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地震・台風時に動けるガイド 大事な人を護る災害対策 【読書感想文】 令和6年能登半島地震をうけて


★★★★☆
Amazonでレビューしたものです

阪神淡路大震災は被災者として、地下鉄サリン事件は現場ナースとして救護にあたり、東北大震災ではレスキューナースとして現地に赴く。多くの災害に対してきた医療職であり、また防災の重要性を伝える第一人者として活動する著者が、護りたい人がいるあなたへ送るメッセージ。高齢化社会と介護に携わる人々、そして我が国ではもはやそこにある危険と言える地震と台風。この身近でリスクの大きい災害に対して、護る立場で何ができるかを紐解く。

目次
【第0章 護りたい人がいるあなたへ】
大切な人を護るためには、まずは自分の足元を見てみよう
そもそも、防災って何のためにするの?
滑り止めシート1枚からでいい。ともかく動こう!
護りたい人がいるあなたこそ、〝ええ感じの人〟であれ!
普段からやっておけば、いざというときに自分も大切な人も護れる
災害は怖い。でも、防災はおもろい
NAO'S COMMENT 「助けて」を発信しよう。〝恩送り〟をし合おう

【第1章 家族を護る自宅の防災】
備えのないまま被災すると、家はこうなる
被災生活を乗り切るためのわが家の〝備え〟を確認する
被介護者を置いてけぼりにしない。対策は家族みんなで
使い回しやすいものを最大限活用する
まずは1か所、滑り止めシート1枚から!
ちょうどよい量を考えてストックする
▼ツジナオ流 備蓄品をチェック
いざというときの連絡先リストをつくっておく
自宅避難? 外へ避難? 判断基準を持っておく
ライフラインが止まったら電源と水を優先して確保
普通の日も食べたくなる防災メシで、心を豊かに
衛生管理は感染症対策の要。清潔を保つ工夫を
避難所は、事前に3か所以上チェックする
いつ、どこへ、どう逃げるか、前もって決めておく
防災リュックは、中身を普段使いするのが◎
▼ツジナオ流 防災リュックをチェック
避難生活を乗り切るレジリエンスの高め方
NAO'S COMMENT 今時の防災情報はスマホで管理! おすすめ防災アプリ3選

【第2章 利用者を護る施設の防災】
施設と利用者、そして自分を護るために必要なこと
ADLの低い人から順次避難できるよう備える
誰が行くのかを明確に。近隣の人たちの協力も必要
被災時にどう連絡をとり合うかを決めておく
被害を具体的にイメージし、防災グッズや備蓄を用意する
できるところから防災仕様に変えていく
防災訓練では、ものを実際に使ってみる
《やってみよう1》レクリエーションに取り入れる
《やってみよう2》職員の間で練習してみよう
避難訓練は、なるべく具体的な状況を想定する

巻末付録●いざというときに慌てないために状況確認チェックシートを備えよう


1.2024年1月1日 令和6年能登半島地震をうけて


昨日の1月1日午後、我が家も揺れました。ゆっくりながい揺れでしたが、被害などはなくて、長いなーと思っていました。こんなに大変な状況になるとは想像もしていませんでした。
北陸等被災された方々にお見舞い申し上げます。救助が必要な方に一刻も早い救助を祈っています。

私はふるさと納税でふるさとチョイスを使っているのですが、災害支援がそのサイトからできるようなので、やってみようと思います。

またいずれ該当の市町村にもそれぞれ災害支援のふるさと納税ができると思うので、そちらに納税をしようと思います。

そのような昨日の震災を受けて、防災について見直そうとこちらの本を読んでみました。

2.自宅の防災、特に介護の必要な人がいるお家に

こちらの本では、防災についての具体的な準備と実際に災害が起こった時の行動について書かれています。特に介護の必要な方がいるお家に向けた内容が多くなっています。部屋の防災対策や防災グッズ、防災した時の食事など詳しく書かれています。

大量のペットシーツや水やガスコンロや新聞紙や、、、
本当にたくさん準備するものが書かれていて、正直めげそうになりました。
特に新聞を取っていないので、新聞紙がないんですよ。

耐震強化もやろうやろうって思いつつできていませんでした。

とりあえず今できることとして、滑り止めシートをテレビの下に設置してみました。

猫の水入れの下敷きになっていた滑り止めシートを流用しました。

まあ、いっぺんには無理なので少しづつですかね。

なかなかハードルが高いのが、近所の人と仲良くしておくというもの。
町内会長とか自治体の民生委員さんとか、知らないですね。
こういった災害時、遠くでネットにつながっている人が拡散して助けてくれるということもありますが、やっぱり近くの人との助け合いが強いですよね。前大雪の時に初めて会ったアパートの並びの人と雪かきをしたことを思い出します。

またスマホを使った防災についても触れられていました。

ハザードマップ

地震10秒診断

東京備蓄ナビ

こちらの本で紹介されていたおすすめ防災アプリは以下の3つ。

Yahoo!防災速報

ウェザーニュース

特務機関NERV防災

上3つのうち、特務機関NERV防災は私もダウンロードしています。
TwitterじゃなかったXもフォローしており、色々な情報を流してくれます。昨日はこちらのツイートを拡散したり、途中で制限をかけられたのに対して、イーロンマスクに文句を言ったりしました。(解除されてよかったです)

3.施設の避難は現実的ではない現実

第2章は施設の防災となっていました。
家具の固定や防災グッズの整備はできると思いますが、避難となると難しいのが現実でしょう。
施設も色々ですが、寝たきりや車椅子の人ばかり40人や60人を夜は2人でみているというところも多いと思います。避難させましょうと言ってもまあ無理ですよね。

滑り台式の避難器具で建物の上から滑っていって下へ落とすという方法もあルドルが、一番の防災は施設の人員配置とADLの統一かなと思います。
つまり、歩行可能な人、車椅子の人、寝たきりの人と、ADLを階ごと施設ごとに統一して、介助がより必要なところに人員を増やすという方式です。ただ、これには介護制度の変更が必要ですし、歩行可能でも認知機能が低下するとかえって人手が必要なので、一概には言えないところがあります。

なかなか難しいですよね。


自分の防災対策をしながら、防災について考えていきたいと思います。


著者:辻直美 (読み手)
ASIN ‏ : ‎ B0C3CDKKMG
出版社 ‏ : ‎ メディカル・ケア・サービス (2023/3/28)
発売日 ‏ : ‎ 2023/3/28
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 31097 KB

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私の守るべき家族は猫たちです。


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