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還暦間近の路線バス運転手。日常生活でいきなり思いついたことを、ちゃんと言葉にして、記録…

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還暦間近の路線バス運転手。日常生活でいきなり思いついたことを、ちゃんと言葉にして、記録しておこうと。読まれた人に、気づきなどあれば、それはとてもうれしい。

最近の記事

思いついたことを言葉にしてみる #09 ほどよい限度

先の休日、朝から所用があり、電車に乗って出かけたのであるが、手持ちのバックに札入れが入っていない。駅の改札はスマホSuicaだったので気づかず、現金は小銭入れの数百円のみ。取りに戻る時間もない。Suicaのチャージ額を確認しようとスマホ画面に着信履歴、昨夜立ち寄った店の名が。その店に札入れを忘れてきたことに想像が及ぶ。あとで電話確認することにして。まずはチャージ金額を少し潤沢にしておく。 その日は手持ちの小銭だけで複数の用事を無事に済ませることができた。残念だったのは久しぶ

    • 思いついたことを言葉にしてみる #08 情熱さがし

      気づけば還暦近い私の年齢、当たり前の話だけど、周りは私より年下の人ばかりである。すでに肉親はなく、職場においては同僚も管理者も年下ばかり。 何故、こんな思索にふけるか、勤めている会社の定年が延長になったことに起因する。正社員の定年が60歳から65歳に延長、前触れもなく、いきなり掲示物での通知。それを目にして思わず変な声が出た。(すぐあとに個別の文書通知があり) 60歳定年で社会人生活の第一線から少しだけ身を引いて、収入は減少するけれど、週4日程度の勤務で、余暇にすることを

      • 思いついたことを言葉にしてみる #07 萌えるゴミ

        先の外科手術を機に、タバコを吸っていないことがひと月以上続いている。振り返れば四十年近くの日常習慣であったが、いつからか本心はタバコをやめるきっかけが欲しかったのではないかと思えてならない。たび重なる価格の上昇と、喫煙者に優しくない方へひた走る社会情勢の変化に密かに厭気を育ちつつあった。 続けていた嗜好の数々。いつしかそのときめきは色褪せ、義務化し、もう好きでもないのに続けていることに気付きもせずに続けている奇妙なループ。喫煙という嗜好にはどうもそんな正体が見えてしまった。

        • 思いついたことを言葉にしてみる #06 それは今じゃない

          先日、人生で初めて外科の手術を受けた。ポリープだらけの胆のうを切除。 会社の健康診断で数年前に発見した胆のうポリープ、毎年の健康診断で経過観察していたのだが、今年の結果では複数中の一つが危険水準の大きさまで育ち、要再検の判断。その結果、主治医から紹介状を書いてもらい、大きな病院で精密検査を受けた。検査結果は、一つのポリープが大きくなったのか、ほぼ密着した二つのポリープが重なって写っているのか判明しないとのこと。 大きな病院の担当ドクターは、淡々と選択肢の説明をする。 単

        思いついたことを言葉にしてみる #09 ほどよい限度

          思いついたことを言葉にしてみる #05 ステキなあいまい

          私は他人よりもせっかちな性格と自認しているが、それでも即断即決は苦手である。そもそも、そのような状況に遭遇したとき、「それって、今なの?」という疑問符がまっさきに思いつく(声には出さないけれど)。他人からは優柔不断と思われるであろうが、それは私の思考プロセスのスピードが妨害されることへのささやかな抵抗なのかもしれない。 衝動買いなどはままあるけれど、それは考えた末の行動よりも、奇妙に昂った感情のしわざと思う。その結果、後悔したことは数知れない。ただ他人に迷惑をかけていないこ

          思いついたことを言葉にしてみる #05 ステキなあいまい

          思いついたことを言葉にしてみる #04 違和感を抱きしめて

          思いついたことを手帳に書き、後で読み返す。 どうして思いついたのか、思い出せること、そうでないことさまざま。 読み続けていると、ふと、私は違和感に敏感なのか、と思いつく。筆致の熱量は「そんな感じじゃない」などと低いようだが、喜ばしいこと、微笑ましいこと出来事にまつわることはほとんど書かれていない。違和感自体はややネガティブな出来事に反応しているようだ。 始末の悪いことに違和感のもたらすものは不安などの感情であることが多い。可能ならばそれはできる限り速く取り除きたい。でも靴

          思いついたことを言葉にしてみる #04 違和感を抱きしめて

          思いついたことを言葉にしてみる#03 記憶のゆくえ

          物忘れが多くなったと思う。日常生活で、いきなり気付いてしまう忘れ物に焦ったり、会話している相手の名前が出てこない、なんてしばしば。 ただ、ここでいう「物忘れ」してしまう記憶のたぐいは、私の経験上、たいしたものでない。その時、そこになくても、思い出せなくても、なんとかなっているものばかり。私の「物忘れ」が原因で、重大な結果を招いたことは記憶にない。もしかして、重大な結果自体も忘れているのかも。これも「物忘れ」の部類か?。なんとももどかしい心持ちになる。 脳内の記憶というのは

          思いついたことを言葉にしてみる#03 記憶のゆくえ

          思いついたことを言葉にしてみる#02 あいまいはあいまいのまま

          前回、思いついたことを言葉にして、登山が好きということを認識した。単純に思い込みの範疇で完結しているのかもしれない。だがやはり、登山の計画を練っているときや好天の中で登山をしているときのワクワク感は私の生活においてまこと希少な心模様であるから、好き、と言い切ってしまおう。ここまで、まことにめんどくさい。 振り返ってみれば、「好き」という感情は、案外あいまいの状態で心の中に滞留しているのかしら。遭遇した事象について、直感的に「好き」と感じたことって記憶にない。その反面、そのよ

          思いついたことを言葉にしてみる#02 あいまいはあいまいのまま

          思いついたことを言葉にしてみる#01「好き」の肌感覚

          毎日の生活で、いきなり何の脈絡もないことをよく思いつく。仕事中でも、遊びの真っ最中でも、はたまた寝覚めのぼんやりした頭の中でも。 ほとんどは一過性で、すぐ忘れてしまうのだが、中にはなかなか粘着性の高いものもあり、頭の中から消え去る前に手帳にメモしておく。それは何かの暗示かもしれない、なんて感じながら。 塩漬け的な時間を置いて、書き溜めたメモを読み返すと、四方八方に思索が広がり、思いもよらぬ結果を導きだしては、いとおかしな世界。頭の中で完結することでも、記憶が消えないうちに

          思いついたことを言葉にしてみる#01「好き」の肌感覚