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千駄ヶ谷におしゃれトイレ発見!鎮座するはやっぱり将棋の駒?

 東京はJR千駄ヶ谷駅。2020年のオリンピック&パラには、さぞや込み合う注目の駅だったはずだ。だからか、大規模な改修工事もされていた。その駅前ロータリーの一角に、いつのまにやらどーんとコンクリートの塊のような物体が出現していた。恐る恐る覗いてみたら・・・・・そこはなんともこじゃれた公衆トイレだったのだ。

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コンクリート要塞は公衆トイレ!

 地下鉄の出口にぴったりとくっついて存在するコンクリートの箱。その狭い空間に、まずは入っていいのか、そこから躊躇する。まさに要塞みたいでしかも浮いているよう。

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 近づいてみると壁面に小さな男女のピクトグラム。そこでようやく公衆トイレだとわかる。

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 扉もない入り口がひとつだけ。一瞬たじろぐが、どうやら右が男性用で左が女性用らしい。

コンクリートx木x真鍮、絶妙な空間演出

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 足を踏み入れると飛び込んでくるのが、高い天井部分から差す光。メインの明かりはこれだけらしい。そして片側に個室が並んでいる。

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 個室には木が使われ、それぞれに真鍮の照明器具があしらわれている。無機質なグレーのコンクリートと深い色合いの木目、アンティーク調の真鍮と、素材と色合いは絶妙なマッチングだ。

 高級ホテルの中、と言われても過言ではないと思える

千駄ヶ谷と言えばの遊び心が

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 利用するのにちょっと緊張してしまいそうなほど、センスあふれる公衆トイレだが、手洗いスペースを見上げてみると・・・頭上に何やらトイレに不釣り合いなものがある。

 そう、将棋の駒。

 千駄ヶ谷と言えば、将棋に詳しくない人でもニュースなどで聞いたことがあるに違いない、あの将棋会館がある。駅から数分のところだ。

 ゆかりの駅の公衆施設として設置したのだろうか。粋な計らいにはちょっと気持ちも和む。

増えるおしゃれな公共施設

 都内では近年デザイナーや建築家が公衆トイレを設計して、中にはかなり奇抜なアイディアで話題にもなっている。

 こちらはそれらの企画とは別途で、建築家・谷尻誠氏引き入るSUPPOSE DESIGN OFFICEがデザインを手がけたものだ。

 どちらにしろ一連の公共物がおしゃれになって、多くの人が気分よく使えるのはとても歓迎すべきこと。価値あるものになってほしいし、私たちも大切にしたい。

 興味の方はぜひ利用してみて欲しい。

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SUPPOSE DESIGN OFFICE  https://suppose.jp/works/%e5%8d%83%e9%a7%84%e3%83%b6%e8%b0%b7%e9%a7%85%e5%89%8d%e5%85%ac%e8%a1%86%e3%83%88%e3%82%a4%e3%83%ac/



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