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保育・幼児教育・人について考えたい人。 幼稚園・こども園・JICA協力隊・大学院での経…

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保育・幼児教育・人について考えたい人。 幼稚園・こども園・JICA協力隊・大学院での経験から。

最近の記事

大学院に進むにあたって

さて、何から書こう。 ひとまず、4月から大学院生になりました。 「保育者が専門家として成長できる保育現場とは」を考えるために。 久しぶりの慣れない学生生活と講義とゼミに、今までと違う脳みそをフル回転する毎日。読んだり聞いたり考えたり話したり、な毎日です。 昨年度末、大学院に行くことが決まってから、 今まで仕事でお世話になった人々と話したり、元職場やヨルダンを再訪したり、SNSでの報告から連絡をくれる方がいたりして、 年明けから引っ越しまでに色んなことを考えさせられたので

    • 素敵なプレゼント

      保育の仕事をしていると、 子ども達や保護者の方から、 お手紙やプレゼントで感謝の気持ちを伝えていただくことが沢山ありました。 「先生が担任でよかったです!」 そんな有難い言葉をいただいた時には、 それをエネルギーに変えてより良い仕事に還元していく、 改めてこの仕事の価値と責任を見つめ直す機会にしていく、 保育をするプロとしてそういう心持ちでいたいと強く思いました。 そんないただきものが沢山入ったボックスを、先日見返す機会がありました。 その中に、手作りの小さなプレゼン

      • 保育がちゃんと伝わってほしい

        ものすごーく久しぶりの投稿になってしまいましたが、 先日、ある研究会で上がっていた話題を、アーカイブで見て、 私なりに思うところがあったので記録として。 「子どもの人権」と言う話について。 (メインのテーマではなく、話題に出たと言う感じでした。他にもいろーんなことを考えたけど、とりあえずこの件について。) 最近保育に関するニュースが後を絶たず、 この話が出てくる機会も増えています。 その研究会では、保育現場で“当たり前”に大切にしてきているものを、 “人権”と意識すべ

        • 「子どもがかわいい」について

          保育の仕事をしていると、 他分野の人から 「やっぱり、子どもってかわいい?」と何の気なしに聞かれることがあります。 「でも、ぶっちゃけ、えこひいきしちゃったりしない?」って聞かれたことも、過去に何回か。 そんな会話のとき、 その質問の背景に「子どもをお世話してあげる職業」だったり「子どもは可愛がられる存在」という概念がある気がして、 もや〜っとしてしまうのです。 でもバシッと返答する言葉が見つからず、 「そりゃかわいいよ。でも、友達の子を見てかわわい〜っとか思う感情と

        大学院に進むにあたって

          魅力的な先生になりたくて

          「保育に正解はない」 これは、保育の世界に一歩足を踏み入れた大学時代からずーっと耳にしてきている言葉。 その捉え方は、経験を積むにつれ、自分の中で変わってきているようにも思います。 人はいろいろな価値観をもっている。 価値観が違えば、大切にしたいものも違う。 自分が保育の中で大切にしたいことや、子どもにとって大事だと思う経験は、誰が見てもそう思うとは限らない。 だから、保育観は多種多様にあるのだと思います。 例えば、 1人の遊ぶことが多く、中々友達と遊ぼうとしない子

          魅力的な先生になりたくて

          保育者として育つということ

          昨日一生懸命書いて消えたものを、思い起こしながら書きます(笑) 最近1番考えている、 「保育現場で保育者が育つということ」について書きたいと思います。 (生意気を承知で、なるべくありのままに書きます。) 私は新人の時からの数年間、経験豊富な上司や先輩の先生方とお仕事をさせてもらいました。 保育の見方や考え方、子どもの姿の見取り方、子どもへの関り方、保護者との関係、 挙げたらキリがありませんが、 今の自分の保育の核となるものを育ててもらいました。 直接的にも、間接的にも

