見出し画像

美味しいお店の見つけ方

私は子供の頃から食に対する執着があまり無かった上、別にグルメという訳でも無いので、この年まで「どこどこの何々が美味しい」という情報についても気にしないまま生きて来た。しかし、どこかで外食するに当たって、同じ代金を支払うのなら、味もサービスも良いお店の方が嬉しいのは当たり前である。

また、よく知らない土地や街を訪れるなら、観光客相手のようなお店ではなく、地元の人が日常的に使っているお店の方に私は魅力を感じる。要は、花より団子(装飾より実質的な美味しさ)ということだが、私がピンと来るお店は大抵、独特の味わいがありながらも清潔さがあって、働いている人も素晴らしいという共通点がある。

というか、そういうところでないと波長が合わないのだと思う。例えば、味がどんなに素晴らしくても、あまりに凝り性でこだわり強めな人がやっているお店は居心地が良くないし、「また行ってみたい」という気持ちにもならないものだ。そういう意味で、私が言う「美味しいお店」というのは、「感性の合うお店」ということになるだろう。

つまり、私がここで書こうとしているのは、「誰にとっても美味しいお店の見つけ方」ではなく、「自分の感性に合う美味しいお店の見つけ方」ということになる。ただ、私の感性はさほど偏ったものではないと思う。なぜなら、妻と意見が食い違うことは殆ど無いし、通い始めた当初はまだ世間に知られていなかったお店が、後に食べログ100名店などに入るという現象も結構あるからだ。

さて、前置きはこれくらいにして、本題に入ろう。どうしたら「自分の感性に合う美味しいお店」を見つけられるのだろうか?

ここから先は

2,370字 / 1画像

¥ 300

この記事が参加している募集

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?