九州でパワースポット巡り&キャンプ(世界でいちばん旅するハスラー6)
ゴールデンウィーク前半は、夫と九州へ行っていた。
19時に神戸港からフェリーで車ごと乗って移動し、翌朝6時過ぎに大分港へ。そこからは車で宮崎⇒鹿児島と南下していく。
1泊目と3泊目はキャンプ。2泊目だけは疲れをとったり街飲みを楽しんだりするためにホテル泊とした。
そして復路は鹿児島の志布志港から17時発のフェリーに乗り、翌朝7時40分に大阪港へ着いた。
天気が心配だったが、基本的には快晴が続く、良い旅だった。
今回は、パワースポットをいくつも巡った。そのおかげか(?)、とりあえず毎日元気に過ごせている。
美しい景色にもたくさん出会えたので、写真と共に少しご紹介。
まずは、大分にある臼杵石仏。
こちらは学生時代に一度友人と訪れている。昔から私は「石仏」に惹かれやすかった。(五百羅漢など特に好き)
30年ぶりに訪れてみると、あの頃よりもきれいに整備されていたが、変わらず柔和な顔をされた仏様たちが迎えてくれた。
臼杵石仏は、平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたといわれている。しかし、誰が彫ったのか、その目的は何なのかということは、いまだに謎だという。
石仏になぜ惹かれるのかと考えてみると、お寺にあるものよりも何かロマンがあるからだと思う。今でこそ囲ってお堂のようにしているが、当時はただの山の中の岩壁だったわけで。ここでコツコツと毎日仏様を彫っている人がいたのだと思うと、強い念のようなものを感じて仕方がないのだ。お寺にあるような政治的なものではなく、ただ純粋に「人々を救いたい」という思いがそこにはあるような気がして。
臼杵石仏をじっくり拝んだ後は、宮崎県に入り高千穂へ。
まずは腹ごしらえ、ということで、チキン南蛮定食を食べた。
それから、高千穂峡へと向かった。
高千穂は神話や伝説が多く残る神秘的な土地だ。
高千穂を訪れたのも2回目で、前回はボートに乗ったので、今回は遊歩道を歩くだけにした。清らかな空気に包まれ、自分自身が浄化されていくような気持ちになった。
清らかな空気をいっぱい吸い込んだ後は、高千穂神社へ。
こちらはご神木がたくさんあった。というか、境内に生えている木のすべてがご神木かと思うほど、長い時間この神社を見守り続けている木々に囲まれている。
その中に「夫婦杉」と付けられた2本の杉があった。根元が同じなので「別れられない」といういわれがあり、男女が手をつないで3回この周りを歩くと、「縁結び、家内安全、子孫繁栄」の3つ願いが叶うという。
お参りを済ませ、次は天岩戸神社へ。
『古事記』『日本書紀』に書かれている天照大御神様がお隠れになられた「天岩戸」と呼ばれる洞窟を御神体として祀っている。
そう!あの有名な天岩戸神話の舞台となった場所だ。
御神体の「天岩戸」へは参拝者が勝手に行くことは許されない。指定場所に並んでいると30分ごとに神職の方が連れて行ってくれる。
お清めを受けてから、御神体の見える場所へと案内された。岩戸川を挟んだ向こう岸に祀られている大きな岩が見えた。(写真撮影はNG)
お話を聞き、掌を合わせる。ここがあの「天岩戸」なのだと思うと、感慨深い。厳かな時間が流れた。
また、10分ほど川沿いを歩いたところにある天安河原へも足をのばした。
こちらは天照大神様が天岩戸にお隠れになったため天地暗黒となり、困った八百万の神が集まって神議されたと伝えられる洞窟だ。
あまりに神秘的すぎて、ちょっと怖いほどだった。
やはり高千穂はすごい。いたるところにパワースポットがある。それも人工的に造られた建物や仏様ではなく、自然と一体化された神々だ。木々であり、洞窟であり、岩や石であり。
たくさんの“良い気”をいただいて、私も元気が出てきた。
この日は高千穂町にある「四季見原すこやかの森キャンプ場」で1泊した。
標高1200メートルの場所にあり、見晴らしの良い場所なのだが、あいにく深い霧に包まれており、ほとんど景色を見ることはできなかった。
このキャンプ場は、オートサイトに専用の炊事場(シンク)とシャワー棟がある。これまでもシンクがついているキャンプ場には泊ったことがあったが、シャワー棟があるのは初めて。(というか、日本全国でもほとんどないのでは?)
好きな時間に、歩くこともなく、ゆっくりとシャワーできるのはとてもよかった。
薪ストーブの時季も終わったので、久しぶりに普通の焚き火をした。
やはり火を見ていると落ち着くのだ。
(つづく)
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?