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aromaな話

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障がい児母に伝えたい希望のアロマ
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記事一覧

肌に触れることは脳に触れること

アロマセラピーの勉強すると「皮脳同根」という言葉に出会います。
私たちが誕生する際、受精卵が細胞分裂を繰り返して胚葉となった時、内胚葉、中胚葉、外胚葉の3つのパーツに分かれます。
内胚葉から消化器、呼吸器
中胚葉から骨格や筋肉
外胚葉から脳や神経、皮膚(表皮)
などが作られます。
脳と皮膚はどちらも元は外胚葉で根っこは同じということを表すのが「皮脳同根」です。
そのため、脳と皮膚は関係が深く、例え

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アロマトリートメントの魅力

アロマトリートメントというのは、天然精油配合のオイルを使って顔や身体をケアすることです。
(「マッサージ」は国家資格が必要な施術なのでその言葉を避けた表現です)
アロマトリートメントは、単にいい香りで癒されるリラクゼーションというだけではありません。
次のようなメカニズムで、私たちの心と身体を整えることができます。

1.鼻から脳へ
鼻の粘膜でとらえられた香りの分子が、嗅細胞、嗅神経を経て、電気信

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オキシトシンを増やそう!

「愛情ホルモン」と言われる脳内ホルモンのオキシトシン。
人間関係を円滑にするだけでなく、ストレスの緩和など、様々な嬉しい機能があります。
私は元々は自閉症の改善効果に興味があったのだけど、美容にも健康にも役立つとなると、息子だけじゃなくて私にも必要!
いや、むしろ、私にこそ必要!!
というわけで、オキシトシンはどうやったら増えるのか紹介します。

〇親しい人、仲のいい人と触れ合う。
家族や友達、恋

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サンゴ礁を守るオイルの話

アロマトリートメントする時に使うオイルは、自分でキャリアオイルに好みや目的に合わせた精油をブレンドして作る方も多いと思いますが、私はトリートメント用に作られた既製品を使っています。
ソーシャルアロマセラピストの養成や活動サポートをしているNPO法人海空太陽のオリジナル商品、タッチオイルの《relax》と《refresh》です。
このオイルには石垣島産の原料がたくさん使われていますが、注目は月桃(ゲ

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ソーシャルアロマセラピスト®

アロマなんて、セレブの贅沢だから無縁!そう思っていた私がアロマに興味を持った時に出会ったのが社会に役立つアロマセラピーを実践する、「ソーシャルアロマセラピスト®」だった。
美容に役立つとか、癒しとか、そんなイメージが強いアロマセラピー。でも、それだけではなく、地域や環境、高齢者のQOLの向上、障がい者自立支援などに活用することができるアロマ。
自分のためではなく、息子のためにアロマを知りたいと思っ

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脳内ホルモン「オキシトシン」

私がアロマを始めるきっかけは、自閉症改善効果があるというオキシトシンに興味をもったから。
では、「オキシトシン」って何なのか?
オキシトシンは元々は出産や授乳に関わる女性ホルモンと思われていたけど、実は男性や子どもにもあり、別名「愛情ホルモン」と呼ばれる脳内ホルモン(脳の神経伝達物質)としての働きがあることが分かったそう。

オキシトシンの主な働き
〇ストレスの緩和…精神的ストレス、身体的ストレス

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発達障がいとアロマセラピー

そもそもアロマセラピーなんてものは優雅なセレブがお金と時間を惜しみなく使って体験する贅沢だと思っていた。
重度自閉症の息子を持つ母として、お金や時間はもちろん、それらを自分のために使おうという気持ちの余裕なんかあるわけない。
だから、のちに師匠となるアロマスクールの先生と知り合っても、まったく興味は湧かなかった。

でも、ある時、ふと思いつく。
程度は違っても、発達障がいは生まれつきの脳機能の障が

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