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フィクションにおけるNJ型の愉快な仲間たち①(INTJ,INFJ)

フィクションにおけるINTJとINFJのアニメキャラについて語ってみる。アニメ・ゲーム関係多めです。


INTJ・INFJのキャラクター

 INTJやINFJのキャラクターはリアルだとあまり見かけないが、フィクションだと意外と見かける機会が多い。何かしらの強烈なビジョンに突き動かされて、スケールの大きな壮大な計画やシナリオを描き、実力や賛同者を着実に着けながら水面下で動き始める……INTJやINFJで思い浮かぶのはどうやらそんなキャラクターだろう。

味方の場合はシナリオを進行する役割を担う狂言回し、サブキャラの場合は物語の真相を知るキーパーソン、敵の場合は幹部またはラスボスと、使い勝手がいいのも特徴だろうか。

 野望や信念といったビジョンを持つキャラ、真相を知っているキャラは話を進めていくに便利な役回りであるため、結果的にINTJやINFJにみなされやすいというのはあるだろう。創作ゆえに能力はキャラ付けでどうにでもなるため、軍師・参謀キャラは手っ取り早くINTJに見なされやすい面はある。

しかし最近は、創作業界でもMBTIが認知されてきたため(というのは実は逆で、むしろMBTIが使われていたのは創作界隈が始まりなのだが)、創作キャラクターとしてのINTJ・INFJの解像度が高くなってきており、見ていてなかなか面白く、目が離せない。

メジャーどころのキャラはキャラクター性格診断wikiで大方語られているため、今回は少しマイナーなキャラを引き合いに出して語ってみたい。


INTJ

INTJのキャラクターでぱっと思いついたのは以下の通りだ。多いよ(汗)

シャア=アズナブル(機動戦士ガンダム)
碇ゲンドウ(新世紀エヴァンゲリオン)
斎藤一(るろうに剣心)
ルルーシュ(コードギアス)
夜神月(デスノート)
嬴政(キングダム)
昭平君(キングダム)
王賁(キングダム)
王翦(キングダム)
鬼舞辻無惨(鬼滅の刃)
星野アクア(【推しの子】)
ロイド=フォージャー(スパイファミリー)
ランスロット=タルタロス(タクティクスオウガ)
ディリータ(ファイナルファンタジータクティクス)
ブルー(サガフロンティア)
カレルレン(ゼノギアス)
ダースシディアス(スターウォーズ)
セブルス=スネイプ(ハリーポッター)

 上記の人物は典型的INTJだろう。このタイプの特徴はとにかくビジョンが大きく、計画が大規模かつ綿密であることだろう。人の動態まで計算に入れているためタチが悪い。目的の一致や立場によって権力者と手を組んだり、面従腹背している場面もあるが、やがて独自ムーブが目立つようになり、作品によっては梟雄としての本性を現し既存体制に反旗を翻す。

もともとが手段を選ばない冷血漢であったわけではなく、何かしら「悲しい過去」があり、それがスイッチになって現在の性格に豹変していることが多い。……が、上記銀河皇帝のように別段悲しい過去がなくてもでこんな感じの人もいる。

①INTJのヒーロー

割と解像度が高いのはルルーシュで、彼は割とポカミスが多かったり、戦闘は不得意で他のキャラに押されがちだったりとSe劣勢がちゃんと表現されていて「らしく」て好きだ。まあだいたいスザクのせいなのだが。

夜神月はINTJとINFJとでキャラクター性格診断wikiで荒れに荒れまくったことのあるキャラだが、筆者的にはINTJとみている。「世の中腐ってる」という冷めた見方からの「世の中を変えてやる。僕ならできる」という思想性はNiを感じるし、父親譲りの正義感の強さからTe的価値観が見えるが、一方で利他性が感じられず、ナチュラルに他人を見下す場面も多かったからだ。

