見出し画像

HSP気質から見る自分説明書

HSP気質の人のnoteを読んでいて「あるある!」「私だけじゃなかった!」って共感したり嬉しくなったりする。自分では表現できなかった想いを、誰かが言葉にしてくれるのが嬉しい。「これが言いたかった!」ってスッキリする。
自分が抱える悩みや生きづらさも、HSP気質だからなのかと思うものが多い(もちろん性格や環境に寄るところもあるだろうけど)

そこで、人に説明することはあまりないかもしれないけど、自分が思うHSP気質をまとめておけばいざという時説明しやすいのではないかと思って書き出してみた。あとから増えるかもしれないが、今のところの自分説明書だ。


人間関係について

○人に悩みが相談できない、自分の気持ちを伝えるのが苦手
愚痴なら言えるが、自分の深い内面に関わることは人に話せない。上手く説明出来ないけどなんか苦手。すごく勇気がいる。あと、どうしても自虐的になってしまうので、相手もそんなこと言われても困るだろうと思って言えない。

○報連相が遅い
「もう大丈夫」「これで決定」と確信しないと人に伝えられない。また話が変わると混乱させてしまうし、良い話だったとしてもぬか喜びさせてガッカリさせたくない。早めに言った方がいいとはわかってるけど、どうしてもギリギリになってしまう。

○気を遣い過ぎた結果、気を遣えない人みたいになる
「変に口出すとやりづらいかも」「それほど親しくない人に悩みなんて話しづらいよね」と考えすぎて結局やらない方がいいのではという結論に至る。少し話がずれるかもしれないが、お皿に残った最後のおかずを、皆遠慮して食べづらいだろうし、ずっと残しといてもお皿片付けられないから私が食べた方がいいかなと思って食べてしまう。そんな感じ。

○人を好きになれない
以前婚活していたが、そんなに親しくない人に好意的なことを言われても「この人は私の何を知ってそんなこと言うんだろう」と思ってしまう。警戒心が強い。人に心を開くのにすごく時間がかかる。心を開いていない段階でのLINEのやりとりが苦痛。

○特に用件のない雑談のLINEが苦手
どこで終わらせればいいのかわからない。相手が適当なところで終わらせてくれる人とわかっていれば気が楽。

○怒られるのが苦手
怒られるのが嫌だから、怒られないように立ち回っているところはある。

○人の感情(特に負の感情)に敏感
相手が「今イラッとしたな」「カチンときたな」というのがわかる。貼り付けた笑顔の裏で怒っているのがわかる。

○ケンカが苦手
人の感情に敏感で、相手に深入りしない、深入りさせないので人間関係のトラブルは少ない。ただし慣れていないのでケンカすると大ダメージ。というか「ケンカ」の構図になると、「私が悪かった」「私が我慢すればよかった」と自分を責めてしまう

○人間関係の調整役
家族内で末っ子の私が調整役だった。母と姉がケンカしていると、それぞれの話を聞きに行き、間を取り持っていた。小さい頃に一番キレた記憶が「なんで私がこんなに気を使っているのにわかってくれないの!」だった。

○自分の話をするのが苦手だから、相手にもプライベートな質問はあまりしない
それほど親しくない人にプライベートな質問されても困るだろうし、逆に自分のことを聞かれるのも嫌だから、はじめから質問しない。結果、いつも情報が遅いし、他人から聞く。

○大人数で遊ぶのが苦手
皆が楽しめる話題が見つからないし、集団の中で上手く振る舞えない自分が嫌で落ち込む。疲れる。愛想笑いをしてる自分が嫌い。基本的に1対1がいい。BBQとかカラオケとか死ぬほど苦手。

○人に依存(執着)されるのが無理
自分のことで精一杯だから、お互いに自分の足で立っていたい。ただ、悩んでるなら助けになりたいし、話を聴いてあげたい。相手からべったりされるのが苦手なのかも。ほどよい距離感は大事。

○人に頼み事するのが苦手
「借りを作ってしまった」と思ってしまう。だから仕事休みたくても、実際に休むと死ぬほど罪悪感を感じる(シフト制だから確実に誰かの負担になるため)ちなみに休んだことはない。
嫌いな人、苦手な人でも「借りを作る」と愚痴も言えなくなるから(助けてもらったのに悪いこと言えない、と思ってしまう)なるべく一人でやろうとしてしまう。

○人と旅行
相手がリードしていろいろ決めてくれるのは楽だけど、何も役に立てなくて申し訳なくなる。自分がリードしようとすると「これで大丈夫?」って不安になる。でも仲良い人との旅行は好きだし、1人旅も好き。

○感情移入して落ち込む、イライラする
相手と立場が似ているとか、気持ちがわかるという時に感情移入しすぎて、自分のことのように辛くなったりイライラしてしまうことがある。むしろ当人よりイライラしたりする。共感性羞恥もある。


仕事関係について

○環境が変わるのが苦手
新しいことを覚えて、新しい人間関係を築くのがすごくストレスになる。だったら慣れた場所の方がいい。転職できる人はすごいと思う。

○一度に沢山のことができない
仕事が忙しかったら、プライベートで自分に負担がかかることはできない。資格の勉強も仕事と同時進行は難しい。

○人に見られるのが苦手
仕事をしてるのを人に見られるのが苦手。上司とかいるの嫌。普通にしなきゃと思うほど不自然になる。車の運転もそう。人を乗せると緊張する。
だから人に仕事教えるのも苦手。相手も見られてるのやりづらいだろうし、でもちゃんと見てないと間違えて覚えたら困るし…。

