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映画「追憶」を観て

9月23日、「追憶」という映画を観た。2017年の日本映画で、降旗 康男監督の作品だ。

キャストは、四方篤役の岡田准一田所啓太役の小栗 旬川端悟役の柄本 佑。仁科涼子役の安藤 サクラなどである。

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あらすじは、
漁港で殺人事件が起き、刑事の四方篤、容疑者の田所啓太、被害者の川端悟が25年ぶりに再会する。
1992年、冬の能登半島。親に捨てられた13歳の少年、四方篤は同じような境遇の田所啓太、川端悟と出会い、軽食喫茶『ゆきわり草』を営む仁科涼子とその常連客である山形光男を慕い、家族のような生活を送っていた。しかし、涼子のかつての男・貴船が現れた日から幸せな日々は崩壊し始める。篤は涼子のささやかな幸せを守るためにある決意をする。そしてその事件をきっかけに3人は別れ別れになる。
それから25年、篤は富山県警捜査一課の敏腕刑事として活躍する一方で、幼い頃に捨てられた母親から金を無心されたり、妻とは流産を機に心がすれ違ったりの生活を送っている。ある日、ラーメン屋で偶然再会した悟に声をかけられ、25年ぶりの再会を果たした2人は遅くまで酒を酌み交わす。東京でガラス店を営む悟は資金繰りに困り、金策のために啓太に会いに来たという。しかし翌日、漁港に停められたレンタカーの傍で、血だらけの刺殺体として発見される悟。篤は悟との関係を周囲の人間に言い出せないまま捜査に加わり、輪島で働く啓太に単独行動で会いに行く。篤は事件を通して、過去の秘密に向き合うことになる。といった内容。

で、観終わっての感想。

なんだろう?映画を観たというより、2時間ドラマを見た感じ。

最初、役者の顔ぶれを見たときに、観る前にとても期待している自分がいた。
しかし、観終わって、映画を観たというより、TVの2時間ドラマを見たような空虚感に襲われた。
これは、期待しすぎた自分が悪い。
だから、色メガネで、映画を観てしまったと思う。

これだけの名役者を揃えたのに・・・

それにしても残念だったのは、そうそうたる役者を揃えながら、
イマイチ(←ごめんなさい)な、作品になってしまったことだ。
全然関係ないかもしれないが、Jリーグのヴィッセル神戸を思い出してしまった。選手一人ひとりは、いわゆる超一流なのに、チームでは結果が伴わない。
この作品も、俳優一人ひとりは名優なのに・・・という感じがボクはした。

ぐっと来たのは、田所の妻の無事出産の際の、医師への感謝の言葉くらいだった

この映画の中で、唯一グッと来たシーンがある。
田所の妻が、出産で病院に運ばれる。
そして、無事出産したことを医師から知らされた際に、田所が涙を流し、頭を下げ感謝するシーン。

自分は、そこだけだった。


この映画は何が伝えたかったのだろう。

ボクには、今ひとつわからなかった。

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