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ロシア語VTuberがめちゃくちゃ面白ことになってるからマジで語らせてくれ


VTuberライフ楽しんでます?

私はアイちゃんを応援したり、海外のVTuber情報を呪われたように追いかけています。もちろんホロライブもガチファンほどではないですが、ほどほどに視聴しています。


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ホロライブすごいですよね。#花咲くホロライブすさまじい勢いで世界トレンド入りしたり、ホロライブENの第2回目のオーディションの開催されたり、ホロライブ・オルタナティブなどワクワクする事が途切れることなく供給されて、良い意味で大変です。海外でも鰻登りという言葉通りに人気が急上昇して、一時期検索ワードHololiveがVTuberを上回るという現象さえおきています。

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ホロライブのチャットコメントは、redditの有志による分析によると、少なくても8%、多いところでは約50%が英語コメントなのだそうです。

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その中で一際、異色を放つコメント構成になっているVTuberがいます。ホロライブ5期生の獅白ぼたんさんです。なんとロシア語が13%! なぜロシアで獅白ぼたんさんが人気なのかは、デザインのおかげ説デビュー配信の背景が話題になった説地球ちゃんが紹介した説ロシアファンへの対応に愛がある説など、ロシアでも議論されるほど理由が定かではないです。

さて、そんな獅白ぼたんさんが人気のロシア、VTuber事情はどうなっているのでしょうか? 私は今ロシアのVTuber関係が最高に熱いと考えています。


1分で分るロシア語バーチャルYouTuberの歴史紹介

ロシア語VTuberが面白いを語る前に、どうしても紹介しておきたいロシア語バーチャルYouTuberが3名います。彼女たちは黎明期からバーチャYouTuberをはじめたロシアのレジェンドです。

皆さん、最古のロシア語バーチャルYouTuberと言われれば、どなたを思い浮かべますか?古のバーチャルYouTuberオタクなら地球ちゃんと答えるかもしれません。いまは削除されて見れませんが、バーチャルYouTuberよくばりセットで紹介された事がありました。補足しておくと元ネタはインタネットミームのEarth-chanです。

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実は最古のロシア語バーチャルYouTuberは地球ちゃんではありません。最古のロシア語バーチャルYouTuberはAlina Viさんです。たぶん誰も知らないと思います。私もキズナアイさんがブームになりはじめてから、初めて存在に気づいたぐらいです。彼女はキズナアイさんが配信をはじめた初期の頃、2017年3月に"バーチャルYouTuber"をはじめて、認識されずに両方の意味で死んでしまった最古のバーチャルYouTuberなのです。これだけははっきりと真実を伝えたかった。

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どうしても紹介しておきたい3人目は、Yumeiro Yumemiさんです。彼女はロシア語、英語、日本語のトリリンガルなVTuber。日本のアニメが好きで、声優に興味があるカワイイ女の子です。トニカクカワイイのです。知り合いに勧めたら僕よりドハマリさせるぐらいにカワイイのです。ロシアのVTuber愛好家からも間違いなく愛されているレジェンドです。

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ロシアのVTuberはどうなっているのか?

さてそろそろロシアのVTuber事情を話していきます。2021年4月24日確認時点でのロシア語VTuberは200名、チャンネル登録者数は小さいもので数名だったり、数千名だったりといった感じです。

では登録者数でTop5を紹介していきます。

5位 Alina Witch (1.19万人)

ドッ直球シモネタからドラマ仕立てのダークジョークまで、やべー方向にキレッキレの動画をあげるAlinaさん。VTuberとして初めて投稿した動画は、服の予算が足りないから全裸、さらにそのまま寄付をつのるというパンチの効きすぎたデビュー。1分以内の動画も多く、英語・日本語にも対応してるので軽率に見て下さい!VK

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4位 FRUFRU PROJECT の FruFruチャンネル (2.86万人) 

悪魔ハンターのAoi、KFCが大好き悪魔のNoel、チョコレートとみかんが大好きな子猫のNana、面白くて親切で忍耐強い茂みのEvaの4人で結成された、ロシアで初めてのグループFruFruVTubersです。箱だけでなく、外のVTuberともコラボしていたりします。VK

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3位 WePlanet所属 Planya (8.35万人) 

美声ロシア語の歌ってみたをあげたりするジョーク好きなAIVTuberのPlanyaさん。キズナアイやホロライブのようなプロになるという目標を持っていて、その志の強さはロシア語のオリジナルソング「Button Onlineからもうかがえます。3Dで活動していたのに、2Dデビューしたりと行動がとても奇抜です。裏は取れていませんがデビューは2018年11月で、2020年9月のWePlanet創立時から参加しています。個人的には一番目が離せない方です。Twitter

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2位 WePlanet所属 Mana Renewal (9.95万人)

