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ヒーローショーができるまで~打ち合わせ編~

こんにちは、ブローノヴァ制作部です!

今回も「ヒーローショーができるまで」シリーズ、「打ち合わせ編」をお送りします。

何かのイベントに便乗してステージでヒーローショーをやらせてもらう場合でも、主催者さん、あるいはステージ担当者さんとしっかりと打ち合わせをする必要があります。

持ち時間

ショータイムは何分なのか?
ステージのあるイベントでは、複数の団体がステージでパフォーマンスを披露することが多いです。出演団体の数や演目を考慮して、1団体ごとの時間配分を割り振られます。

テレビの公式ヒーローのショーはだいたい30分のものが多い(ショータイム30分+握手撮影会)ですが、イベントごとにショータイムは異なります。
例えばヒーローショーの枠が30分なら、30分の間に撤退まですべて終わらせなければなりません。ショーの後に握手撮影会をやりたい場合、ショーを30分やってしまうと、時間が足りません。この場合、ショー20分+握手撮影会10分、のように時間配分を考える必要があります。

ある程度台本が決まっている場合、例えば15分のショーしかできない場合、30分枠だと時間が余ってしまいます。撤退まで余裕をもって、「20分枠があれば充分」と主催者に相談するのも良いでしょう。
主催者側から「30分持たせてほしい」と依頼が来る場合もあります。そうなったら、それにあった台本を作成したり、別のコンテンツ(握手撮影会など)を追加して、時間を埋めていきます。

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日時

これが決まらないと告知ができません。
ステージイベントが複数あるイベントの場合、主催者側の都合でなかなか当日のタイムテーブルが決まらない場合もあります。
この場合は日にちだけだも先に告知しておき、ショーの開始時間が決まりしだい改めて告知を追加するというのが良いでしょう。

高円寺フェス2018_181114_0126

ステージレイアウト

ヒーローショーを行う場合、ショーを演じる「ステージ」と待機や着替えに使う「控え」が必要になります。
その他にもPAブース(音響)を別で確保する場合もあります。

最低限確認するべきことは、
・ステージの広さ(何メートル×何メートル)
・高台かあるのか全て平バリか
・出ハケ、控えの位置(上手、下手、両方可)
・客席(ステージと客席との距離)
・スピーカーの配置場所
あたりでしょうか?

ステージレイアウトが決らないと、出ハケの段取りや動線が決められないので、事前にリハーサルを行う場合はやはりレイアウトが分かっていた方が良いでしょう。

ヒーローバーニング 川島商店街_106

機材

これも忘れてはいけません。
ヒーローショーではだいたいショーの音源を用意します。
セリフやBGMが入った完パケ音源にあわせてお芝居をしていきます。

では、その音源は何で用意すればいいのか?
CD、MD、iPod、カセットテープなどがありますが、大切なのはイベント会場の音響機材が再生できる媒体であることです。
CDデッキしかないイベントに、MDで音源を用意しても音は流せません。間違えると大惨事になります。
CDのトラブルでよくあるのが、家のパソコンでは再生できたけど、デッキでは再生できない。CD-Rに焼いた場合によくあります。一度パソコン以外の機材て再生できるかを確認しておくのが良いです。
極めてまれにですが、カセットテープしかないというイベントもあったりします。
自前の機材を持ち込むのもありですが、そうなると接続できるかどうかの確認も必要になってきます。

あとは、マイクの確認もしておきましょう。
何本使用できるのか?有線なのか、ワイヤレスなのか?
複数あれば、MC用、悪ボスのお遊び用、声当て用と分けれますが、1本を使い回すこともあります。

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当日スケジュール

イベント当日の段取りもしっかり確認しておきましょう。
おそらく一番気になるのは、ステージを使ってのリハーサルはできるのか?
実際のステージがどんな感じなのかは、だいたい当日にならないと分かりません。
思ったより狭かったり広かったり、こんなとこにスピーカー置くの?と思ったり、階段が狭くて危ないなど、実際に見てみないと分かりません。
それを確認するためにに、やはり本番のステージを使ってのリハーサル、段取り確認はやっておきたいわけです。
しかし、ステージを使う団体が複数いる場合は、リハーサルの順番や使える時間をよく確認しておかないと、リハーサルができないまま本番になってしまう可能性もあります。

このステージリハーサルの時間と本番の時間を吟味して、ショーチームの一日のスケジュールを作っていきます。

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イベントによっては、担当の人がヒーローショーのことを何も分からない、というときもあります。
主催者側から、何の打ち合わせ連絡もない場合は危険です、こちらから打ち合わせを持ちかけましょう。過去にあやうく控えがないままショーを迎えてしまう可能性がありました。
担当さんが明らかにプロのステージスタッフというわけではない場合は、心配性過ぎるくらいに確認をしておいた方が良いでしょう。



ここまで読んでいただきありがとうござます!

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実践編シリーズ
「ヒーローショー台本の書き方~実践編~」
 実際の台本を公開して解説【初心者でもマネするだけで書ける!】

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概要
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企画編
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台本作り編
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音源作り編
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衣装・小道具編
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スケジュール管理・人材確保編 
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事前リハーサル編
 https://note.com/blownova_elsol/n/n2020f9b72569
ショー当日編
 https://note.com/blownova_elsol/n/n199445dc9982


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#ヒーローショー

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