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1人美容室/1人理容室。開業までの実体験の話の続き。



先日の出店までの実体験の話の続きをしよう。


時間軸でいえば

構想準備が整っている前提にはなるが

物件さえ決まってくれば、

3〜5ヶ月位でopenまでいけるようなイメージだ。




やはり
最難関は物件だと思う。

↑↑↑前回からの続き。


内装業者様の手の空きがあるかどうかなど

タイミングのような巡り合わせが一番だが、

少々思い込みかもしれない前提のお話をすると

小さい美容室の開業に即座に応じてくれる

美容室専門の内装業者はそんなに多くない印象だ。


(そもそも専門でやってるとこが意外に少ない。餅は餅屋と考えていたので、美容室内装専門業者一択だった。)


ましてや、急に、

急いで物件の下見に来てほしんですが!みたいな、

自分のスピード感を突きつけて、

来てくれる業者はない。



かねてから打ち合わせしてた

第一候補の専門業者には、

物件の状態と工事予定時期があわない為、

事実上、断られてしまった。




そんな時、

内装をお願いする候補として

念の為にお話を聞いてた業者様に相談してみた。
(すみません)




年末時期で忙しかったと思いますが、

フットワーク軽く内見にきていただき、

『いつまでに開店したいですか?』と話し


部屋の採寸をして、

スマートに打ち合わせを終えました。

ありがとうございました。


助かった。

もしかしたら、いけるかも。

そんな気持ちだった。


物件探しにくたびれ気味で、

割と断られたりするのも慣れて

この頃は

すぐ開き直るくらいのところまでなっていた。



まぁ、でも、

本当に、縁というのはどこで繋がるかわからない。





ここからは、

本来の美容室の内装の打ち合わせだ。




間取りはどうしたいか。

動線は大丈夫か。

作業スペースの面積は大丈夫か。

水回りはどの位置におくか。

床、壁紙、棚、あらゆることを決めていく。



この辺にきて、

ようやくここでお店をやるんだ!と

イメージが湧いてくる。




山登りなら、8号目位なイメージだろうか。




床材、壁紙、シャンプー台、

セット椅子などが決まれば、

あとは大工さんにお任せ。


流石のプロ仕事。


早いし、綺麗だ。



その間は、

店を始める為の身の周り環境を

自分で整えていく。



ネットや電話回線。
看板作成。
ホットペッパー掲載。
広告。
レジ。
決済システム。
材料仕入れ。
保健所チェックはいつに予定するか。



特にネット回線や決済システム(保健所も)は、

ライフラインかつ実際使用出来るまで時間がかかるものは、

なるべく早めに連絡してすすめていく事をお勧めする。




あとは、オープンするまでにあたり

本当に優先度が高いモノから処理していくこと。



ホントにやることだらけだから。

全て完璧にやろうと思わない方がいい。



あってもなくてもよいものは、

落ちついてから考えたらいい。


カタチにこだわりすぎない方がいい。



ひとつ例にあげるなら、

近年ポイントカードは形骸化している事が多い。


もし、自分がお客様なら

がさばるのでいらない。


だから、作らない。

となった。


これは、一例だが、

こういうのが色々と沢山ある。


本当になきゃならない、

もしくはこれは外せないというものを

リストアップしてチェックしていくことをお勧めする。




そう考えていくと、

今まで慣習的にやってきた事にも

疑問を投げかけることもできる。


手間、ニーズ、予算を見たときに

本当に今必要か。




もしくは、それを差し置いてでも

自分がやりたいことか。

合理的に考えてくことで、

自分がやりたい非合理的なことに

時間割いていくためでもある。



もうひとつ。




僕の場合は、

結果的に余裕を持って

OPEN日を迎える事になった。


やってみてわかったが、

それが正解だった。



見積もったOPEN日に

余裕で間に合うだろうと思ったが,

意外にギリギリまであたふたしたってのが

正直なとこだ。



性格にもよるが、

時間や諸々がゆるすなら

想像よりも

少し多めに余裕をもったOPEN日設定の方がいいだろう。






ここからは、本当の理容室美容室の運営だ。


自分のフィールドにようやく戻ってこれた!

という感じだ。








お察しの通り、


髪を切るのが上手いとか、

ちょっとだけ稼ぎたいとか、

なんとなく独立して1人でやってみたいくらいだと

自分で店を出店するのはしんどいかもしれない。

いや、しんどい。

生活全ての流れを変えてまで


やる意味って何?って。


そこにポジティブな意見をくれるひとは決して多くはない。


それでも、なぜ独立したいのか。

という質問を繰り返す。

最近では、

給与や自由度のみを追い求めるなら

独立開業する以外にも沢山の道がある。



そっちの方がリスクがなくていいよね

って、

すすめる人達も沢山いる。


理屈からすれば、絶対にそうだと思う。




それでも、

本当にやってみたい気持ちがあるなら

挑戦する価値はおおいにあることを伝えたい。


それだけの喜びや楽しさがある。

少なくとも、今自分はそう思ってる。




楽しい側面と厳しい側面を


常に天秤にかけながら


理性と感性を行き来しながら

現実と理想を照らし合わせ

あなたの想像が 創造を超えていく



最高のお店を出店できる事を願っています。



小さい自分の美容室理容室を
つくろうとしてる人へ。


少しでも

何かヒントを拾って頂けたら幸いです。



お読みいただきありがとうございました。


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