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勇気

ひきこもりから家を出す方法という小説を読み終えた。ここでは無理やりかもしれないがエンカウンターとスーパービジョンについて考えたい。

いろんなキーワードを最初に決めて読んだが全ての答えが載っていたような気がする。小説を読んだら感性が良くなる、感動すると言われるが、なかなかそういう本とは出会えず、難しいという感想でうめつくされる。

キーワードを最初に決めると、その答えになりそうな事を見つけては、答えを考える。その間も登場人物の心の描写は描かれる。話は進む。だけど私は私の考えをぶつける、流れに逆らう感じ。だから、私の心も揺れて感動というのかはわからないが、何かすごい共感できた。

今回の、ひきこもりから家を出す方法では一番はエンカウンターグループについて何かヒントがほしいと思っていた。

誰かが、思いをぶちまけて言わなくていいことまで言ってしまうことがある。その返答もまた本心が言われることがある。

例えば、過去にいろいろあり、ある人が人が怖いと感情をぶちまけてしまう。それへの返答が実は私も過去に傷ついたことがありますという打ち明ける話になる。

そこには信頼はできていたが、それでも傷つけ合ったことは心に残る。

だけど信頼が勝ってれば、それがキーワードとして、その人の理解に繋がるし、今後、勇気も出る。

もし、傷つけたことが勝ってもいつかは、その時の信頼について考えることはあると思う。

どっちにしても成長に繋がる。お互いに。

ありがとうとごめんなさいはやっぱり似ているんだなと思った。

あるアニメで、小さな子どもがボロボロになりながら戦ってるヒーローに何かを伝えないとと思う場面。

小さな子どもが、助けてくれた人に、まだごめんとありがとうを言ってないんだ、大丈夫かなと第3者に泣きながら言う。

それはごめんなさいと戦ってる人に何度も心で伝えていたと思う。

それに対して第3者は、やられるつもりないからボロボロになってるんだ。だけど、私は勝手なことをしたから叱らないといけない。だから、できれば、ありがとうの方に気持ちを込めて言ってあげてくれと伝えていた。

その子どもの話が、例えば打ち明けた本心の話しの部分とすれば、そういう見方をすれば、子どもを通して、3人の信頼関係は深まり、戦っていた人、叱る人はお互いに成長すると思いました。

無理やりですが、社会福祉士で言うエンカウンターグループをしてからのスーパービジョンをしたのではないかと勝手に思いました。

これらの話に共通することは、皆が勇気を持ったということだと思います。勇気が生まれる瞬間を本で学べた気がしました。