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ちょっとお金がある時にうっかり飲食店を始めたIT経営者の失敗と成功

2014年くらいだったと思います。
当時、IT(SEO中心のWEB集客支援事業)の会社を経営していてそこそこ利益が出ていた時のお話です。

千葉県は船橋にオフィスがあって社員数は20人弱。
内部留保がそこそこあり、元々飲食が好きなこともあり、食べ歩きが好きな僕は飲食店を経営したくなりました。
きっかけは某店で食べた銀糸巻と呼ばれる揚げパンです。
外はカリッとしていてなかはふわっと。某店で食べたそれがとっても美味しかったのですが、このパンをメインに出せたら流行ると思ったんです。
このパンを食べたお店は高級中華のお店でディナーだと最低でも20,000円以上する高級店。
他に色々探したけどこのパンを食べれるお店は首都圏に殆どない。(中華街に少し)

そう。世の中にはまだこの銀糸巻は知られていない。

これはチャンスだと思って、当時の会社役員や、一緒にお店をやってもいいといってくれた店長候補の友人を引き連れてみんなで食べにいき、皆を説得してお店を出すことになりました。(だいぶ端折りましたが)

お店は当時会社があった船橋駅から徒歩7−8分くらいの空中階。
当時の僕といえば飲食店は素人すぎて、路面店と空中階のお店の良し悪しすら理解していませんでした。(今だったら絶対にえらばない立地です。)

30坪くらいのお店だったと思います。
当時の店長と一緒に手書きで図面を書くところから始め、工事業者が決まり、スケルトンから3ヶ月くらいでお店ができて行くのはみていてとても楽しみで、胸躍る感じでした。

スケルトンの写真

スケルトンの写真が残っていましたが、懐かしいですね(笑)
採用も非常に順調で、アルバイトの募集はマイナビに頼んだ気がします。
オープニングスタッフと言うのは結構人が集まるんですね。
20名-30名くらい集まればいいかなーと思っていたのですが、一番安いプランで150人くらい応募がありました。
結構ありえないくらい集まったのですが、飲食店経営素人だったためそんなもんかなーなんて考えていました。
(後から聞いた所、マイナビの千葉県記録を更新したとかしないとか。)

30坪のカフェアンドバーの誕生です。
確かざっくり1,400万円くらいかかったと思います。

工事も色々とありましたが、ようやくオープンしオープン日は友人知人を招いての有料レセプションでかなりのお客様がきて下さって、売り上げも初日はもちろん上々。

これは儲かるぞ!

そう思った二日目・・・ランチのお客様はわずか数人。
ここから飲食店経営の難しさを思い知って行くのです。

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