8月9日|長崎原爆忌
◇土屋竹雨『原爆行』◇
今日は長崎の原爆忌。
大正&昭和期の漢詩人・土屋竹雨の『原爆行』を読んでいます。
怪光一線下蒼旻
忽然地震天日昏
怪光一線 蒼旻(そうびん)より下る
忽然 地震い天日昏し
(NHKテキスト「カルチャーラジオ 漢詩をよむ」より)
全20句のうちの冒頭2句です。
広陵と崎陽(※)における惨禍を、漢詩らしいきわめて硬質な筆致で鋭く描いています。
(※)広島と長崎の漢詩風雅称
◇長崎の平和公園〜春の町さん◇
春の町さんの絵をご紹介したくて。
平和祈念像の前を行き来する人影が、時間を超えた過去や未来を感じさせてくれます。
いつまでも訪れる人が絶えませんように――と、広島から祈りを込めて。
春の町さん、快諾ありがとうございました。また来年も、想いを合わせることができたらと願っています。
後ほどテレビで平和祈念式典を見守ります。
◇最後にそっと...短歌◇
あの空のかげらぬ青を祈りつつ
声なき声に耳を澄ませる /星の汀
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