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やさしいかぎづめ

 朝、パソコンを立ち上げ、メールをチェックしていると、サっと鳥影が射した気がして、視線を窓に移す。桜の花びらはすっかり散ってしまった外は、ぽかぽかとあたたかい。  少し早いけど、文庫(小さな箱を外に設置し、無料で本の貸出を行っている)の設置をするために1階に降りてみると、3歳くらいのおとこの子とお母さんが、設置前でまだ何も入っていない箱に、チョークで何やら描いていた。  「おはようございます。すぐに準備しますね」よかった、早めに降りてきて。鳥影、すご。  すると、おとこの子が

    • あわい

      デイリー手帳を使い始めて3年になる。クライアントと打ち合わせなんかする時に、「なんとなくカッコよかったりするよね」という中3レベルの理由で始めたのだが、打ち合わせ相手は手帳なんてほとんど気にしてはいない(実際に「その手帳いいですね」なんて言われたことはない、、)当然『デイリー』なので1日1ページ分、振り分けられているわけで。もちろん、そう毎日毎日仕事で打ち合わせがあるわけでもなく、アイデアをメモしたくても、ノージーや遠松エイジみたいに、ヒラメキっぱな!ということも残念ながらな

      • 出会うことがない出会い

        リトルフリーライブラリーという活動をしている。小さな箱を道端(敷地内)に設置して、その中に本を入れておく。その本は誰でも自由に借りることができる。無期限だから好きなときに返してくれたらそれでいい。一声かけなくてもいいし、サインもしなくていい。いい意味での放置プレイ。貸し出している本はちゃんと返して欲しいけど、(無期限なもんだから)それがカリパクなのか、エンパクなのかの判断さえできない、、 そんなことを始めて10ヶ月くらい経つと、いくら【顔を合わせない取り組み】とはいえ、いろ

        • 「ぜ」の呪文

          基本的に弱音や相談事はしない(グチは別だけど)ようにしている。大抵のことだったら自分で解決できるし、いままでもそうしてきた。たぶん、自分の弱み的な部分を見られるようでイヤなのかもしれない。もしくは、自分の考えが否定されるのを怖がっているだけなのかもしれない。よくまわりのひとからは「私はあなたみたいに強くない、」って言われることがある。でも私は、まったくもって強い人間なんかではない。死ぬほど落ち込むし、嫌なことを考え始めたらまったく眠れなくなる。眠れなくなると、早く寝なきゃ、と

        やさしいかぎづめ

          高尚な生涯、ってなんだ?

          《人がオススメしている本を読みたくなる》ってこと、たまにありますよね。たとえばその本が(版権切れのため)青空文庫とかで無料で読むことが出来るとしたら。そんなことがあったお話。 もちろん読んでみました。が、これがまた難しいんです。難しいというか、ものすごくとっつきにくくて。なんていっても130年くらい前に行われた、とある講演を書き起こしたものなんです。日本はまだ明治、中国がまだ清の時代。。130年前に講演したのは、日本のキリスト教思想家で《内村鑑三》というひと。演目は『後世への

          高尚な生涯、ってなんだ?

          はじめに よりもはじめに書いてる はじめに

          会社のメンバーと、ある企画をやってみた。その企画を簡単に説明すると、『遠く離れたとある本屋さんで自分が影響を受けた本を(中古として)売ってみる』ということ。どうせなら、オリジナルの帯をつくろうということに。私も4冊選書し、うち1冊が『岩田さん』という本だった。 「帯、どうしようかなぁ」と考えてるうちに、たくさん言いたいことが浮かんできたので、もうこれは文章にしてしまおう。と。本にはよく本文に入るまえに《はじめに》というエピローグがあるが、それよりもさきに《はじめに》を書いて

          はじめに よりもはじめに書いてる はじめに