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公認会計士。大手監査法人にて、上場会社の監査、上場アドバイザリーなどを経験。 その後、…

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公認会計士。大手監査法人にて、上場会社の監査、上場アドバイザリーなどを経験。 その後、一般企業に転職。

最近の記事

【書評】反応しない練習

今回は、名著の紹介です。 いつもは3点に絞って、感想を書いているのですが、3点では収まりきれないため、分量多めになっています。ご了承ください。 1. 妄想妄想を抜ける秘訣を「本邦初公開」しましょう。それは、「妄想している状態」と「妄想以外の状態」とを区別することです。 たとえば今、目を閉じてみます。目の前に見える暗がりに、何かを思い浮かべてください。今朝食べたものや、テレビで見た映像など、なんでも想像してみてください。 次に、目をぱっちりと開いて、前を見ます。部屋の中や外の

    • 【書評】 大人はもっと遊びなさい  仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方

      今回も本の感想を書いていきます! 私は確かに多くの遊びを経験してはいるが、どれ一つとっても頂点を極めようと思ったことはない。 たとえば、ゴルフは長年続けている遊びだが、シングルではないし、それを目指してもいない。プラモデルづくりも好きだが、しかし、未完成のまま放置してあるプラモデルの数は、完成させたものの数よりはるかに多い。 それでも、ゴルフもプラモデルづくりも好きだから、断続的に続けている。 繰り返しになるが、遊びだからそれでいいのだ。もう一度言う。遊びはチャラくていいの

      • 【書評】失敗の本質―日本軍の組織論的研究

        今回も印象に残った内容3つとその感想を述べていきます。 1.教育 いかに要領よく整理、記憶するかがキャリア形成のポイントである教育では、戦闘が平時の訓練のように決まったシナリオで展開していく場合にはよいが、不確実性の高い状況下で独自の判断を迫られるようになってくると、十分に機能しなくなるだろう。 日本の受験のように答えが決まっている問いで高得点をとることを目指してばかりだと、なかなか独自の判断を養うことは難しいですね。。 答えが決まっていない問いに対して、いかに自分で論

        • 【書評】本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方

          印象に残った文章とそれに対する感想を述べていきます! 偉い人だったり、気を使わなければならない相手だったりすると、恐がって、うまく話せなくなってしまう。これは「プライド」からくるものだ。 相手に悪く思われたらどうしよう、アホだと思われたらどうしようとか、そう思って話せなくなるのだ。 プライドの中に引きこもることで、弱い自分を守ろうとする。そうして得られるものはほとんどない。 偉い人がいると、とたんに話しづらくなるのはプライドが邪魔してるかなと思いました。 どう思われるかは

        【書評】反応しない練習

        • 【書評】 大人はもっと遊びなさい  仕事と人生を変えるオフタイムの過ごし方

        • 【書評】失敗の本質―日本軍の組織論的研究

        • 【書評】本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方

          【書評】論語と算盤

          気になったポイントとそれに対する感想を書いていきます! ・争いは良いか、悪いかについて 正しい道を進んで行こうとすれば、争いを避けることは絶対にできないものだ。 人間はいかに人格が円満でも、どこかに角がなければならない。 志があればこそ、それに反する状況となれば争いも辞さない覚悟がいると教えてくれます。 ・細心にして大胆であれ 細かいことにこだわり、一部分のことだけに没頭してしまうと、作ったきまりに触れないかビクビクしたり、あるいはその決まりにのっとっていればよいと満足

          【書評】論語と算盤

          【書評】黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える

          著者の成毛さんは、最近Newspicksでお目にかかり、話がとっても面白いので本を購入しました。 日本の大人はインプット過多だ、アウトプットが不足している、とのご指摘は自分に照らして最もだと感じました。 消化不良を起こして健康に良くないと。 またアウトプットが不足している人間は魅力がない(ように見える)、何を考えているか分からない。だからアウトプット不足は損をする。 というのも、魅力がある成毛さんかおっしゃると説得力があります。 そういうわけで、今回久しぶりにアウトプッ

          【書評】黄金のアウトプット術 インプットした情報を「お金」に変える

          【書評】具体抽象トレーニング

          具体と抽象を行き来して、新しい発想をする。 具体例を具体例に終わらせず、そこからなんらかの抽象概念(共通するもの、他に応用できるもの)を導けるかが大事だと言っています。 先人や今活躍されている人が実際に辿った経緯は、その人固有の具体的なものであり、それをそのまま真似ることは難しいし、あまり意味のあることではありません。 しかし、その経緯を抽象化し、それを自分なりの具体的なものに落とし込むことにより、自身の生活に生かせるようになるのではないでしょうか。

          【書評】具体抽象トレーニング

          【書評】ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく

          「夢中は努力に勝てない」という言葉を何かの記事で見て、確かにそうかもと思い、何か関連する本がないかと探して見つけた本です。 努力には限界があるけど、夢中になっていればそれは苦しいことでもなく、楽しく続けられる。 楽しいからアイデアも沸いてくる。 ご飯が食べれるぐらいお金があるなら、できるだけ仕事でも夢中になれることをやっていきたい。 結果的にそれが周りの人たちの幸せに繋がればいいなと感じました。

          【書評】ゼロ 何もない自分に小さなイチを足していく

          「大戸屋」に見るBSPL

          今、コロワイドからTOBを仕掛けられている大戸屋ホールディングス。 どんな会社か、財務的な視点から調べてみました。 有形固定資産に注目ここで注目なのが有形固定資産と純資産の関係です。有形固定資産は現預金、売掛金、敷金と違い、使用期間に応じて費用として計上されるものです。 さらにこの有形固定資産、将来の稼ぐ力がなくなると、一時に費用処理(減損)する必要が出てきます。 かなり単純化しますが、有形固定資産が全て費用となると純資産が5億円しか残りません。 収益を継続して生み

          「大戸屋」に見るBSPL