もしかしたら見た目からピンときた人がいるかもしれません。Mana Renewalさんは先程紹介した地球ちゃんから転生したVTuberです。地球ちゃんの頃は、アヘ顔を解説したり、日本語を勉強したりと知識系VTuberでしたが、転生してからは、ホロライブIDのムーナさんとコラボしたり、歌ったりとVTuberとして精力的に活動されています。また先ほど紹介した地球ちゃん時代のホロライブ紹介動画で、VTuberとホロライブのかなり的確な分析ロシア語VTuberを意識したコミュニティ作りに言及。さらには「私達のコミュニティがホロライブみたいにすごすごになる。ホロライブよりもすごすごかも!(訳者による日本語字幕より)とかなりの熱意を感じさせ、将来を見据えていたのではと思います。ManaさんはロシアのVTuberのキーパーソンであることは間違いないです。 Twitter

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1位 OrkPodcaster (65.3万人)

先程ロシア語を話す最古のバーチャルYouTuberはAlinaさんと言いましたが、OrkPodcasterさんは2011年からバーチャル空間でアバターを使ってロシア語配信をしています。雪猫カゥルさんのようにアバターを使って配信をしていたら、時代が勝手に追いついた勢。見た目は怖いゴブリンですが、とても落ち着いていて、ゲームのレビューやニュースを配信しています。単語でいうとVirtual Video Bloger(VVloger)のニュアンスが近いかもしれません。周りの愛好家からロシアのVTuberだと勝手に評価されたり、ロシアのVTuberグループから参加しないかとお誘いがかかったが、我を貫き通している芯の強い方です。アバターの作成者は3Dモデラー兼VTuberのWits Khoさん。VK

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日本と比べるとロシア語VTuberはまだまだ少ないです。ですが2018年時点で3名だったロシア語VTuberは、3年で40倍、地球ちゃんのようなクオリティの高い3Dモデルでも超えなかった数十万クラス登録者数が、個人勢のロシア語アバター配信が存在するのは、とても快挙な事例です。比較対象としてあげると、韓国の企業系VTuberで登録者数のトップの세아でも7.32万人です。追記:(韓国のAPOKIさんがtiktokで200万人を達成してました)

ロシアにアニメ好きは沢山います。ですがロシアのVTuber視聴者は長期に渡り、ほんとうに増えませんでした。あまりに増えないため、ロシア国内で増えなかった理由を考察する記事がでるほどです。


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ですが、VTuberそのものの話題にふれていなかったかというと、そういうわけでもなく2017年4月頃には、すでにキズナアイさんがロシアのYouTuberに取り上げられていて、検索もされています。

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ロシア国内でVTuberとたくさん検索されるようになったのは2019年。2年もかかったわけです。この頃にはホロライブも検索されるようにもなりました。関連性があるかどうかはわかりませんが、この頃は赤井はあとさんや白上フブキさんの3D化など盛り上がりそうな話題が、ひっきりなしにありました。また2019年3月8日にFlynnFlyTaggartがVTuberについて解説した動画を投稿しています。

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そして2020年8月になると、獅白ぼたんさんを含むホロライブ5期生がデビューしています。それに引っ張られるようにVTuberの言葉にも注目が集まりました。ホロライブ5期生の貢献は絶大です。


そして2021年現在、ロシアでは月間でVTuberは10,000回Hololiveは25,000回ほど検索されるようになりました。検索量としては全然少ないですが、この一年間でVTuberは250倍Hololiveにいたっては550倍に伸びています。

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間違いなく、ロシアのVTuber視聴者は増え始めています。

有志がVTuber視聴サイト作成して、リアルタイムで配信を確認できます。FANDOMには母国語ロシアのグループや企業系VTuberのページもあります。


ロシアのグループと企業系VTuber

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VTuberがその国に定着するためには、VTuber配信者が増えることも重要ですが、クオリティの高い母国語VTuberを有した箱の存在です。アメリカでいうとHololiveENVShojoになります。実際HololiveENやVshojoが話題になるたびに、VTuberの言葉に注目が集まっています。

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本題はここからです。

ロシアでクオリティの高い母国語VTuberの箱が生まれ始めています。

しかもハイスピードでVTuberが続々デビューしています。


観測できた箱は3つ。


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1つ目はFRUFRU PROJECT (2020年4月30日結成)
詳細は先程書いたので省きます。このグループはロシア国内でVTuberに注目が集まりはじめた頃にグループを結成していて、トレンドに敏感で、行動の速さからも今後の活動に期待できます。活動当初はAoiさん一人でしたが、Noelさんが2020年8月に、Nanaさんが2020年10月に、Evaさんが2020年12月にと矢継ぎ早にデビューさせています。

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2つ目はWePlanet (2020年9月2日設立)
ロシアで初めてのVTuber企業のWePlanetです。ロシア語を話す高品質なVTuberをコミュニティにもたらすことなどを目標に掲げ、Manaさん、Planyaさんの2人で立ち上げました。配信スケジュールはしかっりと管理され、ファンコミュニティはVKだけでなく、discordにもあり2021年2月確認時点で5,000人近く参加しています。簡単に見ただけでも企業として信頼できるクオリティだと思います。また2021年1月30日にLilithさんがデビューしたかと思えば、記事を執筆している時にAminaさんがデビュー配信をしていました(マジかよ)。再生数も1日しか過ぎていないのに6,000再生と、ロシア特化しているのに、この再生数はすごいです。


