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0574 逆算の考え方

職場の飲み会で、「私、少し管理職を目指してるんですけど、なんで管理職目指したんですか?」と聞かれて以来、ちょっと気分が落ちていた。

がつがつ系女子に嫉妬したのかもしれない。
格下とみると、態度が変わるその人が管理職になるのに、嫌悪を抱いたのもある。

しかしどこかもやもやが晴れない。私は僻みっぽいのだなぁとがっかりしていた。子供のころ、母から言われている「お前はすぐ僻む」というのを証明してしまったのだ。

と思っていたが、もやもやの正体が晴れる言葉を、まさかの相方氏から聞くこととなった。
まったく別の話題の中、相方氏は仕事の異動のチャンスがあり、彼は彼なりに悩んでいる中で、「定年まであと10年ちょっとと考えると、安全策とかそういうことではなく、もう好きなことをやってみたいなという気持ちがある」
と言ったのだ。

あ、そうか、と。
私も定年まで20年切っている。そう思うと、逆算して考える。
私に管理職の魅力を尋ねた人は、まだまだこれからの、新米係長だ。
そういう人とは根本が違うし、価値観も変わる。

管理職を5年間やってみて、人生逆算した時、これは嫌だ、ということなのだ。
そういう説明をすればよかったのだな。正直に。
まだ先を見据えられる羨ましさも否定はできないけれど、そういうお年頃になっていることを素直に認めて、まだしばらく続くお仕事を、楽しく過ごすには考え方を理屈じゃなくて、体で切り替えていかなくてはと思わされる出来事だった。

今この時に気がつけて良かった。
たまには、相方もやるじゃない(笑)

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