我々はなぜ日記が続かないのか。その謎を求めて我々調査隊はアマゾンの奥地へと向かった

日記を書きたくね~~~と思った。というか、書きたくない。このnoteではなく、文字通りの自分だけの日記。

現在退職して、有給休暇消化中という人生で後何度迎えられるか分からない夏休み(春なんだけどね)を謳歌中だ。でも決してヒマー、というワケではなく、それなりにやることはある。次の仕事の準備とか、趣味とか。

勤め人だった頃は、毎日ではないにせよ時間を作って日記を書いていた。逆に言えば、時間があれば日記をさかのぼってちゃんと書くようにしていた。それこそ、Outlook(共有カレンダーみたいなもんです)のスケジュールをさかのぼって、「この日は劇詰めされたので上司を抹殺したくなったな」とか、「この日は客から21時に電話がかかってきて対応したな。次の日朝7時からミーティングだったけど」とか、「この日に昇進できないことが決まったのでクビが事実上決定したな」とか、要すればそういう思い出とも言えないような、ぼうっとしているとどこかのはざまに消え去ってしまうようなことを、しっかりと書き留めていた。多分後で見返すとそれなりに面白いハズだ(今見直しても面白いので、熟成させるともっと面白くなるのだろう)。

そういった生活を4年ほど続けていた。しかしなぜ今限りなく自由な時間があるにもかかわらず日記ごときが書けないのか。私にとってそれなりにプライオリティが高い大切なことではなかったのか。いや、大切なはず……。

冷静に分析、というほどではないけれど考えてみた。なに、このために時間をとったわけではない。家に帰ってさあチャーハン作るよ! と思ったら予約を完全に忘れていたので、早炊きが仕上がるまでの40分の時間潰しだった。

で、その結果「日記書くことよりも面白いことができたんやね」ということに尽きた。なーるほど、納得。納得。

最近は例えばエンタメの消費に忙しい。映画は「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を見た。語彙力がアレで恐縮だが、超面白かった。レオ様……。詳細は割愛します。そういうことは今日の本題ではないので。あとは漫画ですね。ワケあって大量に購入したので、黙々と消化している。志村貴子の「娘の家出」とか、東村アキコの「かくかくしかじか」とか、ハロルド作石の「ストッパー毒島」とか、木々津克久の「名探偵マーニー」とか、OYSTERの「男爵校長」とか、小坂俊史の「やまいだれ」とか、二ノ宮知子の「89 CLOCKERS」とか。いずれもハイパー面白かった。なんでもっと早く読まなかったんだろう。ああ、エンタメが私を呼んでいる。まだまだ積読はたくさんあるぞ。4年間を取り返せさあこち亀200巻が私を待っている……

ご明察。そう。どう考えても漫画を読んでいる方が面白いのだ。自分の代わり映えの在ってそれなりに面白い日常(これはホントです。毎日忙しくそれなりに楽しいです)を書くよりも、筆力のある作家の漫画を読んでいた方が楽しい。当たり前だろ! それに心血注いで、何か月も才能のある作家の命の燃焼を、それを数時間で消費する。それに比肩するものはそうそうあるものではない。況や、私の人生をや!

ああ、すっきりした。ホント言うと、怠惰になったのでこれは良くない……と思っていたのだが、どうやらそういうことではないらしい。面白いものを優先した結果ですね。2ch(今は5chだっけ?)のまとめサイトを見ていて日記が書けていないのなら、それは割腹モノだったんだけど、そうではナイってことね。よかった。それなりに妥当性をもって自己正当化ができた! 漫画、万歳! またアマゾンで買って読むぞ! 

というところでご飯が炊けておりまして、今日のところはこんなところでどうかひとつ。

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