○しっかりと休みが取れないとしんどい
仕事の関係で1週間とかに1日しかない休み(基本的に連休がない)に予定が入ってる日が続くと精神的にしんどい。自分1人の時間がほしい。

○体調不良を隠してしまう
腹痛、頭痛とかは薬を飲んで我慢してしまう。体調が悪いのを人に見せないようにしてるのに、誰にも気づいてもらえないと悲しい。


日常生活について

○飲食店に1人で入るのが苦手
なかなか店員さんが来ないけど席に勝手についていいの?返却口はあるの?あるならどこにある?と考えすぎて落ち着かない。呼び出しボタンがないと店員さんを呼ぶのに緊張する(声が届かないと恥ずかしい)
初めて入るレストランやカフェより、慣れたチェーン店の方が緊張しないし、なんならフードコートの方が誰も私を見ていないから落ち着く。ただし混んでる場合を除く。

○怒っている人が大きな音を出すのが苦手
ドアを乱暴に閉めたり、食器をガチャガチャ音をたてて洗ったり、その人の怒りを感じてビクビクしてしまう。自分もやってしまうんだけどね…。

○自分の過去の失敗を忘れられない
たとえ相手が忘れているような小さなことでも覚えてるし、定期的に思い出しては死にそうになる。自分がちょっと嫌味を言ってしまったときも、後でものすごく罪悪感にかられる。相手が嫌味に気づいていたかはわからなくても後悔する。

○プレゼントは嬉しい半面ちょっと苦手
「何が欲しい?」って聞かれても、人から貰うに相応しいもの、高すぎても安すぎてもダメ、自分の好みにこだわりがないもの…って考えると欲しいものが思い当たらない。
本当に欲しいものは自分のお金で買いたい。自分の金で買ってこそ「100%私のもの!」って感じがする。人から貰ったものは永遠に「貰ったもの」で、遠慮というか、使わなきゃいけないというプレッシャーを感じてしまう。
ぶっちゃけ貰うなら食べ物か消耗品がいい。
相手にプレゼントするときも、内心「気に入らなかったら使わなくて大丈夫だよ」と思ってる。重荷にならないプレゼントって難しい。

○暗いニュースに引きずられることがある
そういうときはなるべくニュース見ないようにする。

○デモとか△△運動とかが苦手
内容や集まって抗議することがどうとかではなくて、そういう集まりは怒りとか強い感情が渦巻いてるので怖くなってしまう。参加はできないだろうし、ニュースで見るのも苦手。

○自然の多いところ、静かなところが好き
神社仏閣、美術館、博物館、広い公園が好き。綺麗な川でめっちゃテンション上がる。

○フィーリングは大事
人や場所の合う、合わないは結構フィーリングなので言葉で説明できない。なんか好き、なんか嫌。自分のフィーリングとか直感は大事だし、信用してる。

○芸術の才能がある人を尊敬する
絵が描ける、小説が書けるなど、自分の頭の中の世界を表現できる人はすごく尊敬する。

○お金<気楽さ
出世に興味がない。これ以上精神的負担は増やしたくない。生活に困らなくて、たまに旅行とかの贅沢ができれば十分。たぶんノルマがあるとか社内で競争が激しいとかの仕事はできないと思う。
あと、高級なレストランでマナーや人目を気にしながら食事するよりも、安くても落ち着くお店や家で食事するのが好き。気を使ってご飯食べるのは味もわからなくなるし、疲れる。

○物質的豊かさ<精神的豊かさ
高層マンションの広い部屋に住むとか、高いバッグやアクセサリーよりも、日常の些細なことに幸せを感じていたい。そもそもそんなに物欲ない方だと思う。ただ、狭くてもいいから自分の部屋はほしい。これも贅沢だけど。


まとめ


書き出してみたらやたら長くなってしまった。たぶんまだたくさんあると思う。書いてみて気づいたが、私がなにより必要だと感じているのは「気疲れしない、自然体の自分でいられる環境」だ。他人からは割とマイペースそうに見られるけど、頭の中ではいろいろ考えすぎて、早く家に帰りたいと思っている。「普通」を装ってるだけで、家でめっちゃ落ち込んでるしぐったりしてるよ!社会生活頑張ってるんだから、プライベートくらいはなるべくストレス感じることは避けたい。

私は、私自身が我慢しちゃうタチなので、誰かが辛いの我慢して無理して頑張ってたら気づいてあげたいし、話を聴いてあげたいと思う。声をあげられないからこそ、誰にも気づいてもらえないのは悲しいので…。「頑張ってるの知ってるよ。ちゃんと見てるよ」って伝えられる人になりたい。たぶん誰よりも自分が気づいてほしいから。全ての人に寄り添えるほど強くないし、良い人でもないけど、気づくための力がある。そういうときはHSPで良かったと思う。

〈追記〉
これは私が勝手にHSPの気質によるものかな、と思ってるだけなので、HSPに当てはまらないものもあると思います。ご了承ください。



この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?