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種火を絶やすな

月に1〜2度通う気功整体の先生はいつの頃からか私のメンターだ。そもそもは15年以上前に夫婦関係が崩れて、その頃働いていた芸能事務所の仕事に依存するようになり(その頃はそんなふうに思ってなかったけど、今ではそう思う)3人の息子のお弁当にご飯に家事に、そして息子たちの通う学校のPTAに末っ子の中学受験のお弁当に、とただでさえ忙しいのに、マネージャーが次々辞めていく中、ドラマや舞台の現場に出るようになって、早朝ロケや、夜公演、果ては自主舞台の地方公演まで関わるようになって、結果、自滅して、心身のバランスを崩した後に、友人に紹介されて通い始めた。若い頃にぎっくり腰を何度かやったせいで、椎間板ヘルニア持ちで神経ブロック注射のお世話になったこともあり、腰痛とは長い付き合いだけど、それからはいい状態をキープすることを心がけて、メンテナンスをするようになった。いくつかの整体や鍼灸にもお世話になったけど、腰痛が落ち着いてからは、体の気の状態を整えてもらうために先生のことろに定期的に通ってきた。

幸い、疲労が重なるとやっぱり腰には来ちゃうけど、ぎっくり腰は免れているから先生のおかげ。そして体の状態が落ち着いてきてからは、メンタルの調整も。心と体は切り離せないからそれまでも調整してくれてたんだろうけど、私は意外とそういうこと信じない、というか 笑

紹介してくれた友人は病気も先生に相談して、食べ物も指示通りにして信頼しきっているけど(私は〇〇先生教と言ってる笑)私は正直そこまでではない。でも、頭を手で包んで「脳の調整」っていうのをしてくれるんだけど(私はこれが大好き)そのとき目を瞑ってるんだけど目の前が太陽の光の色で明るく光る。これが不思議で。最初は天井の電気かなと思ってたんだけど暗めの蛍光灯でそれも頭の上部にあるわけでもなく。不思議なんだけど毎回強さはあるけど光を感じると終わった頃に頭がスッキリしてくる。先生の気のおかげなんだと思う。あの感じが欲しくて真面目に通ってる。

で、先生とも長いおつき合いになり、その間仕事も何度か変わったりいろんなことが起こって。その度に相談するでもなく治療中に話を聞いてもらって、先生が発する一言が結構的を得ているのだ。なんていうと先生きっと「僕を誰だと思ってるんですか」っていうはず。

その先生に言われたのが「種火を絶やすな」ってこと。私は完全燃焼系で、乞われると全力投球してしまい、いわゆるオーバーワーク方面へそれて行ってしまう傾向がある。もっと、より良く、といつも思いながら仕事してる感じ。仕事はそうでなくちゃなんだけど、基本求められていることを時間内できちんとやればいいわけで。なのに、知らない間に自分の時間をどんどん削ってしまって、バタバタと追われる日々を過ごしてきた。コロナでピタッと止まって初めてそういう自分を客観的に見ることができた。そんなときに先生に言われたのが「種火を絶やすな」。燃え尽きないこと。そして自分の種火をずーっとたやさずいること。これからは自分のことを1番に考えなさい。

会社からいらない人宣言(正確には宣言されてないから扱い)されたこと、その会社に未練もこだわりも戻る気持ちも全くないことをはっきりと自覚した夏以降、ありがたいことに仕事の依頼がくるようになり、自宅で仕事をするようになった。そうなると今度はまたまた完全燃焼系がむくむくと。自宅で仕事をするので、夜中まで際限なくやってしまう。いかんいかん。

で、種火を絶やすな、というわけ。生き方、考え方を一新しなくちゃ。と改めて思う12月。

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