見出し画像

京都旅行 2023.7 西芳寺(苔寺)→華厳寺(鈴虫寺)→地蔵院

もともとスピリチュアルな事を書こうと思って始めたnote。しかし、始めて間もなく『京都』という場所が私にとって意味のある場所であるとの想いが強くなりました。そしてその意味を知るために京都に行くようになったのが一昨年の5月。
以降、幾度となく京都を訪れました。
京都に惹かれた理由・意味については、まだ答えは得ていませんが、父方の先祖が洛中に住んで本屋に勤めていた事を知ったり、将来は京都に短期間(数年)の移住をしたいと思うに至っています。

ただ、長らく関西在住だった親族が関東に移転したため、関西旅行の拠点を失ってしまいました。
これからはホテルに泊まらないといけなくなるので、行く頻度を減らさざるを得ない状況です。

「桜咲く哲学の道に行きたかったなあ」とか思いつつ、昨年訪問した時のこと思い出しながら、引き続き旅行記を残そうと思います。

ということで、昨年7月、3泊4日で行った関西方面(主に京都)への旅行記の第1回目を書いてみます。

まずは初日。始発の電車で京都に向かいました。少し遠回りして、金沢駅で大好きな特急「サンダーバード」に乗り換えました。

先日新幹線が延伸したとに伴い、惜しまれつつも金沢~敦賀間が廃止されたのは記憶に新しいところ。この時はまだ敦賀までの区間が廃止されると言った意識はあまりなかったのですが、敦賀の先にあるループや、車窓から眺める琵琶湖の景色等を楽しんだ後、京都駅に到着しました。

京都駅では地下鉄に乗り換え、四条駅を経由して阪急の桂駅へ。そこからはタクシーで西芳寺(苔寺)に向かいました。


■西芳寺(苔寺)

この4月に訪問したのですが、碌に事前確認をせず(それが私の流儀ではあるのですが・・・この時は流石に後悔しました・・・)、要予約であることはすっかり忘却の彼方へ。当然ながらその時は参拝できませんでした。

よって、今回は再挑戦。
初めての訪問です。

ここ西芳寺は奈良時代、聖武天皇の命で行基が開いたと伝わる寺院。その後荒廃したものの、1339年、夢想疏石を迎えて中興した臨済宗の古刹です。苔で覆われた庭園で有名で、世界遺産にも登録されています。

庭園は、2段で構成されています。上段が枯山水式庭園、下段は黄金池を中心とした池泉回遊式庭園になっています。

この庭園には室町幕府の将軍が訪れていたそうです。足利義光は金閣寺、足利義政は銀閣寺を造営する際に、この西芳寺を参考にしたと言われています。

あらためて写真を見直したのですが、池泉回遊式庭園のものばかり。残念ながら枯山水は思い出すことができないので、また行こうと思っています。


■華厳寺(鈴虫寺)
さて、すぐ近くにある鈴虫寺こと華厳寺。こちらは4月以来、2回目の訪問となりました。

今回はこの一枚しか写真がありませんでした

江戸時代中期の1723年、華厳宗の再興のために鳳潭上人(ほうたんしょうにん)によって開かれました。ここも臨済宗の禅寺です。一年中絶えず鈴虫の音色が響く中、僧侶が行う「鈴虫説法」が人気です。

山門の脇には、どんな願いでも一つだけ叶えてくれる「興福地蔵」があります。あろうことか前回訪問した時に何をお願いしたのか忘れてしまいました。多分、アレかアレかアレなのですが・・・。

今回はしっかりと願いしてきました。成就した暁には、お守り(×2)を必ず返しにあがります。

そうそう、前回の記事で鈴虫説法について簡単に触れました。今回はもっと簡単に書いてみます。

・将来を考えれば不安になる。
・過去を振り返れば後悔の念が湧く。
・だから今を精一杯生きよう。

概ねあっていると思うのですが…。
初訪問の時もそうだったのですが頭がフワフワしてしまって、きちんとは覚えていないのです。
次回はメモをとろう、なんて思っています。


■地蔵院
今回、初めて訪問しました。1367年に建立された寺院です。こちらも臨済宗の寺院。
竹林に囲まれていることから「竹の寺」とも呼ばれて親しまれています。

彼の一休禅師が6歳で出家するまで、ここで母親と過ごしたと伝えられています。

方丈からは枯山水庭園「十六羅漢の庭」を眺めることができます。さほど広くはなく、5人もいれば狭く感じるのではないでしょうか。

この地蔵院、私の「お気に入り」に追加させてもらいました。気候が良ければ数時間は全然いられると思います。隠れ家のような場所でした。

後ろを振り向くと、ハート型の猪目窓が。

ハート型に見えますが、猪目という古来から日本に伝わる文様なんだそうです。災いを除き、福を招く意が込められているのだそうです。

日常を忘れるために、必ずまたお邪魔します。


◾️後記
すっかり京都2週目に入ったつもりになっていたのですが、地蔵院に行き、その素晴らしい庭園を目の当たりにし、まだまだ1周目なんだなあ、と実感しました。一方、まだまだ見る所があるであろうことに嬉しさを感じました。

今日はここまでにしておきます。
お読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?