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行動力の先

私は幼い頃から読書好きです。
そして、書くことも好きでした。
自分の世界観や価値観を誰かに届けることが好きだったのだと思います。
絵本を作ってみたり、
短編小説を書いたり、
詩を書いたりしておりました。
今日はそんな私の情けない話を書こうと思います。

私は小説家の名前で本を買う事はあまりないのですが
数名だけ作家さん自体にハマって本を購入した事があります。
その一人が朝井リョウさんです。

朝井さんは私と同い年でして
私も学生時代は作家になりたいと思っていたのもあり
同い年作家に興味を持ったのがきっかけでした。
朝井さんの作品や感性はやはり同世代だからでしょうか、
私の目線とリンクしたんです。

朝井さんが小説を書こうと思ったきっかけは、
綿矢りささんが芥川賞を受賞したニュースを見た時
年もそんなに変わらない人が受賞というニュースに感化され書き始めたそうです。
そして、出版社に直接発送し今に至ると聞いています。

私はその行動力、発想力を単純にすごい!と感服するのです。
私もそのニュースを覚えていますし、
朝井さんのように年も変わらないのにと執筆熱に駆り立てられたのも覚えています。
しかし、その作品を出版社に送ろうとは思わなかった。
こんな田舎町に住む学生が書いたものなど相手にされないと思っていましたから、そんな発想まず無いのです。
何か書いて、それを生業にする事は
大人になってからする事だと思っていたんです。
学生の私がやっているこれはお遊びなのだと。
行動を起こさなかった。

大人になった今、
私は結局何も書いていません。
朝井さんに感化され、
また書きたいと思ったこともありましたが、
時間がないだの
仕事や子育てが忙しいだの
さまざまな言い訳を作り行動に移していないのです。
学生時代の私と同じように夢だと言いながら夢を諦めている典型的な人間なのです。
本当にしたいことがあれば
行動に今すぐ移せばいいのを分かっているのに
いろいろなものから逃げ続けています。

でも、今
この文章を書いている今
ふと、気がついたことがあります。

私は書くことに未練があり
こうしてnoteを始めたのかもしれません。
朝井さんのように文章力も表現力も持ち合わせていないただのずぼら主婦の私ですが、
やはり書くことは楽しいと
そして、
人にそれを読んでいただけるのはとても嬉しいことだと
思い出させられた気がします。

まだnoteを始めて1週間足らず
ひとまずは、何か行動を起こせる人間に近づいているように感じています。
自分の心に素直でありたいですね。

では、今日はこの辺で

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