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個の”再現性”を高め、あらゆる環境下で力を発揮し続ける

”ビジネスの再現性”という言葉はよく聞きますね。
再現性が高い方がインパクトを出せるとか、再現性と市場飽和リスクなど諸説ありますが、基本的にはポジティブな意味で使われる印象でです。

この”再現性”という言葉を改めて調べたら、様々な意味がありました。
そして、ビジネス文脈での使用にフィットしそうなものはこれでした

再現性:信頼性と同じ意味に使われる。実験において繰り返し観察されること,仮説の検証に繰り返し成功することなど

(栄養、生化学辞典のものが一番ビジネス上の意味に近くて興味深い)

ふむ。
では、”個人”の再現性ってなんでしょう?
あまり聞いたことがないですよね。
私もないですw 

でもふと、その”問い”が思いついたんです。

どんな環境や状況でも高水準で力を出せる人**

これまでは、環境やビジネス潮流の変化に、労働力としての人が生き方をフィットさせる。それが常識でした画一化と拡大思考をもたらした産業革命以降、多くの人にとって”働く”とは、まさにそういうことで、ビジネスと人との関係性はそれがアタリマエだったのかもしれません。

しかしVUCA時代、どんな環境や状況でも、比較的高い水準で力を出せる人が求められます。それこそがこれから必要なレジリエンスでしょう。

自分の再現性を高めるためには、自己理解と自己分析が必要です。
その際は、自分自身と周りの偽りの自己肯定感(他者承認や相対的価値から獲得する肯定感)に意識的になり、距離を置いて観察することが重要です。
なぜなら、変化した環境下で、偽りの自己肯定感には再現性はないからです。
そしてBe-Doサイクルをしっかりと回すこと。
Be-Doサイクルってなんやねん?
はい。説明してませんでした。

行動変容を起こすBe-Doサイクル**

私がコーチングでお手伝いしていることは”行動変容”です。
そこへの向かい方=プロセスのイメージはこんな感じです。

このサイクルには
・超高速で回っている瞬間的な「反応サイクル」
・客観的な視点と選択が入る数秒の「対応サイクル」
・短期サイクル
(1週間〜1、2ヶ月)
・長期サイクル(3ヶ月〜、数年以上)
があるかな、と現時点で思っています。

反応サイクルから、理想的かつ現実的な対応サイクルに変え、そして短期サイクルと長期サイクルをTo Be≒ミッションとTo Do≒ビジョンと照らし合わせながら向き合っています
図の赤と青は動脈と静脈のイメージから。赤の動脈(出ていく)では父性性が、青の静脈(戻る)では母性性が重要になってきます。

そして、上記のプロセスとともに、以下をクライアントさんの自主性を軸にお手伝いしています。

行動変容を伴走するコーチングで行なっていること
1. To Be, Being, To Do, Doingの明確化
2. To Be / Being/Doing/ To doのギャップの発見
3. 個性、スタイルの客観視
4. Be-Doサイクルのスピードを上げる

時間軸を入れた、横から見た図がこんな感じです。
縦横にストレッチして、To Beに登りながら、To Doの世界を作り出していく、というイメージです。

**

”再現性を高めたい自分の発見”から取り掛かろう**

自分自身の再現性を高めるのに、コーチングはもちろん有効ですが、巷に溢れるビジネスフレームワークを自分に当てはめ、再現性を高めたい自分を発見するのも良さそうです。
フレームワークは、構造を明らかにして効率的思考を循環させるため、そして再現性を高め横展開するためのもの。使わない手はありません。

マーケティング文脈だと
・SWOT分析
・4C
・カスタマージャーニー
・ビジネスモデルキャンパス
・バリュー分析
・MVV(ミッション/ビジョン/バリュー)

組織開発文脈だと
・ジョハリの窓
・経験学習
・システム理論
・成人発達理論(ADT)

あたりが使えそうです。

人ひとりのなかに一つの宇宙。
その宇宙探索は、ひとりでやるのもいいですが、いろんな人と一緒に楽しみながらやるのもオツです。
このようなフレームワークを使うと近代的組織では機会が得にくい、無条件下での「自分に向き合う」ことができるかもしれません。
Be-Doサイクル図の静脈の部分が太くなり、また全体に及ぼす真ん中の円の個性×スタイルの理解が深めることは自己理解の第一歩。

先日、ある余興でジョハリの窓(全員、聞いたことはあるけれどやったことがなかった)をやってみたら楽しかったです。
そして、全員酔いがバッチリ覚めましたw

今回のコロナ禍で、多くの人が生き方、キャリアについて再検討していると思います。
”再現性を高めたい自分”の発見、再現性を”保つ力”の獲得、応援しています!

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最後まで読んでくださり、ありがとうございます! いただいたサポートは、”新しい発見”のための活動に充てます。