青海老

どうしようもない話をして、「で、なんだったんだっけ?」と聞かれて、またどうしようもない…

青海老

どうしようもない話をして、「で、なんだったんだっけ?」と聞かれて、またどうしようもない話をする。そういう徳を積んでいきたい。ヒエラルキーのピラミッドの外側で、砂遊びをしながらみんなが頑張るのを眺めていたい。不定期に更新します

マガジン

  • えええっせい

    おおよそ1,000文字前後の、友達同士の雑談のような文字列

最近の記事

我々はなぜ日記が続かないのか。その謎を求めて我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった

日記を書きたくね~~~と思った。というか、書きたくない。このnoteではなく、文字通りの自分だけの日記。 現在退職して、有給休暇消化中という人生で後何度迎えられるか分からない夏休み(春なんだけどね)を謳歌中だ。でも決してヒマー、というワケではなく、それなりにやることはある。次の仕事の準備とか、趣味とか。 勤め人だった頃は、毎日ではないにせよ時間を作って日記を書いていた。逆に言えば、時間があれば日記をさかのぼってちゃんと書くようにしていた。それこそ、Outlook(共有カレ

    • 「人は見た目で判断してはいけない」というのは結構ムリがあるのではないか(東北新社と総務省の問題を受けて)

      時事ネタになってしまうのだが、東北新社が総務省幹部への接待を行っていた問題について少し触れたい。と言っても、別に総理大臣の息子だから云々……という議論をするつもりはない。今回書いておきたいのは、 「人を見た目で判断してはいけない」 という文言は、真摯に実践するとワリに合わないのではないか、ということである。もちろん、異論はあるだろう。 考えの発端はビートたけし(今は北野武と言ったほうがよいのか?)が、件の人物の写真に対して「クラブで麻薬で捕まったやつかと思った」とコメン

      • ドレスコード:オシャレになってから服屋に行きます

         弊社にも文明化の波が来た! その名も、「ドレスコード撤廃!」 乗るしかない、このビッグ・ウェーブに……転覆の未来が見える。  オフィスでキラキラした女性を見る。弊社、なんでか知らないけれど総合職でも美人の女性が多い。モデルさんかな……というのは少し言い過ぎかもしれないけれど、すれ違って、「ア、キレイナヒト……」と思ってしまう程度に美形な人は、困らないほどいる。会社のイケイケなパンフレットを自前で作れるほどには、美男美女揃い。  その一方で、「休日のお父さんオフショット百

        • 旅行:まぎれもなくワクさ

           本の虫と自分でも言っていいくらい、本を読むことが好きだ。漫画を含め、本を読むことで我々は無限の世界を放浪することが出来る。時空や銀河を越えたって構わない。野を越え山を越え、現実には起こり得ない体験も出来る。不必要に告白すると私はどちらかと言うとアブノーマルな性癖なのだが、それさえもしっかりカバーリングしてくれるし、もっというとその先の世界だって垣間見ることは出来る。踏み入ったが最後三途の川なので、そこに行こうとは思わないが。  しかもそれが、自宅で本棚から本を取り出すだけ

        我々はなぜ日記が続かないのか。その謎を求めて我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった

        • 「人は見た目で判断してはいけない」というのは結構ムリがあるのではないか(東北新社と総務省の問題を受けて)

        • ドレスコード:オシャレになってから服屋に行きます

        • 旅行:まぎれもなくワクさ

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        • えええっせい
          52本

        記事

          待ち受け:我々は恋愛至上主義の奴隷

           携帯電話というものを初めて持って、早や15年以上。最初はパカパカした、いわゆる折り畳み式の携帯電話だったことを覚えている。そのうちに背面にボタンが意味もなく付いたり、ワンセグが見れるようになったりした。夜、手を伸ばしてナイス電波ポジションを探して、深夜アニメを見ていたことを思い出す。深夜26:30にベランダから手がヌっと飛び出ている心霊なシーンを見たことがあったなら、それは録画機能を持たない悲しいワンセグユーザーの霊なので安心して欲しい。多分、ブルーレイディスクかなんかで供