 【推しの子】の星野アクアもINTJとして解像度が高い。合理的思考の持ち主で水面下で動くことを好む。基本的に「アイ」がすべての行動原理であり、存在理由であり、「復讐」という明確な目的に対して一切ブレがなく、使えるものは何でも使う。覚悟ガンギマリでブレないというのはINTJやINFJの特徴ともいえる。後述するが、同作品の黒川あかね(INFJ)もやはり同類と言える。

彼の行動動機は分かりやすく代替機能Fiで、上記の経緯から持っている感情が重すぎるため普段は無意識にセーブをしており、役者として仕事をする際も事前に役を「用意している」ことが多い。そのため感情演技ができないというネックがあり、今放送している2期アニメではこれがひとつのテーマとなっている。

②INTJの敵キャラ

 INTJは敵キャラ、特にラスボスとして起用されることがある。単純なボス格としては周りを巻き込めるENTJの方が上なのだが、ENTJは外向型故に物語序盤からせっせと活動したり、部下に任せず自分で行動したりするシーンが目立ち、なまじ精力的で出番が多くなってしまうため意外と黒幕感が無いこともある。これはFFTのヴォルマルフなんかが当てはまる。

ディリータカレルレンは少々昔のゲームキャラになるのだが、どちらも筆者が超好きなキャラクターで、相当とんでもないことをやってのけている。どちらも大切な人を失ったことによってこの世界に絶望し、徹頭徹尾シビアなエゴイストに豹変したという人物なのだが、理由が理由なのでやってることのスケールが大きい。

 ざっくり言うとディリータは秀吉で、カレルレンはゼーレのさらに上みたいな役回りなのだが、やはり目的達成のためならとことんシビアで手段を選ばずマジで1mmもブレない。「悲しい過去」からここまでぶっちぎると一周回って「やりやがったッ!マジかよあの野郎やりやがったッ!!カレルレンすげえッ!!」ってなってしまう。

noteだとジスロマック氏のレビューが秀逸でなかなか楽しい。とても文才ある方なので未プレイでも楽しめる。


③キングダムINTJ多すぎ問題

 キングダムという漫画がある。今ちょうどやっている、大沢たかおと吉川晃司が馬鹿デッカイ矛でしばきあう映画の原作マンガだ。

筆者は週刊ヤングジャンプ週刊ヤングマガジンを愛読していて、キングダムは連載開始1話からずっと読んでいる。王都奪還編(3巻あたり)で打ち切りになりそうだったので頑張ってアンケートはがき出したりした笑

そのキングダムだが、INTJが異常に多い。秦国でいえば上記の嬴政、昭平君、王賁、王翦はそうなのだが、他の国にもわんさかいる。パッと思いつくのは魏には呉鳳明、楚には春申君、他にたぶんいるだろう。

 筆者のお気に入りは趙の馮忌(ふうき)将軍で、このおじさんは軍師並の知略を持つ将軍というキャラで遠距離戦・長距離戦に強い。全体を俯瞰して戦局を読み、巧みな陣形と用兵で敵を狩ってくるタイプの将軍だ。

上記の王騎将軍は、こうした頭脳派タイプの将軍を生かしておくと後々厄介なので先に退場してもらおうと考える。そこで見込みのある主人公の信を特殊100人将に任命、同時に「飛信隊」の名を与えるので、見事コイツを討ち取ってこいというシーンがある。

この馮忌(ふうき)将軍には、接近戦が不得手で寄られると弱いという頭脳派らしい弱点があるのだが、巧みな撤退戦術を用いてなかなか粘る。そして最終的には「王騎の飛矢」たる信に討たれて退場するのだが、飛信隊や信の成長要素としてキッチリ仕事を果たす。個人的には魏の輪虎将軍と同じくらい印象に残っていて、好きなキャラだ。

INFJ

INFJのキャラクターはこんな感じ。自タイプなのでわかりやすい。

緋村剣心(るろうに剣心)
暁美ほむら(魔法少女まどかマギカ)
衛宮切嗣(Fate Zero)
シュナイゼル(コードギアス)
李牧(キングダム)
黒王(ドリフターズ)
アルミン(進撃の巨人)
産屋敷耀哉(鬼滅の刃)
鳥栖哲雄(マイホームヒーロー)
黒川あかね(【推しの子】)
ランスロット=ハミルトン(タクティクスオウガ)
ラムザ(ファイナルファンタジータクティクス)
ルージュ(サガフロンティア)

