「受験勉強」はあまり美味しくないので、無理矢理「教養」に繋げる
5回目の投稿
みなさまこんにちは。今回の記事は少し導入が長いですが、少しだけ我慢してお読みください。。。
私の学校は定期試験が年5回あります。4回目の定期試験まであと3日。
定期試験の存在を知ったのは1週間前。それまでは存在すら知りませんでした。なんてこったもう二週間もない。
あきらめムードの私はやる気も出ず今日にいたりました。さすがにノー勉で行くわけにもいかないので、少しだけ化学の勉強をしました。
範囲は「化学反応式」です。正直やらなくてもわかるのでそんなに焦ることは無い。
「化学反応式をかけ」といった問題や「実験に使用した塩酸の濃度は?」といった問題が続きます。さて、ちょっと難しそうな基礎問題を数問だけやって「発展問題」に移ります。発展問題くらいは2周くらいやりたいものです。
問1「酸素1.000Lをオゾン発生器に通すと、気体の体積は0.975Lとなった。このとき生成されたオゾンは発生あとの気体の何パーセントか」
別に問題自体は難しくないです。反応式を書いて体積比を出して…とすれば答えはでてきます。
さて、本題です。定期試験対策、受験勉強、といった「学生のやる勉強」は「教養」とは少し違うものでしょう。試験攻略のためだけの「専用ツール」が「学生の勉強」です。
そんなものを大学受験という「一瞬」のために、高校3年間全部使う。これは少し「時間がもったいない」のではないでしょうか。
この問題のどこに目をつけるか
「酸素1.000Lをオゾン発生器に通すと、気体の体積は0.975Lとなった。このとき生成されたオゾンは発生あとの気体の何パーセントか」
もちろんですが、私はこの問題を「定期テスト対策」のために解きました。答えは 7.5% で正解でした。
私がこの問題に触れることで得られたものは何だったかというと、
・化学反応式の仕組みへの理解
・計算の方法への理解
・計算力
この3つです。確かにこの3つは「定期テスト」には役に立つでしょう。ただ「教養」としては少し「コク」がなく、味が希硫酸です。
そこで、問題を解き終わった後に「オゾン発生器」について調べてみました。ドラえもんの道具のような名前をした「オゾンハッセイキ」に対して疑問を持つことで、一気に「コク」が出ます。熱濃硫酸くらいおいしくなりました。
さて、追加で以下のようなものが得られました。
・オゾン発生の仕組み(①)
・オゾンの消臭・殺菌効果の仕組み
・オゾン層のでき方(①から勝手に考察)
一気に知識が深まりました。
先生が課題として全員に問題演習を指示をするので、問題を「解く」ということ自体はある意味「やって当たり前」なのでしょう。
ですから、「解いただけ」では他の人と差がでませんし、何よりあまりおいしくありません。ですから、「勉強方法」に少し隠し味をいれるわけです。
教養の深い人は恐らく視野が広く、様々なことに疑問を持ちます。その都度その都度調べて「へぇーそうなんだ」と小さな感動とともに知識を得ています。
勉強内容を仰視・俯瞰の両方で見つめる力がある高校生は自然と「教養人」になりますし、何より「勉強が楽しく」なるでしょう。
私もこれから実践していきたいです。
$ お読みいただきありがとうございました $
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