なんだかんだ言って離れてないってことは好きなんだと思う
この街、をどこにしようかと考えて、旅先の好きな場所というより地元にしてみた。
街というより市だけどとかなんか違う方向にいきそうな思考を軌道修正しつつ、たぶん僕はなんだかんだ言って地元だったり、今住んでいる地域は好きなんだと思う。
3.11で海沿いの元職場が全部波に呑まれたタイミングで、一回地元を出ようかなと思ったことはある。3.13に避難場所から元職場へなんとか向かったときの景色はたぶん、一生忘れないかもしれないと思っている。
嫌いになったのではなく、好きだからこそこのままの景色を見ているのがしんどいなと思った。
車が電柱に突き刺さったり道路脇に転がっていたり、砂まみれの道路や芝生があり、海に近付けば近付くほど電気は復旧しておらず、プレハブは転がったままで、横転した船のすぐ横をスレスレで運転していた。
ただ、好きな景色を取り戻そうと結構意地で復旧活動を手伝っていたりなどをしていたから、好きなままでいられたのもあるのかもしれない。
胸に迫る景色や記憶で終わらせないように足掻いたからこそ、まあその後にちょっとしこりのようなトラウマのような何かは残ったりもしたのだけどそれでもこの地に住み続けることができたんだと思う。
もちろん旅には出たいと思っている。地元以上に住みたいと思っている土地もあったりする。現実的にできるかどうかはこれから次第ではあるなと思いつつ。
ただ、地元は、この街は好きなままでいたいとは思ったりする。
地上に生かしてもらって、育ててもらってきた土地だから。
できれば嫌いになって離れるということはなければいいなと思う。
てか打ってて思ったんだ。
こういう話題で一回、たぶん365通りのエッセイvol.1のエッセイ書いてる。
もうしばらく打ってやっと気付いたので、このまま公開とした。
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