 このタイプも何らかのビジョンに基づいているが、INTJよりも態度が柔らかいことが多い。最大の違いは他人軸であることで、ここがINTJと見分けるポイントとなる。INTJはエゴイズムが先で全体最適化はついでだが、INFJは全体最適化が前に出ていてエゴイズムは見られない。またINTJよりも「悲しい過去」を持っている割合が高い傾向がある。

ほむらや切嗣は一見わかりにくいが「冷酷なエゴイスト≒INTJ」とミスリードさせていることがキャラクターに深みを持たせている。不健全INFJは実際あんな感じになるので、筆者的にはリアルで親近感が持てる。

①INFJのヒーロー

 典型的なINFJの主人公として思いつくのは衛宮切嗣暁美ほむらだ。どちらも徹頭徹尾「他人」のために戦っている。

切嗣は「正義の味方になりたい」というビジョンが、ほむらは「まどかを救う」というビジョンのただ一点のみで支えられており、そのためにすべてを投げ打ってしまっているためシビアな性格になっているのだが、素はヨワヨワで柔らかい。これはとてもINFJらしいと思う。筆者の身にも覚えがある。

 また両者とも素の戦闘力が弱いが、重火器の使用、敵の入念な分析・戦略の構築・武器の調達といった仕込み、ルールや認識の抜け穴の利用、自身の身体能力や技能の強化といった、一般的な能力バトルにおいては「特殊能力」とはみなされない部分までもフル活用するため総合的には強い。それでいて一切油断をせず、手段を選ばず、たった1人でも徹底抗戦を辞さない。あの覚悟ガンギマリの悲壮な生き方はまさしくINFJだ。

切嗣はかの有名な「切嗣ふざけるな!ふざけるなっ!!馬鹿野郎───!!」のセリフの発言者で、変顔が動画素材して広く利用されている。 ほむらもなかなか極まったキャラで、TV版10話で大切な友人の願いを聞き入れて、声が声にならない悲痛な叫び声をあげながらデザートイーグル50AEを撃つシーンは、CV斎藤千和の鬼気迫る泣き演技もあってかなりゾクッとくる。

この内に秘めた激しい激情と悲痛な慟哭はINFJの魂のルフランであり、また本質だろう。

②INFJの敵キャラ

 INFJの敵キャラには李牧やシュナイゼルなどのいわゆる天才軍師キャラがいるが、戦略的思考はもとより倫理面やモチベーション管理も完璧なので敵に回すと極めて厄介な存在となる。論理・権力性よりも道理・信頼関係といったコンセンサスで従えるため、配下は自主的に参加する形となり、基本的にモラル(士気)が高い。場合によっては体を張ることもあり、自分自身を一戦力として使うことも辞さず、命さえ惜しまない。

先読み能力はINTJと互角なので、他の登場人物がまだ問題を認識していないステージから既に対策を始めている。加えて守備陣形や組織運営能力、補給線構築能力および兵站構築能力が異様に高く、一角が崩されても即座に統率回復を図って防衛線を立て直してくるため、特に防戦に回ると恐ろしく手ごわい。これは組織集団でも同じで、INFJが総務や人事にいるとその会社は大変堅牢で強靭なものになる。

 INFJは攻撃性やスピード感がないので、本来は防衛戦や撤退戦といった防衛戦向きのキャラだが、包囲戦術攻城戦を執り行うと、鳥かごを狭めていくように丁寧に慎重に取りこぼしなく制圧していくため非常に恐ろしい。ドリフターズの黒王はこれを地でやってくる。