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3つめはVOCALIVE (2021年1月8日設立)
今回の記事を書きたいと思わせてくれた企業です。
VOCALIVEはロシアで2番目に設立された企業です。英語の「Vocal」「Live」を組み合わせたVOCALIVEの創設者はKIRISHIBAさん。創設して2ヶ月もたっていないのに、個性が強くてクオリティの高い3DモデルVTuberが7人と2DモデルVTuberの合計8人も所属しています。ハッキリ言って頭がおかしいと思います。というか記事を書いてる途中に新しいVTuberがデビューしていました💢

さてこの企業はWePlanetと3ヶ月差で設立されて、まだ1ヶ月しか経っていませんが、うはっwwやばwwとなるポイントが盛り沢山でした。

ここがやばいよポイント①

KIRISHIBAさん

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Froggyさん

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Nesaga Micuneさん

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Blue Mondayさん

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ShounenGirlさん

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Shuraさん

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Daiersさん

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DINOさん

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HolyMaryさん

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この9枚の画像を見てお気づきだと思うが、ヤバイポイントは画面が完成されていることだ。日本の箱ではもはや当たり前かもしれないが、チャット欄・購読・アカウント・投げ銭など画面に写すべき情報がさも当たり前のように備わっているのである。言っておくが先程書いたようにロシアはVTuberがようやく盛り上がり始めたところだ。つまり盛り上がるもっと前から計画的に準備してきたわけである。かなりすごい。情報を掘り出してみた限りでは、もしかしたら2019年から仕込みをしていた可能性があります。
あと9枚の画像を見て、なんとなく個性が伝わってこないだろうか。VTuberはカワイイやケモミミなどの性癖を盛り込んだシンボルがポイントだ。それは備えていて当たり前なのだが、どことなくスクショ全てがキレイではないだろうか。なぜなら全てのVTuberの色が変にかぶることなく棲み分けされているからだと筆者は考えている。つまりデザイン力もヤバイのだ。

それを証明する場面がある。

KIRISHIBAさんのデビュー動画を見てほしい。

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情報がメチャクチャに整っている。性癖ポイントの紹介、キャラクターの色に込められた物語、設定、目標、何もかも完璧にデザインされている

ここがやばいよポイント②

これもまた先程の9枚のスクショからお察しの良い方は気づいているかもしれません。全員が自前でイラストをかけるのだ。デビューしたばかりで、1名だけ事実を確認できなかったが、間違いなくクリエイター集団の箱なのである。これはつよい


ここがやばいよポイント③

KIRISHIBAさん達のバックグラウンドがとても興味深いことです。何が興味深いか紹介したいのですが、これはVOCALIVEの家族のルールに私生活に関する情報を開示しないでくださいと書かれているため紹介しません。恐らく配信者に対してのルールですが、私もあえてこのルールに乗っ取らせてもらいます。あと興味本位で書いてしまうと、理解のない方が冷やかしにいく恐れもあるのでやめておきます。自分から言えることは、この方の情報を聞いた時にきっと面白い箱にしてくれるだろうと、本気で思わせてくれる内容でした。詳しくはKIRISHIBAさんのデビュー動画をGoogleLensで翻訳して見て下さい。すみません。


とにかくいろいろやばいポイントしかない

それぞれのVTuberの紹介も書きたかったのですが、面白いところがありすぎて、文章を考えている間にまたデビューして記事を書き直す羽目になりそうな恐怖を感じるので、ここまでにしておこうと思います。デビュー早い…ヤバい…。というかデビュー間もないので、まだ動画を見切れる量なので、興味のある方は僕のド下手な紹介文よりも見てもらったほうが良いです。

というかVOCALIVEしかべた褒めして終わってしまっているが、WePlanetもかなりヤバい。今見るかぎり他方との連携の話もちらほら出している。それにVTuber黎明期に活動を始めたManaさんもさることながら、Planyaさんのプロフィールも興味深く、ツイートをたどって見ると、アイちゃんへのひっそりとしたリスペクトが感じられる。そんなVTuberが普通で終わるわけがない、絶対ヤバい。その執念にも近いようなVTuberへのヤバい愛を達成しようとして、達成して、いまも配信を続けているヤバいVTuber達を何人も見てきました。というか何回ヤバいって言ったんだろ、世界ヤバい。

まだ5000文字しか書いてない。時間が無限にあれば、まだ語り足りないのでもっと書きたい。でも世界のVTuberが放っておいてくれないのだ。まだまだ面白い話題がたくさんあるのだ。

日本のVTuberも初期と比べると、個人でも世界に積極的に配信するVTuber達が次々と現れ始めている。そして今回のロシアの盛り上がりである。きっとDeniseさんのように交流したり、コラボしたり、もっと面白い世界が待っている。

VTuberの世界の未来は明るい!



MoguLive様からインタビューを受けました。


※2021/02/24 OrkPodcasterさんの紹介を修正。Thank you for Kiblod.


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追記: ロシアガチ勢が記事を書いてくれました(震え)




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