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明日も生きたくなる文章を【気まぐれ日記】

7月5日(水)

3月に6年勤めた職場を辞めたのは、あくまでフリーランスのライターになりたいという夢があったからなのだけれど、何となくそのあたりが誤解されているような気がしてならない。

公務員の正職員を辞めるなんて人はあんまりいない(少なくともわたしのいた職場では)から、辞めるなんてよっぽどのことがあったんだろうとか、楽したかったんだろうとか、逃げたんだろうとか思われても仕方ないのかもしれないけど。

単にやりたいことがあるとか、なりたいものがあるとかの理由で辞めることは、あんまり想定されていない感じがする。まさかそれだけじゃ辞めないでしょ?みたいな。
どこか違う企業に転職するならまだしも、フリーランスだとなおさらそうなのかもしれない。

まぁ、楽したかったんだろうとか思われたとしても、別に実害はないのだけれど。誤解されているのは、少し悔しかったりする。ちゃんとライターの仕事もしてるのに、って。

あと、入庁から5年在籍していた課に会計年度で戻ったことで、最後の1年に在籍していた課の人たちを騙した感じになっている感じがする。その人たちが嫌で嘘をついて辞めて、元いた課に戻ったみたいな感じになってしまっている気がして、それはちょっと不本意。あんなに送り出してもらったのに、すぐ戻ってきた形になっていて気まずいというのもある。
親しい人には事情を話したけれど、うーん……。

威勢よく(というほどでもないけど)辞めたのに、うまくいかなかったのかな……と思われるのもなぁ。ちなみに辞めるときは戻ってくる気は毛頭なかったし、戻ったのはほんとうにたまたまだった。けど、もしかしたらそうは思われていないのかもしれない。
人が多いから、一人ひとりに説明して回るわけにもいかないしな。

何となくモヤモヤするできごとがあったので、つらつらとこんなことを考えた。考えすぎかね。


7月9日(日)

いい文章を書きたかったら、書き続けるしかないよなぁとふと思った。
どんなときでも書く。自分に言い訳しないで書く。
わたしは自分に甘いのでうっかりするとサボりそうになってしまうけど、何かしらは毎日書くことにしたい。
今はうまく言葉が出てこなくて、いい言い回しが思いつかなくて、自分の書けなさに歯噛みすることばかりだけど、それでも書き続けていかないといけないな、と思う。


7月13日(木)

死にたい気持ちになった人を、繋ぎ止められるような文章が書きたい。
自ら命を絶ってしまった人の訃報や、人身事故のニュースなどを立て続けに目にして、そう強く思う。

わたし自身、何度も文章に救われてきた。落ち込んだときや悩んでいるとき、ネットでふと目にした文章やたまたま読んでいた本などに、いままでどれだけ助けられたことだろう。

大きな変化じゃなくてもいい。辛い気持ちの人が偶然読んで、ちょっとだけ気持ちが明るくなるとか、考え方がほんの少し変わるとか、そんな感じでいい。
自分の文章で人の心を動かしたり、行動を変えたりしようなんて、おこがましいにもほどがあるのかもしれないけど。それでも。

明日も生きてみようかな、と少しでも思ってもらうことができたなら、文章を書く上でこれ以上の幸せはない気がする。

そんな文章を書けるようになるには、一体どうしたらいいんだろう。いまの自分には、能力が足りなすぎてもどかしい。


7月21日(金)

なんか今日はもうダメかもしれない、と思った。
仕事で電話をかけたら、電話に出た人がことごとく不愛想だったり、全然こっちの話を聞き取れなかったりした。忙しくてイライラしていたのかもしれないし、まだ仕事に慣れてない人だったのかもしれないしとかいろいろ考えたけど、聞き返すときに「すみません、もう一度よろしいでしょうか」じゃなくて「えっ、なんですか?!」って言われるとちょっとムッとする。そしてちょっとへこむ。私のへなちょこマインドが。

他にも電話相手と私で認識の違いがあって話がすれ違ったり、何回かけても繋がらなかったり、ようやく繋がったと思ったら担当者が不在だったりして、精神的消耗が著しい。ちょっとイラつきながら「では明日かけ直します」って言って電話を切ってから気づく。あ、今日金曜日だった。恥ずっ。

あー今日の私はもうダメかもしれない。そう思いながらトイレに行って仕切り直した。
こういうときって、たまにある。何をやってもうまくいかなかったり、失敗したりするときが。
大学生くらいの頃に、なんかそういうタイミングがあるなと薄々気づき始めた。忘れ物をしたり、お気に入りの服を汚してしまったり、友達の前で変な勘違いを口にしてしまったりとか。踏んだり蹴ったり、踏んだり踏まれたりな日というのが、昔からたまにある。

今日もそういうバイオリズムなんだろうな。しかたないな。注意深く過ごしておとなしくしていよう。
そう思っていたところ、帰宅時に立ち寄った店舗の駐車場で、車のサイドミラーを駐車場の柱にぶつけそうになった。
危ない。こういう日は、ほんとうに危ない。

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