「すべてをはっきりと見る」という意識状態
10月13日に大阪チャクラで行われた【宇宙と繋がるスペシャルワーク】では、新しい驚きがいくつかあった。天真体道瞑想クラスの参加者が全員、ワカメ体操初体験ですぐに感じを掴んでしまったこともその一つだが、何より驚いたのは、「レインボー・i」ワークの中で遊びを兼ねてトライしてもらうベクトル平衡体の折りたたみ循環が、コツを教える前にできてしまった人がいたことだ。
現場でも、この動画のように私が実際にやってみせるのだが、何のアドバイスも無しに見ただけですぐに同じように動かせる人は殆どいない。簡単そうに見えて、実は結構難しいのだ。しばらくあれこれ試していると、同じ側にだけ折り畳める人はポツポツ出てくるのだが、前後に循環するように畳めた人は、大阪でのワークまで一人も居なかったのだ。
それだけに、短時間でいきなり出来てしまった人がいたのには相当驚かされた。しかし、私はその後の検証と考察を経て、今回のワークの構成にその鍵があったと思うに至った。そこから、改めて「見る」という行為の質や視線に対する理解を深めることができた。そこには、以前【全体性を捉える「観の目」の効用】にまとめた内容が深く関わっている。
いきなり出来てしまった方に、時間を空けてもう一度トライしてもらうと、今度は出来なくなってしまったのだ。私は、その瞬間にハッと気付かされたのだが、ご本人は出来た理由も出来なくなった理由も分からない様子であった。
ちなみに、私がアドバイスをした後には、それまで全く出来なかった人も含め、ほぼ全員が必ずできるようになる。なぜなら、それが実現する時の条件を、私は明確に理解していて、確認も出来るからだ。ほんのちょっとしたことなのだが、その要点を守れているかどうかが分からなければ、ずっと出来ないままか、偶発的にしか出来ないということになる。
これに絡んで思い出したことがある。「13の月の暦」提唱者のホゼ&ロイディーン・アグエイアス夫妻が来日していた頃、彼らはいつも、最初に「銀河の七方向への祈り」という祈りを唱えていた。その最初の一節「東にある光の家から 内なる知恵の夜明けがわき起こり わられはすべてをはっきりと見る」には、深い示唆が含まれているのである。「見る」という行為の質は、心身全体の状態と密接に関わっているのだ。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?