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私の中の誰か遠い昔の人のことば|詩

私はここにひとつの言葉を置こう


その言葉について
一冊の書を記し
その言葉を生きよう


灯火ともしびとし
あが
慈しみ
時にしのぎを削り
ひざまず


正しく選べたのかわからぬまま


その言葉ひとつを携えて
いつかその時が来たら
神様のもとへ行こう


かつてそれが
静かな祝福を呼び覚ます指先で
この額に 触れたから





選べないので3枚とも載せます……

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