気付いた時には既に手遅れですべて封じ込まれてしまい、その包囲網を抵抗することも脱出することもできないまま圧札される怖さがある。これまたリアルでも同じだ。

なお李牧のヤバさをシミュレーションRPGゲームで表現するとファイアーエムブレム トラキア776の天才軍師サイアスで、指揮レベル☆10という超強力なバフ、および数値の暴力というメタ要素でプレイヤーを苦しめる。その所業はもはや災害といっていい。本業がハイプリースト(僧侶)という戦闘向きのクラスでなく、その副業が軍師というのもINFJ的でイカす。

なお味方になるとやる気をなくすのか指揮レベルが☆3に下がってしまう

③INFJ界の大型新人 黒川あかね

 現在二期アニメが放送中の【推しの子】のヒロイン、黒川あかねはINFJ界期待のエースだ。あかねといえば、恋愛リアリティショーでのやらかし(劣勢Se)と、その後のプロファイリングのシーン(主機能Ni)が挙げられるが、どちらも典型的なINFJムーブといえる。

彼女のプロファイリングは誰にも習わずに独学ということだがINFJなら地であれに近いことはやるだろう。MBTIという概念を知らなくても、またこの世に存在しなくても、独自の理論でソレに近いものを頭の中で発明してしまうのがINFJという人種だ。

 実際筆者は、中高時代に仲間外れにされていたため、自分にだけ知らされていなかった遊ぶ約束の日時を、推論から突き止めて遊びに行ったことが何度かある。所詮招かれざる客なのでその結果は推して知るべしで、無駄な悲しみを背負っただけだったのだが、INFJはそういうことを呼吸感覚で普通にやってくる。

なおあかねは頭が良すぎるので(偏差値78!!)、独力でアクアの真意や目的、出生の秘密すら気付いてしまっている。そればかりか、その時点では主人公のアクアがまだ気づいていない深層や黒幕に探りを入れてしまっているため、錬金術師でかつてそんな展開をみたことのある読者は死亡フラグが常に立ちっぱなしで気が気でない。INFJは割と普通に危なっかしい。

INTJとINFJがバチバチやる作品は大抵面白い

 【推しの子】のようにINTJとINFJがメインステージに上がってバチバチやりあう作品は、富野ガンダムの議論戦闘よろしく思想と思想が真っ向からぶつかり合うため基本面白いことが多い。ファイナルファンタジータクティクス、るろうに剣心然り、ルルーシュ然りだ。

ブルー VS ルージュ(サガフロンティア)

 このINTJ vs INFJの構図で筆者が一番好きな作品は、RPGゲーム「サガフロンティア」のブルー編だろう。余談だが筆者のハンドルネームはコイツから取っている。

①双子の兄「ブルー」(INTJ)

 「ブルー」はマジックキングダムで魔術を学ぶ魔術師なのだが、その修了式の日に、双子の弟「ルージュ」を頃すように学院より指令を受ける。

行きなさい 
資質を身に付け、術を高め、そして

ルージュを穀せ!(ダーーーーン!!)

そんなわけで、術の資質を得るために各地を外遊することになったブルーなのだが、この男イケメンのくせにナチュラルに性格が悪い。

 どのくらい性格が悪いのかというと、他の主人公でプレイすると一切仲間にならないのだ。サガフロンティアには「レッド」という別のシナリオでの主人公がいて、NPCとしてブルーが登場するのだが「貴様の名前が気に食わん」という理由で仲間にならない。

ブルー+レッドでトイレの芳香剤みたいになってしまうためと思われる

そのためブルーは主人公として選択しないと使用することができないキャラとなっていて、主人公として選択したときも、外面がいいその裏で「頭の悪そうな女だな」と内心つぶやくなどその性悪ぶりは徹底されている。


②双子の弟「ルージュ」(INFJ)

 その頃弟のルージュは、別の場所で双子の兄「ブルー」の抹札指令を受けている。その境遇はブルーとまったく同じだ。お互いは双子の兄弟なのだが、生まれてからすぐに隔離されて別々の環境で育てられたためにお互いに面識がなく、お互いがお互いを頃すことに躊躇がない。

このルージュはゲーム内では主人公ではなくサブキャラという扱いになる。ブルーよりも物腰が柔らかく善良で、他の主人公のシナリオをプレイした時に仲間にすることができる。こうして異なる視点から彼らの結末を見届けることができるようになっているのだ。

