う。その前後に偶発的に体験していた幾つかの不思議な身体感覚があったからこそ、そ

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          美味しいお店の見つけ方

          私は子供の頃から食に対する執着があまり無かった上、別にグルメという訳でも無いので、この年まで「どこどこの何々が美味しい」という情報についても気にしないまま生きて来た。しかし、どこかで外食するに当たって、同じ代金を支払うのなら、味もサービスも良いお店の方が嬉しいのは当たり前である。 また、よく知らない土地や街を訪れるなら、観光客相手のようなお店ではなく、地元の人が日常的に使っているお店の方に私は魅力を感じる。要は、花より団子(装飾より実質的な美味しさ)ということだが、私がピン

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          全体性を捉える「観の目」の効用

          剣武蒼天道場の稽古では、「見(けん)の目」と「観(かん)の目」の話を時々する。組太刀を行う時などにそのことを意識してもらうと、それぞれの違いを体感的に理解してもらえるからだ。だが、これは別に剣術にのみ有効な話という訳ではない。むしろ、日常のあらゆる場面で用いることができる実用的なコツであり、その深奥には万事に通じる極意が潜んでいる。 この「見(けん)の目」と「観(かん)の目」について調べてみると、かなり高い確率で宮本武蔵の『五輪書』に辿り着くことだろう。実際、ネット上で拾え

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          エジプトからの呼びかけ(5)

          グレゴリオ暦で閏日に当たる2/29は、「13の月の暦」では「0.0 フナブ・クの日」と呼んで、ツォルキンは前日のKINをそのまま数える(この時はKIN11)という暫定的な方法を取っている(※この点は新刊で詳細に解説している)。そんなタイミングに、古代エジプト人がナイルの源と考えていたアスワンからナイルクルーズを始められるのは素直に嬉しい。 ホテルの庭の目の前には、まだ可愛らしい流れのナイルがあり、対岸には僅かな緑地の背後に、砂漠のアメンティ(あの世と考えられていたナイルの西

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          デブになる理由

          自分自身のことを太っていると思うかどうかは、自分が無意識的に設けている基準によって変わるものだ。「肥満」という用語には医学的な定義がなされているが、それもあくまで「現在の医学的知識によれば」の話であって、日常生活が快適に送れているのなら(よほど極端でなければ)数値的に肥満領域に入っていようと別に気にする必要も無いだろう。 ちなみに、私は一般的な観点からすると痩せている部類に入る体型だと思うが、高校生の頃から身長は変わっていないので(多分)、自分的には20歳前後の体重を基準に

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          君は「観波」を読み解けるか?

          間もなく新刊『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』が発売される。あと1週間〜10日後には書店(WEB含む)での入手が可能になるだろう。それほど多くの部数が刷られている訳ではないので、書店よってはパカル王の翡翠仮面カバーが見えない形で棚に差し込まれていたりするかもしれないが、それでも新刊が並ぶ時はちょっとドキドキする。 ところで、私は「書」を学ぶようになって今年でちょうど20年になる。子供の頃から「いずれサインをするようになる」と妄想していたので(笑)、自分の名前に関しては

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          生命力を高める1mmの極意

          2024年(令和6年)に入ってから瞑想クラスやシャンバラ教室で意識的に伝えるようになった事がある。きっかけは自分の稽古体験にあった。サボり性の私が少なくとも20年、場合によってはもっと長く毎日続けている運動がある。天真柔操という運動なのだが、「継続は力なり」の言葉通り、今や歯を磨くような自然さで行なっている。 じっくりやれば20分くらいはかかるが、出張先でも旅行中でも必ず続けられるよう、それを5分程に圧縮しているので、運動量としてはごく軽いものだ。しかし、これをやるのとやら

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          エジプトからの呼びかけ(4)

          貴重な考古学的遺物がゴロゴロしているカイロ博物館の中でも、ひと際人気が高いのは、やはりツタンカーメンのコーナー。それでも、日本で展示があった時には、何時間も並んでチラッとしか観られなかったと言われるあの有名な黄金マスクを、間近で、しかも心ゆくまで何分でもじっくり観ていられるのだから嬉しい。重さ11キロという表示に思わず目が行ってしまったのは、この日がKIN11(2008・・28)だったからだろうか。 *本記事は2009年9月11日配信のメルマガ『Happy シンクロ Day

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          エジプトからの呼びかけ(4)

          「本当は〇〇だった」情報の本当の所

          1年くらい前だったろうか、「ヒマラヤのチベットに400年に一度咲くマハメル(宝塔花)」という画像がSNS上で出回った時期があった。知人の中にも驚いたり感動したりしながらシェアしている方がいたものの、私はひと目見て不自然さを感じた。 確かに、ヒマラヤとかチベットというエリアには今も神秘性が残っていて、未知なるものがありそうだと期待させる雰囲気がある。しかも、視覚的にインパクトのある咲き方をしている花と「400年に一度」と言う希少性、そして「宝塔花」という名前が強烈に「ありがた

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          『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』出版記念イベント

          パレンケから「赤の女王」(パカル王妃)が来日し日本を巡っているタイミングに共振して、新刊『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』がヒカルランドから2月下旬に発売されます! これを記念して、講演&サイン会を行います。『13の月の暦』入門書の更に一歩手前の「手びき書」的な側面を持つ本書には、こよみ屋のKOZOさんが「13の月の暦A3カレンダー」をベースに裏面を特別にデザインして下さった「特別仕様・付録カレンダー」が同封されます。 この付録の表側には「白い倍音の魔法使いの年」全

          『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』出版記念イベント

          「数」が持つ意味

          グレゴリオ暦年末から武内一忠先生の『真実の歴史』とTOLAND VLOGを通じて、古代巨石文明とペトログリフについて少しずつ学んでいるのだが、その文脈を理解するに当たってシュメールの神話にも触れる機会があった。 阿蘇の世界水まつりで武内先生とお会いした折、シュメールの神々に数字が割り当てられている事について問われたのだが、その時点では何も思い出せず、年が明けて暫く経ったタイミングで、ふと、高橋徹さんが『マヤの宇宙プロジェクトと失われた惑星』の中でシュメール神話についても触れ

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          エジプトからの呼びかけ(3)

          2008年2月27日(KIN10)は、早朝からハイドパークに向かった。かなり冷え込んではいたが、朝露に輝く緑とそこに彩りを添える桜、鳥のさえずり、天空高くにたなびく透き通った雲など、寒い季節ならではの澄み切った風景が、何とも美しい。警備の馬が蹄を鳴らして過ぎ行くのを心地良く聴きながら、バッキンガム宮殿まで朝の散歩を続ける。 冬服の衛兵が、仕掛け時計の人形のように、一定のテンポで行ったり来たりしている。交代の時間はもっと面白いらしいが、今回の目的は大英博物館なので、地下鉄で近

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