見出し画像

仙台移住3ヶ月が経って:風土とか(2/2)

仙台へ移住して3ヶ月間のせきららレポその2。
その1はこちら↓↓↓

「長町」は雪ひかえめ

岩手・北海道で20年以上過ごした私にとって、めったに雪の降らない東京の冬は物足りなく……。とにかく雪が恋しくて、仙台へ移住してまず何よりも楽しみだったほどです。

もちろん大雪の過酷さも知っているので、仙台市内でも降雪量の少ないエリアを中心に物件を探し、仙台駅から南へ約5kmほどの場所にある、長町駅周辺に住むことになりました。

そして念願の……

朝起きて、しんとした空気にドキドキしながらカーテンを開けると、一面の雪景色! を久々に味わえました。
こんなに美しい瞬間に立ち会えるなら、寒いのなんてへっちゃらです。

この眺めが部屋えらびの決め手

長町エリアの良いところは、歩けないほど雪が積もったり命の危険を感じるほど路面がツルッツルに凍結したりしないこと。
ただし日陰は雪が残ったり凍ったりすることもあるので、日当たりって大事ですね。

昼間は雪が降ってもチラつく程度です。冷え込む夜から朝にかけて吹雪や数センチの積雪はあっても、日が差せば溶けてなくなる、そんな天候でした。

雪が降っても大抵はこのくらい

ちなみに仙台市は、東は太平洋に面する沿岸部から西は山形との県境にあたる山深いエリアまで、かなりの広範囲です。
市街地に限定しても、北と南で天気が異なります。北の泉中央エリアでは雪が積もるほど降っているのに、南の長町エリアは晴れていることも。

スーパーや市場でのお買い物が楽しい

海と山に囲まれた仙台は、いわば食の宝庫。

近所のスーパーでも地元の野菜、果物、魚、なかなか手が出ませんが仙台牛・山形牛などが売られていてお買い物が楽しい◎ネットスーパーも便利なので適宜使い分けつつ。

この冬にスーパーで買って食べた地元名産品は、せり、雪菜、いちご、牛タン、金華鯖、……それから牡蠣がお得でした!

せりと牡蠣と仙台みそで土手鍋風
仙台いちご「もういっこ」

市場はまだ仙台朝市杜の市場にしか行けてませんが、私が把握してる限りで近郊に4、5ヶ所はあるはず。

塩竈の回転寿司も美味しゅうございました。つぎは何か理由をつけて回らないお寿司屋さんに行くぞ……!

廻鮮寿司 塩釜港|三陸の新鮮なサーモン。ネタが大きくて美味!

海の幸・山の幸はもちろん、米どころでもあり、お酒にしてもワイナリーやウイスキー工場、日本酒の蔵元にいたっては20以上もあるそう。

いちはやく仙台を知り親しみを持てるのが「食」なのかなと思います。

江戸家|日替わりのお刺身定食
酒肴ノ食卓 氏ノ木|新鮮ミディアムレアのアジフライ
張広東飯店 桜園|ご当地B級グルメ 仙台マーボー焼きそば

写真フォルダが食べ物ばっかりだ……。

人の心にゆとりがある

本来こうあるべきよねとも思うのですが、仙台の人って優しいです。

飲食店などのサービス業では、マニュアル通りのきちきちとした接客ではなくて、お店の方自身の言葉でおもてなしをしていただける機会が多いように感じます。

スーパーや街中などのちょっと混み合った場所では、街の人同士が自然とゆずりあったり会釈をしたり。

他人ではなくて隣人という感覚。適度な距離を保ちつつも、必要なときは手を貸すよ、というやわらかな空気があるような(大げさ?)。

私が田舎育ちだからかもしれませんが、東京の「我先に!」という忙しない空気には最後まで馴染めなくて……。もちろん親切な人や大好きな人だってたくさんいて、その方々には本当にお世話になりました。

仙台へ来て、気持ちがほぐれていくのを感じます。

ちなみに、山形は仙台を上まわるレベルで地域の方々が親切でした(!)


一言でいうと、ちょうどいい

東日本の真ん中に位置する宮城県。ここを挟んで北も南も、田舎も都会も経験している私にとっては、「ちょうどいい」の一言に尽きます。

海と山と暮らしがあって、食べ物は美味しく人は優しい。都会と自然のバランス、気候、人との関わり方もすべてが私にちょうどいい。

まだたったの3ヶ月。

住み始めたばかりで多くの発見があり長々と書いてしまいましたが、それでも分からない・知りたいことばかり。少しずつ、私にちょうどいい暮らしをつくっていきたいです。

仙台の冬の澄んだ空

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?