マガジンのカバー画像

エニアグラムとか性格分析関係

77
たぶんINTP。ときどきINFP?
運営しているクリエイター

#読書感想文

RHETIの診断結果を公開してみる

RHETI(riso–hudson enneagram type indicator)とは、リソ=ハドソン式エニアグラム性格タイプ診断テストのことである。タイプ判定のために用いる通常の診断テストはタイプ別の特徴を10個くらい上げて、その特徴に該当する設問の個数を数えるものが多いが、RHETIは2個の選択肢をあげて、2つのうちどちらが自分の人生の実際の行動に当てはまっているか、回答するもの。

例え

もっとみる
中嶋真澄『エニアグラムー性格と本質ー』

中嶋真澄『エニアグラムー性格と本質ー』

なんやかんやで、エニアグラムもののビューが集まる私の記事。先日、あまり出ないエニアグラム本の新刊が出たので購入。しっかりと読めたというわけでもないのだが、今の段階で簡単にまとめたものを記事にしてみたい。

作者が自身のyoutubeで売れる本ではなく、書きたいことを書いたと言っていたと思うので、かなり独自色が強く挑戦的な内容なのかなと思いながら読んでいたが、本書の中にも「リソ・ハドソンの理論を踏襲

もっとみる
現実の世界を大きく捨象する9w1

現実の世界を大きく捨象する9w1

久しぶりのエニアグラム記事。

「性格のタイプ: 自己発見のためのエニアグラム」はエニアグラムを学ぶ中で定番の本です。その中に通常の1のウイングを持つタイプ9(9w1)の説明の中でこのようなものがあります。

捨象?どういう意味なんだろう。[すてぞう]とでも読むのかなと思ったけれど、「しゃしょう」と読むらしい。意味は

なるほど、つまり9w1は何かをイメージする際に「自分の理想主義的観念」以外の「

もっとみる
『エニアグラムでパートナー探し』を読み返してみた。

『エニアグラムでパートナー探し』を読み返してみた。

連休中、久々に実家に帰った際、この本が本棚に並んでいた。タイトルを親に見られるとやや恥ずかしかったりもするので、カバーを逆さにして、タイトルをわからないようにしてあるのだが、やっぱり気になるのでこの本は回収させてもらった。

本の概要はこちらで紹介したとおり。

改めて読んでみると、パートナー探しとしても使えるかもしれないけれど、タイプの「相性」よりもっと大事なことがあると、この本の序文のところに

もっとみる
冷静で客観的なウイングサブタイプについて

冷静で客観的なウイングサブタイプについて

エニアグラムの定番の一つである、リソ・ハドソンによるエニアグラムの本を読むと、あるウイングサブタイプについて、以下のような記述がされています。どのサブタイプの記述かちょっと想像してみてください。

(健全な状態で)このサブタイプの人々はきわめて洞察力があり、 賢明で 洗練されています。学究的にもなり、(中略)冷静で哲学的な姿勢を保ちます。 内向的で隠遁を好む性質もあります。
 格別に客観的で節度が

もっとみる