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小原大典「時のからだ」研究ノート

からだや意識の使い方をほんの少し変えるだけで、心身の自由度は大きく高まり、全く違ったやり方やものの見方が出来るようになります。日常のあらゆる場面で応用可能な多次元的視点を育て、直…
心身の自由度と生命力を高める身体技法や視点、考え方を紹介しつつ、それらを日常生活や旅先で実践的に活…
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記事一覧

「時間をはずした日」の回向

チベット仏教やボン教の法話に参加すると、最後に必ず回向の祈りを唱える機会が設けられる。「回向(えこう)」とは、「自ら修めた善行の功徳が、他に巡り及ぶのを期すること」を意味するので、法話に参加することで積まれた功徳が、他の存在に巡るよう祈る訳だ。 その意味については理解していたつもりだったが、ボン教の修行者で、経典の邦訳やゾクチェン瞑想の普及にも尽力されている友人・箱寺孝彦さんの『ゾクチェン瞑想マニュアル』の中で、「回向すれば積んだ功徳は失われない」というニュアンスの文章を目

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左右差の鍵は逆にあり

6月中旬に身体の使い方や意識の置き方に関して、かなり大きな気づきがあったので、それについて記しておこうと思う。自分の発見をメモしておくということ以上に、身体の左右差が気になっている多くの方にとって、それを解決するヒントになるかもしれない、という気持ちもあるからだ。 コロナ禍以降の私のトレーニングは、【Do more with less】に書いた通り、より時間をかけず、より限られたスペースでも出来て、心身の状態をより高度に高められるもの、という方針で進めて来た。 意図的に運

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令和6年と「19」の預言

今日、7月6日は、ダライ・ラマ法王14世(KIN14)の89回目の誕生日であり、「13の月の暦」の365日暦では宇宙の月10日に当たっていた。この日に対応するサイ時間単位は常にKIN247(13・手)で、今年はそこに260日暦のKIN259(12・嵐)がシンクロしていた。 「テレクトノン」ボードで10日の所に「マヤ マホメット パカル・ヴォタンのテレクトノン」と記されているのは、毎月の10日がマヤ長期暦の「バクトゥン10」に対応し、同時代に旧大陸ではマホメットが、新大陸では

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エジプトからの呼びかけ(9)

カルナックの第1塔門へと導くスフィンクス参道は、最初少し下り気味に傾斜しているので、第2塔門の辺りまで人が溢れている様子が見て取れる。人波に飲まれるようにして進んで行くと、大列柱室の巨大な柱の数々が眼前に迫って来て、その迫力に圧倒される。しかし、ガイドのムハンマドは、その途中で側面から外側に出て、外壁面にあるセティ1世勝利のレリーフの説明をした後、思いがけない方向に歩き始めた。 *本記事は2010年7月30日配信のメルマガ『Happy シンクロ Days♪』Vol.30に掲

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パカル王翡翠仮面との奇跡の出会い

6月23日は「13の月の暦」だと水晶の月25日、KIN246(白い水晶の世界の橋渡し)に当たっていて、13日に一度巡ってくる「水晶の円卓の日」(上座下座なく体験を共有する日)であっただけでなく、月日の「銀河の音」が12(水晶)で共鳴する「魔術の亀の日」でもあり、ある意味「大いなる円卓の日」とでも呼べるような1日だった。 水晶の月23日(夏至)から25日までの3日間のサイ時間単位は、私がパカル王墓を訪れた年&日と同じKIN149(赤い律動の月)で、その時にパレンケに私を導いて

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ソンビ魚は死んだまま泳ぐ

5/27(KIN219)にXで見かけたこの動画と、そこに添えられた僅か一行のコメントは、私に大きなインスピレーションをもたらした。ひとつは、断食明けで重力と運動との関係性について得た気づきを確信させるものとして、もう一つは、ゾクチェンの自発的完成性や混沌から秩序が形成されるプロセスに対するモデルとして。 もちろん、水の結晶が意識の状態に応答するという実験や、「13の月の暦」を通じた多様な時間体験を重ねて来た私が「時間結晶」という言葉に惹きつけられたのは言うまでもない。しかし

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エジプトからの呼びかけ(8)

ダライ・ラマ法王14世の102回目の銀河の誕生日となるKIN14(2008・3・3)、私達は、クルーズ船に横付けされたミニボートでルクソールの西岸へと向かった。真っ青な空とのコントラストが美しい岩山の麓にハトシェプスト女王葬祭殿を訪ねた後、いよいよ「王家の谷」へ。 現時点で60以上の墳墓が確認されているものの、遺跡保護のため、観光者が入れるものは限られていて、1回の入場では最大4つ(ツタンカーメンを別枠として他に3つ)までしか見られないという仕組みになっているらしい。 *

