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🪖🪦 道徳の下水溝

※2024/04/09追記あり
※2024/01/29追記あり
※2024/01/28追記あり

ポーランドにあるアウシュビッツ博物館には深く失望した。
人はどこまで愚かなのか…

アウシュビッツ博物館のX(Twitter)投稿に対してホロコースト研究者がオープンレター(公開書簡)を出したことだけがせめてもの救いか。

アウシュビッツ博物館のX(Twitter)アカウントの該当ポストは以下の通り。
(和訳はDeepL翻訳を通して「国際アウシュビッツ協議会」および「国際アウシュビッツ理事会」を「国際アウシュビッツ委員会」に修正しただけ)

RESOLUTION OF THE INTERNATIONAL AUSCHWITZ COUNCIL ON THE TRAGIC EVENTS IN ISRAEL, APPROVED BY CIRCULATION ON 18 NOVEMBER 2023

イスラエルにおける悲劇的な出来事に関する国際アウシュビッツ委員会の決議(2023年11月18日回覧承認)

The International Auschwitz Council by the Prime Minister of the Republic of Poland acknowledges with the deepest pain and sorrow the suffering of innocent Victims – tortured, raped, taken hostage, and murdered by Hamas terrorists.

ポーランド共和国首相による国際アウシュビッツ委員会は、ハマスのテロリストたちによって拷問され、レイプされ、人質に取られ、殺害された罪のない犠牲者たちの苦しみを、深い痛みと悲しみをもって認めます。

We wish to express our unwavering solidarity with Israelis and Jews worldwide.

イスラエル人および世界中のユダヤ人との揺るぎない連帯を表明したい。

Threatened in its existence, the State of Israel has the right to self-defense in accordance with international law and the principles of humanitarianism. The existence of a free, sovereign, and democratic Jewish State is one of the pillars of world peace.

その存在を脅かされたイスラエル国家は、国際法と人道主義の原則に従い、自衛の権利を有する。自由で主権があり民主的なユダヤ国家の存在は、世界平和の柱のひとつである。

The unimaginable hatred and violence perpetrated by terrorists only results in extensive and more widespread suffering – affecting also the civilian population of Gaza, whom Hamas exploits as human shields.

テロリストによる想像を絶する憎悪と暴力は、広範かつ広範囲な苦しみをもたらすだけである。

An essential first step to halt the horrifying spiral of death and war is the immediate and unconditional release of all hostages, a demand we make with all our might.

死と戦争の恐ろしいスパイラルを止めるために不可欠な第一歩は、すべての人質の即時かつ無条件の解放である。

アウシュビッツ博物館のX(Twitter)投稿

ホロコーストでナチスドイツに酷い目に遭った人たちのことを後世に伝えるアウシュビッツ博物館が、まさかイスラエル軍の軍事行動を支持=ガザにいる民間人がイスラエル軍に虐殺されることを追認するとは思わなかった。

ちょっと考えれば分かることなのだが、ガザにいる人たちが全員ハマスやその支援者ではない、また反イスラエル=反ユダヤ人ということでもない。

つまりハマスのテロもイスラエルの自衛権の範疇を超えた無関係の民間人を含む虐殺もどっちもダメという話なのに、よりにもよってアウシュビッツ博物館はイスラエルの軍事行動を支持した。

第二次世界大戦中に自ら志願してアウシュビッツに2度も潜入したポーランド軍人がいる

2023/12/04 BS世界のドキュメンタリー
「実録 マウリポリの20日間 (前編)」(※)でも似たようなことを言ってるウクライナ人の医師がいた。

※AP通信による取材、ピュリッツァー賞受賞

背景として、マリウポリでは爆撃や砲撃で食料が不足したたため、食料確保のために食料品店に侵入するウクライナ人が現れた。
(決して勧められることではないが、死んでしまったら終わりなので極限状況の中では致し方ない面もあるのかもしれない。ウクライナ兵は略奪者に対して地元の店なのに何故略奪するのかと諌めていた)


ヴィトルト・ピレツキ大尉の言葉を借りれば、イスラエル軍の軍事行動を支持したことでアウシュビッツ博物館は道徳の下水溝に落ちてしまった。

※2024/01/28追記

ホロコーストに遭ったユダヤ人で構成されるイスラエル国民の8割がガザの人などどうなろうがいいと考えている

ホロコースト記念館の歴史学者まで、NHKの記者にインタビューで虐殺についてどう思うか尋ねられて、そない言うてもあいつら(ハマス)も悪いんやみたいなこと言っててイスラエルにもハマスにもどっちにも正義は無いんやなという感想。

ナチスドイツに大量虐殺された人たちの子孫があいつらが悪いさかい虐殺されても仕方ないとまで言ってる。

大元の原因つくりだした🇬🇧ブリカスも何とかせえよ!

NHK記者によるインタビューを受けるホロコースト記念館の歴史学者
ここまではいい
ここから歴史学者とは思えない近視眼的な発言が始まる
歴史学者なのだから2023/10/07より遥か前からどんなことがあったのか知っているくせに知らないふりをするのは良くない

歴史的にみて大元のイギリスの二枚舌外交が悪いとはいえ、元々アラブ人とユダヤ人が平和に共存していた場所に進駐して70万人を追い出し、さらにアラブ人を追い出すために木を植え、時には銃や暴力で脅し、その後に国際法違反を指摘されても入植を押し進めた自国の歴史に目を背けるのがホロコースト記念館の歴史学者のすることなのか?

良くも悪くも潔い(いさぎよい)
2023/10/07はハマスがイスラエルを急襲して人質を取った日
自分はイスラエルにもハマスにも与する気は無いけど、過去の歴史からするとそらそう言うわな

※2024/01/29追記

ホロコースト生存者(92歳)に対するインタビュー
政府とは違いガザの現状には複雑な感情を抱いている
これは自分も知らなかったんだけど、第二次世界大戦後から中東戦争が始まるまでホロコースト生存者はイスラエル国内では「弱さの象徴」として軽蔑されていたが、中東戦争以降は政府の被害者ポーズの道具にされるようになった
映画「メンゲレと私」に出ているホロコースト生存者の言葉は大変重いが、残念ながらハマスはおろかネタニヤフにも届いていないようだ
※メンゲレ=ナチスドイツ「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレ

※2024/04/09追記

少し前に見たドキュメンタリー番組において、ネタニヤフ首相が敬愛する兄は若い頃にイスラエル軍の特殊部隊に所属しており、アラブ人によって誘拐されたイスラエル人の人質奪還作戦に参加した隊員の中で唯一ネタニヤフ首相の兄だけが命をおとしていることを知った。

このことはネタニヤフ首相の政治思想やガザに対する強硬姿勢にかなり影響を与えていると思われる。

かって大量殺戮された側が、最近ではAIを用いて効率的に無差別大量殺戮を行うとんでもないシステム使って同じことやってるのもヤバいな。

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