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親の背を見て子は育つ、否、親は子に育てられる

「親の背を見て子は育つ」とよく言われます。

一般的な意味としては、
「子供は、親のやっていることを見て、それがあたりまえのことと思って、自分の常識にしてしまう、ということ。 」

ということですが、考えてみれば子供は無垢の存在であり、どんな色にも育ってしまうわけです。
そう考えると、昨日の品格もそうですが、自分自身が意識していくことで子供の将来も変えることが出来ると言えそうです。

自分自身が堕落した生活をしていて、いくら子供に勉強しろとかいっても子供はどう思うでしょうか。

少なくとも、本当に勉強しようとは思わないでしょう。
また、塾に任せておけば良い・・・そんなものでしょうか。

知識は増えるかもしれませんが、もっと大事な相手への思いやり、気配りなどが出来ない人が育ってしまうと言えないでしょうか?

私は、

「親は子供によって育てられる」とむしろ思っています。
子供に自分として出来ることの最上級を見せる。

別に無理して家族旅行に豪華な旅行に行くのが最上級を見せるということではありません。

休日でも、ダラダラ過ごすのではなく、時にはスポーツしたり、時には勉強したり・・・自らを高めるための努力をすること、またそうした姿を子供に見せること・・・そんなことも大事なのではないでしょうか。

私は残念ながら、子供が9歳の時に事情があって離婚してしまいました。

その後は、元嫁の実家から子供に会わせてくれなかったので、途中までしか子供にそうした姿を見せられなかったというところが有ります、だからこそ、今子育て中の親御さんには意識してほしいのです。

親が子供のために頑張っているという姿を見せることはまさに。

「親の背を見て子は育つ」

であり、そうした姿を見せるといことは、自らを律して、常に子供の理想系を自身が演じなくてはならないと思うのです。
ただ、最初は演じているつもりでもそれが習慣となれば自然と振る舞えるようになります。
これが、自分の自身の品格の向上にも繋がっていくのではないでしょうか。

親の背を見て育ったはずが、国鉄に入らずに警察官になった親不孝な子供
警察学校の入校式にて

まぁ、この写真は後日談があって、警察官を退職後今度は郵政省の採用試験に合格、その後当時父親が天王寺鉄道管理局に勤務していたのでそれに倣って私も近畿郵政局に転用試験を受けて転用したわけで、まさに親の姿を見て子は育ったといえます。

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