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「読書のやり方」についての教科書がある

▶︎読書を何のためにするのか?

これは人それぞれで、場合によって目的を切り分けるということが必要になると思います。単なる娯楽の読書もあれば、専門的な知識を詰め込む学びの読書もあるでしょう。
僕は、とにかく読書がだいすきです。死ぬまでに読みたい書籍がたくさんあります。しかし、このように読書がすきになったのは、昔から、というわけではありません。つい最近です。もともと、国語という科目は大嫌いでした(笑)
きっかけはなんだったのか?これは明確なので、紹介したいと思います。
それは、「本は多彩な影響を与えてくれる」ということに気づいたからなのですが、それ以前に、「本の読み方がわかった」(「本との付き合い方がわかった」)からだと思っています。

▶︎読書のやり方について勉強するという発想がなかった

僕は、1冊の本と出会ってしまったのです。佐藤優さんの『読書の技法』という本に。これは読書の方法論がわかりやすく書かれています
僕には、この発想なかったのですが、本の読み方についても勉強した方がいいんです。日本語で書かれていても、読めない本は、読めない。読書の方法を謙虚に学んで実践することが、大事ということを教えてくれた本です。いや、国語があったやん!って感じの方もおられるかもしれません。しかし、学校の国語は、受動的でした。また、目的が違ったんです。

▶︎読書において大事なのは、基礎知識

例えば、日本史の知識がある人は、日本の歴史小説が読みやすいという現象が起こります。逆に日本史全然知らない人が歴史小説を読むとつらくなる現象が起こります。
つまり、読書には、前提知識が絶対必要ということです。この事実は真摯に受け入れるべきだと思いました。背伸びをして難書に手を出さず、まずは身の丈にあった本を読むべきだなと。身の丈に合う本を選ぶコツは、まえがきとか序章を読むことです。ここで読めそうかどうか判断するというのがとりあえずいいのかなと思っています。
余談ですが、小説に関しては、日本文学であれば、前提知識がいらないケースが多いのかなと思っています。

まとめ
読書をする上で、基礎知識は、絶対必要
ということ。
自分の専門外の書籍を読みたいなら、前提となる基礎知識の勉強から真摯に始めるといい。


▶︎本には戦闘力があるということ

少し前に、トマ・ピケティの『21世紀の資本』という本が話題になりました。結論が美しいあの本です。僕も少し読んだのですが、全く太刀打ちできなかった悔しい本です。
経済学の専門書だと、初歩的な経済の知識と高校レベルの数学の知識があるとある程度は読めるケースが多いのですが、僕は全く理解できないまま諦めました。つまり、僕は、前提となる基礎知識が圧倒的に不足していました。

僕はこの『21世紀の資本』を超重量級と定義しています。僕の筋力では、持ち上がらなったということです。本には、このように強さがあるのでは?ということです。

他の例でいうと、エリック・リースの『リーンスタートアップ』という有名な本がありますが、この本は僕にとって軽量級ですぐに読み終えることができます。

読書がすきになれない方の多くは、戦闘力の高い本に一発やられた経験がある人が多いのではないでしょうか?
ドストエフスキイ。ドラッガー。フロイト。強敵はたくさんいます。

まとめ
本には、人それぞれが感じる、重さがある。
超重量級、重量級、軽量級と本を分類して、バランスよく読書を楽しむと捗る

▶︎読書は、筋トレと同じで日々鍛錬するしかない


読書には、上記のように、戦闘力があるので、なんでも読めるようになるためには、自分がレベルアップするしかないです。
まずは、毎日文字に触れること。次に、毎日30分でもいいから書籍を開いて読んでみるその繰り返しをすることで少しずつ基礎知識が蓄積されていくと思います

まとめ
僕は、毎日1時間は、スマホで記事を読んでいます。ツイッターから、NewsPicksから、はてブから興味のある記事を読んでいます。
それに加え、何かしら本を読んでいます。1日1時間は欠かさず読んでます。

今回の記事を書くに当たって参考にした書籍です。
まずは、佐藤優さんの『読書の技法』。僕は、この本は必読ではないかなと思っています。読書に限らず、情報のインプット全般を網羅できます。インプットの技法と言い換えてもいいかもしれません。正しい情報を効率よく拾っていかなけれないけないこの時代ですので。

そして、次は、楠木建さんの『戦略読書日記』。僕は、楠木建さんに多大な影響を受けています。言い回しがとてもうまいんですよ。一橋大学大学院の教授でおられる関係もあるのか、要点の絞り方とその展開が綺麗で読みやすいです。読み終わったらなぜかパワーアップしてたという感じでした。今、調べたら、Kindle Unlimitedに入ってます。ぜひ。

最後まで読んでくださりありがとうございます!!

『21世紀の資本』トマ・ピケティ

『リーンスタートアップ』エリック・リース


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最後まで読んでくださりありがとうございます。美味しいラーメン食べさせてください!(笑)