【情弱ビジネスに騙されるな!!!】パソコン購入時に気を付けるべき「CPU」の話
今回は私がまとめたかったメインの内容となります。
僕が今までまとめてきた記事は本記事のための事前知識みたいな位置づけのつもりでまとめていました。
以前の投稿をご覧になっていない方はこちらもぜひ目を通してみてください。
では早速本題に入っていきますね。
■ 情弱ビジネスって?
すいません、釣りタイトルみたいになってしまいましたが、
決して「詐欺じゃー!!」って騒ぎたいわけじゃありません。
もちろん、詐欺まがいな売り込み方をしている人は0ではありません。
まぁしかし、最近ネット通販に抵抗を持つ人なんて数年前に比べれば少数派ですし、ある一定のものを購入する際に、なんとなくうさん臭さをキャッチできる人が多いのでそう簡単に引っかかることはないと思います。
もしそれに引っかかるのであれば、詐欺全般に気を付けるべきですね(笑)
ここで私が「情弱ビジネス」と呼ぶものは、「少し知識の浅い人」に対してあたかもそれっぽく見せることによって、嘘は言ってないんだけども「なんかよさそう!」と感じさせる。そして物の購入に至ってしまう、そういったものと定義します。
私はそれらの対策はとても簡単なことと考えていて、必要なことは
「ほんの少しの予備知識」と考えています。
ほんのちょっぴり知っているだけで、選択の質が上がる。
ほんのちょっぴり知っているだけで、惑わされない。
こういったメリットがあります。
今回は、パソコンの機能と、購入の際にどういった失敗をしてしまうのかについて書いていきます。
■ フリマサイトで横行
今回は、私が紹介するのはPCの購入についてです。
これは少し前、コロナが流行りおうち時間が増えたことによって、自宅でできることを趣味にする方が増えました。その過程で、パソコンを購入しゲームや配信を趣味に持つ方が増えたんですね。
以下のデータでも2019~2020年の伸び率が高いことが見て取れます。
その時に、PCが欲しいとなる対象年齢は若い層が多く、親世代はあまり知識がないという、購入者と使用者が異なる構図が多く発生していました。
「どのくらいの金額が妥当なのか」「どういった製品がふさわしいのか」といったことが判断できないわけです。
そんな中、スマートフォンでも手軽に閲覧できる「メルカリ」や「ヤフオク」をはじめとする個人販売ができるフリマ、オークションアプリの需要も高まり、その中で手ごろな製品を探すなんてことも多くなってくると、子供は親に買ってもらうしかないため安い製品をそれなりの知識で探す→親が出せそうな値段の範囲でお金を出して買う(「スイッチを買うくらいの値段だったらいいよ」みたいな約束があったとしたら、3万円前後になる。その範囲で子供が探すみたいな感じですね。
例えば以下のような写真の出品があげられます。
もちろん、この方の出品にケチをつけるわけではありませんし、フリマアプリやオークションアプリのすべてが悪だとは全く思っていません。
嘘をついているわけではないですし、書いてある通りのことは確かにできると思います。
しかし、『あなたがやりたいことがどのレベルのもの』なのか、『これから先どれくらいの期間使い続けたい』のかによっては、全く価値のないものになるわけです。
では、パソコン購入を検討し始めた方が一番最初に判断基準にしやすいにもかかわらず、陥りやすいポイントについてご説明しましょう。
■ i5よりi7のほうがいい定説
私は自身がPCの自作を始めるときに、いろんな方のブログや資料を見てきました。その中でもよく目にしてきたのは
「CPUはi5では物足りなくi7じゃないと厳しい」みたいな記事です。
まぁ確かに間違ってはないんですよ。
そりゃグレード的な意味でいうと数字高い方が上位なわけですから。
ただパソコンのCPUにおいては、そう単純なものではありません。
パソコンのCPUについて表で再現してみました。
まず以下をご覧ください。
パソコン製品、特にCPUに関しては世代という概念があります。
例えるとすると、プリウスにも○○年式やCMで「新型プリウス」といって新製品が出ますが、プリウスはプリウスなわけです。しかし、もちろん中身は改良されていますし、デザインも変わっています。何より品質や性能が向上していますよね。
iPhoneのSEとかもそうですよね。同じiPhoneSEと呼ばれる製品であっても、世代によっては中身の性能が全然違ったりします。
これはCPUも同じで、同様の名称であったとしても、世代、型によって性能が変わってきます。引き続きIntel製のCPUを例に挙げていきますが、現在のIntelは「Core i」シリーズが主要なCPUの種類になります。この「Core」シリーズには大きく分けて、"Core i3" "Core i5" "Core i7" "Core i9"の4種類が存在します。これを本記事においてはグレードと表現します。
この数字に比例して、グレードの高い高性能なCPUであると考えてください。
改めて上の表を見ていただきたいのですが、私が示した斜めに色づけている部分に注目していただきたいのです。
これは性能を指し示したものであり、ある程度の差はあるにしろ、共通の色に納まっている者同士は大体似た性能があると考えてください。
これで見ると、例えば第8世代のi7の性能は、第11世代のi5と同等と見て取れます。
すなわち、前方のグレードのみに注目して製品選びをすると、そのCPUが何世代のものかによっては現在においては大した性能のものではない場合があるわけです。
しかし、ここまでを理解せずブログ記事なんかを見ると「i7であればいいんだよね!」みたいになってしまうわけです。そりゃ仕方ないですよね。
もっと厳密にいうと、同じ世代・同じi7の中にも複数パターンのCPUが存在しているため、その型番から製品情報を調べてどれくらいの性能があるものなのかを調査するくらいしてもいいと思います。
その際は以下のようなサイトで検索するといいですね。
■ベンチマークサイト
■ まとめ
なので、パソコン購入を検討している人は、もちろん予算設定は必要です。
しかし、そんなにぽんぽん買い換えられるものでもないと思います。
そこで重要なことは、『あなたがやりたいことがどのレベルのもの』なのか、『これから先どれくらいの期間使い続けたい』のか、この2点については明確にしていただきたいと思います。
最近、ゲーム実況者の方やVtuberの方が増えてきましたが、あんまりPCリテラシーの高い方を見ません。でも彼らには提供品や事務所から提案されたものなど、参考にする情報があるので何とかなるわけですね。(お金もあるでしょうし。)
私のポリシーは、妥当な金額で購入することです。
目的に沿ったことを達成するのであれば、どれくらいのものが必要なのか。
それは果たしてこの金額で妥当なのかをしっかり考えていただく。その裏付けにはきちんとした知識がある。こういったことをぜひ大切にしてみてください。
もしパソコンの購入を考えている方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。パソコンショップの店員というわけではありませんが、何度か友人に提供したこともありますし、皆満足してくれています。
みなさんに、よきPCライフがあらんことを!と願いまして、
今回の記事は終わりにします。
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