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自宅での作業効率がアップする!BGMの効果とは?

最近自宅でリモートワークする機会がずいぶん増えたのだが、オフィスと違って、自宅だとなぜか気が散って仕事が進まない。こんな思いをしたことはないだろうか?

私の場合、気が散る原因は「無音な空間」なのである。騒々しい空間より無音で1人の方が、集中できそうな気もするが、実はそうでもないのだ。客の会話で賑わいでいるカフェに行った方が、まだ集中できる。

しかしだからといって、毎回カフェ通いするとお金だってかかるし、コーヒー1杯で何時間も居座るのもお店に大変申し訳ない。自宅で集中して作業を進めるいい方法はないだろうか?

無音の空間だと集中できないのなら、BGMを流してみてはどうか?そう考え色々と試した結果、いちばん集中できたBGMがこれである。

まず初めに、ボーカルの入っている音楽で試してみたが、気が逸れてしまい全くもって集中できない。次にジャズ。これはそこそこ良かったのだが、途中アップテンポな曲調になると、なんだか気が落ちつかない。

一定のテンポで繰り返されるシンプルな波の音が、思考の邪魔にならず一番良かった。さらに、この動画をTVで再生すると、疲れた時の目の保養にもなる。

これは私の感覚の問題なのかと思いきや、音楽が人に「やる気」や「集中力」をもたらす科学的根拠があるようなのだ。

2009年マギル大の研究チームが、米科学誌「ネイチャー・ニューロサイエンス(電子版)」に発表した論文で、「好きな音楽を聴いて気分が高揚しているとき、被験者の脳からはドーパミンが分泌される」といった内容が記されている。

ドーパミンとは、神経伝達物質のひとつであり、快感をもたらすホルモンである。このドーパミンからもたらされる快感が、やる気や集中力へとつながり、作業の効率をあげてくれるのだ。

自分が好きなBGMを作業中に流すことは、どうやら効率をアップさせるのに効果があるようだ。

しかし、BGMに歌詞があるものや曲調の激しいものを選んでしまうと、逆効果になる場合もある。

脳は並行処理を苦手とするので、作業と同時進行しながら歌詞つきや曲調の激しい音楽を聴くことは、脳にとって負担となるそうなのだ。集中力をあげるため、作業開始前に聴くのはいいかもしれないが、作業をしながら聴くには向かないだろう。

それであれば、ピアノやバイオリンのようなインストゥルメンタルの曲や、波や川のせせらぎのような自然環境音のようなものが好ましい。

作業が思うように進まないとき、お気に入りのBGMを流してみるのもいいかもしれない。この機会に、自分がいちばん集中できるとっておきのBGMを探してみてはいかがだろうか?


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