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コーヒーチェリーの収穫方法【vol.5】

さぁ今回もやっていきましょう!
コーヒーチェリーの収穫。



結論
主な収穫の方法は3つ
①機械収穫
②しごき収穫
②手摘み収穫

①機械収穫

小規模農家では利用されませんが、生産面積の大きな農園では機械を利用した収穫が行われています。

機械収穫は巨大な機械で木を揺らして実を落とすようにして収穫を行う。

②しごき収穫

しごき収穫はコーヒーチェリーを枝ごとしごき取るという方法。

通常、標高の高い高地で栽培されるコーヒーの木は斜面になっていることが多いので機械はおろか手作業も困難であるため、作業を簡略化するのは重要になってきます。

③手摘み収穫

手摘み収穫は文字通り手作業で選別しながら摘み取る収穫方法の事。

完熟した収穫に適したコーヒーチェリーのみを選んで収穫していくので非常に手間がかかるが、手摘み収穫をしている農園のコーヒーは高品質になる事が多い。

完熟実と未熟実の選別方法。

コーヒーチェリーには完熟した良いものと、まだ完熟していない未熟実が混じっています。

これらを分別するために、果実をすべて水槽の中に入れ、水面に浮かぶかどうかで判断する方法もあります。水面に浮かんだ未熟実だけを取り除き、高品質な完熟実のロットと低品質な未熟実のロットに分けて精製されます。

ここまで3つの収穫方法を知りました。
それでは、どれだけのコーヒー豆を収穫出来るのか?

コーヒーの木一本からコーヒー豆は平均して1000粒です。
そしてそれから6つの工程を行います。

①欠点豆や未熟実などを選定
②品質の良い豆だけに絞る
③果肉を取り除く
④乾燥させる
⑤脱穀する
⑥焙煎する(欠点豆排除)

そして残るのはわずか200〜300グラムと言われています。
普段目にする珈琲屋さんで売られているコーヒー豆のパッケージはコーヒーの木1本分。
生産者の労力には感謝しかありません。


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