          待ち受け:我々は恋愛至上主義の奴隷

          往年のライトノベル:萌えって死語ですかね

          「おまえそれ、エロ本じゃん!」 「違う違う!」 「じゃあなんだよ、見せてみろよ!」 「いやちょっとそれは……ごめん!」 「あ、山本が逃げたぞ! みんなー、山本がエロ本買ってるぞー!」  という話があったのは、二千年代初頭。もちろん私はエロ本を買っていたわけではなく、ライトノベルを買っていたのだ。  当時ライトノベルは「電撃文庫」「富士見ファンタジア文庫」「角川スニーカー文庫」、あと次点で「ファミ通文庫」やら「スーパーダッシュ文庫」などが幅を利かせていた。なお

          往年のライトノベル:萌えって死語ですかね

          早熟:掘らなくてもよいものもある

           サンタクロースを親だと見切ることが出来たのは、同級生よりも大分早かった。不必要に大人びていたので、その見切ったことを「同級生に伝えてはいけない」ということまでバッチリ把握していた、という嫌な小学生だったはずだ。  方程式でつるかめ算を解いたら何故怒られるのかも把握していた。中学受験のため塾に通っていた同級生が、方程式を使って担任の先生にボッコボコに怒られていたのを横目で見て、「アホやな~」と思っていた。もちろん私は何も言わなかった。最後、先生は露骨に激昂し、「じゃあこれも

          早熟:掘らなくてもよいものもある

          喫煙所:下を向いて生きてるんだ

          「もう最悪なんだけど! 直ぐにでも会社辞めろって!」 「まあまあ、落ち着けよ」  若い男女が喋っている。当然私は聞き耳を立てる。  この男女は、しばしば見かける。おそらく同じ会社の人間だとは思う。何度かオフィスで見たことはあるが、喋ったことはない。向こうが私を認識しているかどうかは知らないが、こちらは知っている。そういう間柄だ。間柄、とは言えないかもしれないが。  しかしやにわ物騒な話だ。今すぐ辞めてくれって、そんなことを言いたくなるような人間がいるのだろうか。否応にも

          喫煙所:下を向いて生きてるんだ

          ボウリング:怪奇! 会社に響く球の音色

           会社の廊下でボウリングをする妄想に取り憑かれている。  朝、オフィスの自席に向かうとき。エレベーターから降りてまず目に入るのは廊下。サイドには二メートル、進行方向には二十メートルほどあるだろうか。そして私は毎日思う。 「ボウリング場じゃん……」  耳をすませば、ボウリングの球がピンを弾き飛ばす音まで聞こえてくるようだ。私はその時ボウリング場にいて、機械から自分の選んだ球が上がってくるのを待つ。手には油を拭く布巾。少しの油が成績を左右するのだ……。  胸の前でボールを

          ボウリング:怪奇! 会社に響く球の音色

          消えた学園モノ:跳梁跋扈だ異世界だ

           ねらわれた学園、ということではない。消えたのは「学園モノ」である。そして消えた隙間には「異世界モノ」が収まっている。  なんのことはない、またライトノベルの話である。しかし私が愛したライトノベルはもういない(ような気がする)。つい最近「学園キノ」がなんと8年振りに発刊したのだが、最近はもう異世界、異世界で……。  その昔、と言っても10年か20年ほど前であるが、これはもう学園モノの時代であった。ちなみにその前が、異世界モノの時代である。といっても、転生ではない。スレイヤ

