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思いついたことを言葉にしてみる #04 違和感を抱きしめて

思いついたことを手帳に書き、後で読み返す。
どうして思いついたのか、思い出せること、そうでないことさまざま。

読み続けていると、ふと、私は違和感に敏感なのか、と思いつく。筆致の熱量は「そんな感じじゃない」などと低いようだが、喜ばしいこと、微笑ましいこと出来事にまつわることはほとんど書かれていない。違和感自体はややネガティブな出来事に反応しているようだ。

始末の悪いことに違和感のもたらすものは不安などの感情であることが多い。可能ならばそれはできる限り速く取り除きたい。でも靴に入った小石を取り除くように、簡単には取り除けないことは経験から知った。一度でも発生したら、もう自身の手でコントロールできないことばかりだったから。

視点を変えてみる。そもそも違和感って、どうして発生するのだろう。ある事象に遭遇して反応する感情の動き、とでも仮定しよう。発生したら手こずる代物なら、避けたり、鈍感になるなどの防止が有効に思えてきた。

生きていく上でどうしても避けることが難しいのなら、受け入れ方次第でどうにかなるかも。ネガティブな印象をポジティブに変換してみれば、そもそも五感の鋭敏さが「なんか違うなぁ」なんて感じ取るから、それは私自身特有の感性であり、大事にしたい部分。またそこから新しい思索が始まれば、思ってもみなかったことが見えてくるかも、なんて考えてみると、そんなに悪くない。まあ、すべてがそうであればの話だけど。

違和感の棲み分け。消したい衝動に駆られるのなら、そこへ注力してみるなり、また正体を知ることで、今後の行動を考える。熱量の低いものは抱え込んでは、思索のタネにする。

熱量低めの違和感こそ私の個性、って言い切ってしまおう。

表題の写真は、見かけたラッピングバス。違和感がモゾモゾしたので、ネットで調べてみたら、保護犬や猫ではなかった。大事なことを知るきっかけになった私の感性、きらいじゃない。

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