「何故、ブルーは他の主人公に非協力的なのにルージュは手を貸してくれるのか」がこのあたりの表裏の無さ、柔軟性に出ていると思われる。双子であったことから冷酷で腹黒い性格も瓜二つなのではと思われていたが、社交的な性格は地であったらしい。


③宿命の双子のその後

 このサガフロのシナリオでブルー編を選ぶとルージュとの決闘(果し合い)が待っている。この世界の術系統は、相反する属性の術の資質は得ることができない。つまりブルーが陽術・秘術・時術の術を得ると、ルージュは陰術・印術・空術という反対属性の術を使って戦いに挑んでくる。

(まるでMBTIみたいだぁ・・・)

一見すると正当なルールの決闘に思えるが「技を使うな」とはどこにも書いていないため、剣技・銃技・体術などの技や、ロケットランチャーなどの重火器を使うととんでもないことになる。

ルージュはコチラが術を使うと回路が暴発してカウンターダメージを受ける魔術を使ってくるのだが、肉体言語なら関係ないため、魔術そっちのけでひたすら脳筋育成を行い、スープレックスや垂直落下式DDT、ジャイアントスイングなどのプロレス技でわからせる体術士ブルーが続出した。

④そして地獄へ・・・

 そしてなんと、この戦闘は負けてもゲームオーバーにはならない。先述の通り、受けた指令は「ルージュ(ブルー)を頃せ!」だったので、どうなってしまうかというと……。

そこからルージュ編が始まるのである。セーブデータの主人公名も「ブルー」ではなく「ルージュ」になってしまう徹底ぶりである。

 その後の話の展開はブルー編と同じく、見た目こそ極楽浄土だがその実態は畜生しかいない「地獄」に乗り込み、地獄の君主を倒すというものなのだが、ブルーの一人称は「俺」、ルージュは「僕」であり、会話やイベントにおける感性が少しずつ違う。

リマスター版ではそのエンディングも異なっており、一本気の強い長男気質のブルー、寄り道も好む次男気質のルージュの素の違いがここにも表れる。

なお筆者が早解きするといつもわざと負けるためルージュ編になってしまう

⑤まさかの公式化

 ちなみにサガフロンティアの攻略本、裏解体新書にはベニー松山氏の書き下ろした小説が掲載されているのだが、そのときに主人公が再会したのはルージュとなっていて、地獄という氏地にたった1人?で赴いて、そこから生還してきたというシチュになるため、この時の再開劇はものすごく熱い。

なおこの小説の主人公は「8人目の主人公」になり損ねたヒューズという男なのだが、後年になってリマスター版が発売された際に「ヒューズ編」が追加され、まさかの公式化された。

なおこのゲームのプレイ話もnoteでも有名なゲームライターのジスロマック氏が触れている。ブルー編は創作関係者の間でも有名なシナリオプロットであり、そのくらいヤバい。


まとめ

 INTJやINFJのフィクション作品におけるキャラクターを語ってみた。半分くらいサガフロの話じゃねーか!なげーよ!加減しろ莫迦!!

⇒長くなければ覚えませぬ!!(まるで反省していない)

 フィクション作品においては、INTJは軍師ムーブをしているので割とわかりやすいが、INFJは少しわかりにくいかもしれない。その場合は利他性・自己犠牲に着目してみるとわかりやすいかもしれない。

問題は内向直観Niはかなり特異な心理機能で、特にINFJの内面性や複雑な思考、矛盾や苦悩を描き切れるクリエーターが少ないことだろう。

 この点【推しの子】作者の作品は常にNFJの価値観が強く出ているのでわかりやすく、また心地よいと感じる。「かぐや様は告らせたい」と【推しの子】のブレイクは必然で、NF型のユーザーの嗜好をガッチリ掴んだ結果だと筆者は考えている。

「インスタントバレット」は後で知って読んでみたのだが、やはりNFJの世界観だった。今後もこういった作品が続くといいなと思う。

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