          消えた学園モノ:跳梁跋扈だ異世界だ

          引き出物:カレー皿

           一昔前は結婚式の引き出物で迷惑被ることが多かったと聞く。  欲しくもない物を送り付けるだけならまだいいが、二人の写真入り皿(!)を貰った日にゃもうね、ということらしい。前者は少し使って、あるいは使わないで誰かに贈呈すれば、引き出物も浮かばれて、個人的良心も傷まずにWin-Winになる。けれど、後者はもうどうしようもないよねこれ、と夫婦で顔を見合わすしかなかったという理屈らしい。カレーを入れるわけにもいかないし、お犬様専用器にするのも気が引ける。  要すれば、  ピン

          引き出物:カレー皿

          忘年会ハラスメント:いつかは僕らも桑田真澄、でも今は……

           表題の通り。忘年会ハラスメントが日本人きっての話題だ。  ざっくり言うと、行きたくもない忘年会に強制的に参加させるのは、この21世紀自由の世紀に生きる人間の有り方としていかがなもんですかね(# ゚Д゚)ムカー という問題提起。  いや、全く正しい。そうなんだよ。あり得ないんだよ、強制忘年会。明らかに勤務時間外にも関わらず、会社が強権的に立場を利用して、一般的に弱い立場である雇用者に対して、時間を奪うという暴力を振るうのは、言語道断であり議論を待たない。これ、マジ。自然の

          忘年会ハラスメント:いつかは僕らも桑田真澄、でも今は……

          この木なんの木:環境破壊型ベンチャー爆誕

           この木なんの木、というコマーシャルであまりにも有名な日立製作所であるが、そのこの木なんの木、維持費は年額5,000万円らしい。草野仁が暴露していたので、おそらく本当だろう。私は多くの日本人と同じく、草野仁と黒柳徹子に全幅の信頼を置いています。野々村真はそんなに信頼していない。  その5,000万円。10兆円企業の日立グループからすると、ほんのはした金かもしれないが、これを何十年と考えると結構バカにならない。おそらく社内にも「もうそろそろいいんじゃないでしょうか」と進言する

          この木なんの木:環境破壊型ベンチャー爆誕

          忘年会のルール:靴をしゃぶりつくせ

           頭を何度下げたかで勝負が決まる……というのが競技として捉えたときの、忘年会のルールだ。部長級に平身低頭。 「今年も随分とお世話になりました。特にあのプロジェクトでは公私ともにご鞭撻頂き、個人としても大変成長したと実感しております。ところで、そのプロジェクトですがその後……」  上記は少し鯱張った言い方にはなるが、概ねこういうことを一方的に宣言する会が忘年会だ。そしてその間私は頭を激しく上下に揺する。ロック・バンドのライブというよりは、赤べこに近いイメージでよろしい。

          忘年会のルール:靴をしゃぶりつくせ

          文化祭:これがオタクの生きる道

           まさか社会人になって文化祭を経験することになるなんて。それも外資系企業で! 私は残念な気持ちでいっぱいです。  昔から文化祭が苦手だった。中高一貫校にいたのだけれど、文字通り一貫して文化祭にはロクすっぽ参加しなかった。文芸誌を作って売ったのと、焼きそば屋の跡片付けをしたのと、フルーツポンチを売ったことの記憶はある。  「なんだ結構楽しんでるじゃん」と思われるかもしれないが、どれもこれも店番をしていた記憶したかない。店番は文化祭の気分ではなく、顧客や同僚とのコミュニケーシ

          文化祭:これがオタクの生きる道

          叫ぶスマホ:右手が悪いんです

           Twitterのタイムラインを眺めるのを、趣味の一つとしている。そんなもんが趣味なんて、さもしい奴! と思われるかもしれないが、私もそう思う。ただ、平均して一日に一時間も眺めていると、これはもう立派な趣味の一つではないかと思う。一つ言えることは、早くこの趣味辞めたい。40になってもやってたら、時間の浪費たるや。自分に絶望するね。多分やってると思うけど。  しかし現実問題、しばらくは辞められそうもない。ふんわりした世の中に何の影響も与えない、口触りのよいぬるま湯のような情報

          叫ぶスマホ:右手が悪いんです