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主体性の周波数13:20

新刊『自分で感じ、自分で決める13の月の暦』の出版記念講演を各地で行った時に、衝撃をもって受けとめたことがあった。巻末に参考サイトのQRコードが集めてあるページからパン・ジャパン・ライブラリーに飛び、そこから「誕生キン計算サイト」を使って自分の誕生キンを導いてみる、という作業をやってみたところ、想像を超える比率でそれに難儀する方がいらしたのだ。 確かに、スマホやブラウザの種類によって見え方が違ったり(銀河の音が表示されないケースなど)、スマホに慣れていない世代の方が一定数い

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ものごとを見極める「包括的視点」を磨く

コロナ禍中に政府の主導で強引に推し進められた新型コロナワクチンの接種は2021年から始められ、およそ丸3年が経過した2024年3月31日になって、ようやく全額公費による接種が終了した。 この間、「副反応」という誤魔化し用語では到底済まされないような激しい副作用が各所から報告され、海外でも訴訟などが起こっていたが、日本の大手メディアがそうした事実を表立って報じるようになったのは、随分後になってからだった。探し方次第で幾らでも見つかるが、以下、異なるタイミングと製薬会社に関する

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イメージを用いないグラウディング

ヨガや瞑想がビジネスシーンでも取り入れられるようになったことで、グラウディングとかアーシングという言葉も、以前に比べれば、割と一般的に使われるようになって来た印象がある。 おおよそ「地に足をつける」「重心を下ろす」「気を下ろす」「気持ちを落ち着ける」的な意味合いで用いられているようだが、どうも”グラウディング”という言葉やイメージだけが一人歩きしているような感じで、実際にグラウディングできている人というのは意外と少ない気もする。 そう思う理由はいくつかあるのだが、例えば、

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エジプトからの呼びかけ(7)

KIN13(2008・3・2)。5時に起きて6時には出発という早朝モードで、エドフのホルス神殿へと向かう。同じスケジュールで動くクルーズ船が複数あるからか、入り口には、既に観光客が溜まっていて、開門を今か今かと待ちわびている。せっかくだからと、門が開くと同時にちょっとばかり走って(同じ船でいつも杖をついていたはずの女性が、杖なしで走っているのに気付いたりして驚きつつ)、有名なホルス像のところで一番乗りの記念撮影。そこから真っ直ぐ至聖所へ向かってまずは礼拝。 *本記事は201

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自分の動きを外側から見る習慣

天真体道瞑想クラスやシャンバラ書道などで天真柔操(準備体操)の時に号令をかけながら全体を見渡していると、一定の割合でかなりオリジナルな動きをする人がいるのに気付く。つまり、私の動きとは明らかに違う動きをしているのである。しかし、大抵の場合、本人にその自覚は無く、私と同じような動きをしているつもりであるらしいことが、次第に明らかになって来た。 イベントとか1回きりのワークで体験的に参加される方には、雰囲気を味わってもらえればそれで十分なので、細かいことは言わないのだが、定期的

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肘の激痛と腫れを取る実験

私は色々な意味で実験家である。といっても、別に実験装置の揃ったラボを持っている訳ではないし、論文を書くための実験をしている訳でもない。驚きに満ちた現象の背後にある仕組みを知り、それを活用できるようになりたいのと、そこから普遍的要素を抽出して、より多くの方にもその成果を活かしてもらいたいだけである。 それ故、私はできるだけお金を掛けず、日常生活の中で探究する方針を取り続けて来た。そういう手法の方が、ある面ではより科学的だと思っているからでもある。この方針なら、実験の機会は設定

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 「令和」は「13の月の暦」と響き続ける

昨日、クリカのnote【時間をはずした日の平成、元旦の令和】にも書いた通り、グレゴリオ暦の4月12日は、「13の月の暦」の365日暦だと「惑星の月9日」(10.9)になり、そのサイ時間は常にKIN188(6・星)となる。そして、このKIN188は元号「令和」が始まった2019年5月1日のキンでもある。 一方、「惑星の月9日」(G4/12)は「13の月の暦」の元旦である「磁気の月1日」(G7/26)からぴったり260日目に当たるので*、常にその年の元旦と同じキンが巡って来る

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