          保育者として育つということ

          投稿再開

          すっかり放置したnote。 青年海外協力隊の任期中に書き始めたものの、帰国後の忙しい日々に飲まれ、ストップしていました。 幼児教育隊員としてヨルダンで活動していたものの、コロナの影響により、任期2年のうち残り半年のところで帰国。 帰国後、子ども園に2年弱勤務し、昨年度末で退職。 今は現場を離れています。 離れた理由は、キャリアや幼児教育と自分なりに向き合うためです。 先生と呼ばれるようになってから、様々な現場を経験させてもらいました。 様々な立場で幼児教育と向き合

          投稿再開

          クラスの育ち

          4月、新年度の始まりは、いつも、どんなクラスでも、1からのスタート。 初々しい、まだ地面からひょっこりだした芽のようなイメージ。 そんな中で、試行錯誤しあっというまに、でも着実に一歩一歩進みながら(時に、三歩進んで二歩下がりながら)、過ぎてゆく1学期。 夏休みが明けたら、また少し振り出しに戻るのかな?と思うけれど、1学期にちゃんと積み重ねていれば、ちゃんと残っている。 よしよし、茎を伸ばし、葉を増やしてきたぞ。育ってきてるな、このクラス。でも、まだまだ足りないところが

          クラスの育ち

          自然がくれる経験

          保育の仕事をしてから知った、自然との出会いの楽しさがたくさんあります。 自然との一期一会の出会いを子どもと共有できる瞬間は、私にとっての保育の楽しさのひとつ。 春 満開の桜の木々を目に焼きつける。お花見給食も楽しい。桜吹雪に出会えることも。素敵に咲くチューリップの道を散歩。青々とした草むらにゴロゴロ寝転んだり。だんごむしやバッタ、虫たちと出会ったり。風とたわむれて遊ぶのも楽しい。ひらひらとたなびく紙テープ、こいのぼり。 夏 砂遊びや水遊び、思いっきり楽しむと、保育者

          自然がくれる経験

          先生と保護者

          心に残っている場面は、対子どもだけではなく。 仕事柄、年度の終わりに、「ありがとう」の言葉をもらうことの多い仕事。 学年の終わりに、異動の際に、保護者の方々から寄せ書きやお手紙をもらうことが多々あった。 もちろん、保育観が保育者それぞれに違うように、教育観が保護者それぞれに違う中、私の保育に対する保護者の感じ方や受け取り方もそれぞれ違う。 だから、いろんな意味の"ありがとう"があったと思う。 「娘の“こだわり”を温かく受け止めてくださり、ありがとうございました。」

          先生と保護者

          違う!ぼくがしたいのはこれじゃない!

          何度も何度も思い出す出来事がある。 担任4年目、4歳児の担任をしていた時のこと。 Aくんは、感情のコントロールが難しく、すぐに手がでてしまうことも多かった。 ある日、それぞれに好きな遊びをしていた。ふと見るとAくんは、水性マーカーで机に絵を描いていた。 私は、別の場の遊びにかかわっていたところを抜けてAくんの元へゆき、「お絵かきするの?それならこの紙にしたら?」と白い紙を渡して、机の上をきれいに拭いた。 Aくんは黙って受け取った。 私はまた元の遊びの場にもどった。

          違う!ぼくがしたいのはこれじゃない!

          まさか綴りはじめるなんて。

          日本の大学で4年間学び、幼稚園教諭、保育士、社会福祉士の資格を取得し、 公立幼稚園で4年間担任をして、 青年海外協力隊として、幼児教育分野のボランティアでヨルダンに来た。 あと半年ちょっとで帰国。 大学からはじまり、10年弱、 幼児教育を通して出会った出来事や感じ考えたことは、 数年経っても折に触れて思い出し、 嬉しくなったり、後悔したり、新たな感じ方考え方に出会ったり。 そんなことを、ここに書き留められたらな、と始めます。 協力隊の方々のブログを見ていて、

          まさか綴りはじめるなんて。