Day144→一大歓楽街だったらしい。
また行ってきました。
6月も下旬。梅雨の合間なのに暑いのなんのって。これが明ければ本格的な夏なのだが、また9月まで暑い日が続くと思うとゲンナリする。こういう時は冷房とともに、温泉なんて如何?なんて🤭
無理矢理捻じ曲げたので、もしやまたかよ?と思った皆さん。お察しの通りです。また行ってきてしまいました。2023年6月の草津、8月の伊香保、12月の熱海に次いで、今回は福島県福島市の飯坂温泉へ。
(※記事ではちゃんと紹介していませんが、2024年4月は塩原へ行ってきました。何しろ悪天候で書く材料が揃えられなかったのが原因。まあ運のようなものなので致し方ない)
今回はポイントの有効期限が切れるとか、特別オファーがあったというワケではなく、ただ予定が空いてしまったので行く事にしただけ。ひとしきり有名どころに触れることが出来たので満足。
飯坂温泉。
飯坂温泉は福島県福島市の北側に位置し、JR福島駅から福島交通飯坂線で30分程度にある温泉地。観光協会Webサイトによると、古くは縄文時代にまで遡り、松尾芭蕉が「奥の細道」で紹介して知名度を浸透させたとか。
今回は某アーティストのスケッチ画展示会が東京であったため、東京経由福島という少々無茶なスケジュールを組むことになり、現地到着が結構いい時間になってしまった。会期が6日間だったから致し方ない。
そこそこいい時間に温泉街をウロついてはみたものの、ああやっぱり閑散としてるなぁ、と思ってしまった。いつも営業しているお店、休廃業してるお店って雰囲気で分かるじゃないですか。
飯坂温泉も多分に漏れず、熱海や草津、伊香保などと同じく、高度経済成長下で一大歓楽街として団体旅行の行き先になっていたとのことで、往時の賑わいと比べると、だいぶ寂しくなってしまったようだ。
飯坂というくらいだから、坂の多い土地で、摺上川沿いにある飯坂温泉駅から、なだらかな上り坂となっている湯沢通りがメインストリートのようだ。残念ながら、いい時間に買い物できるほどの賑わいはない。
一般住宅に混ざって、現在も営業している飲食店や飲み屋があったりするが、空き地や既に閉業している旅館やホテルも目立つ。中には国から差し押さえ、なんてところもあった。COVID禍がとどめを刺したのだろうか。
そういう意味でも、結構いい時間までお土産屋や温泉饅頭屋が開いている草津はすごいと思う。行ったのは1年ほど前の微妙な時期だとはいえ、観光地が賑わっていたのはかなりレアケースだったのかもしれない。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
今回厄介になったのは「伊勢屋」という、恐らく1970年代の賑わった頃に建てられたであろう、なかなかレトロ感漂う宿泊施設。自家源泉を持っているとのことで、貸切風呂や音楽スタジオもあるようだ。
残念なのは、飯坂温泉にはフォトジェニックなところが見当たらなかったところ。レトロ感を押し出すのも良いし、飯坂といえばコレ!っていうのがあると、より注目されるのかも。もちろんハコモノではない。
ついでに米沢へ。
飯坂温泉の近くに観光スポットは無いかと探していたところ、お隣の山形県米沢市が意外と近い事が判明。東北中央自動車道(無料区間)で30分程度。ついでなので行ってみることに。
米沢といえば米沢牛が有名だけど、米沢城址の松が岬公園にある、上杉謙信公が祀られている上杉神社へ。山形県の観光Webサイトによると、開運招福や諸願成就、学業成就や商売繁盛のご利益もあるらしい。ご利益やいかに。
当地でもアニメを軸にした地域おこしで賑わったが、普遍的なストーリーと街並みの美しさ、ストーリーの核となる場所などを上手くリンクさせることで、ファンの方が「聖地巡り」したくなるような丁寧さが求められる。
言うまでも無いが、作品に対する地元の方々の熱量が一番重要。場所を尋ねられた観光客に対して、懇切丁寧に対応出来るか。土産話として持って帰れる話題も大切だったりする。
なお、松が岬公園の周囲は土産物店や米沢牛を提供する飲食店も多く、観光スポット化されている。さすが雪国、信号が縦だったのが印象的。ふらっと行くには少々遠いのだけど、近くを訪れた際は是非。
帰り際に道の駅米沢に寄ってきたのだけど、米沢牛を使った商品がたくさん並んでいた。混んでいたのもあるけど、お昼にこの値段かぁ…と思ってしまったのでパスした。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
Googleマップやストリートビューで見ても何となく分かるけど、現地に行かないと感じることができないことはたくさんあるし、テレビなんて良いところのつなぎ合わせだから、行った気にはなっても分からないことも多い。
それに、観光協会などの公式Webがイマイチだと、結果として必要な情報が得られなかったりするので興味を持ちにくい。マップはあっても、情報が古かったり印刷データのPDFで置いてあったりすると、見る気が失せる。
何から何まで可視化されて評価される時代だとはいえ、他人の評価は参考程度にしつつも、自分で様々な情報を精査し、実際に現地を訪れてみて、どう感じるかを大切にしたいと思う。
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