28歳までフリーターだった僕がコンサルタントになるまで①

＜28歳までフリーターだった僕がコンサルタントになるまで①＞

こんにちは。
「ビジネスを再構築するスペシャリスト（BM設計士）」
熱海隆史（あつみ たかふみ）です！

突然ですが、僕は 28歳までずっとフリーター人生を歩んできました。
大学卒業後に就職せず、なんとなくフリーター人生が始まったのです。

フリーターだった数年間、僕には何もありませんでした。

お金も、キャリアも、自信も、人より優れたところが何もない。
唯一、僕が持っていた(？)と言えそうなものは「マジメに働けること」。

高校生のときに友人から「公務員向きだよね」と言われていたくらいです。
どういう意味で言ったのかは本人でないとわかりません。
が、おそらく「マジメだけが取り柄」という意味合いで言ったんだろうなぁ、、、と想像できます。

確かに、僕はマジメだと思います。

フリーターとして働いていたカラオケボックス、日雇いの仕事、郵便局の配達業務。

自分で言うのもなんですが「とてもマジメなフリーター」でした。笑

どんな職場でも、素直に人の話をきいて業務をマジメにやります。
どんな業務でも、頼まれたことはコツコツ取り組みます。

それが僕の取り柄でした。
逆にいうと、それしか取り柄がなかったんです。

ここ２～３年、やっと自分に自信がもててきたような気がしますが、当時の自分は自分自身のことを

「僕には何もない」

とずっと思っていました。

＜ 22歳で大学を卒業後、「普通」に就職しなかった理由 ＞

僕はずっと、「会社員にはなりたくない」と思っていました。
理由は、僕の父親が会社員で朝から晩まで働き、家庭を顧みない人だったから。
夜に帰宅した父親は、いつも疲れた顔をしてしんどそうでした。

僕たち子どもと遊んでくれることもほとんどなく、仕事漬けの日々を送っていました。
父親と遊んだ記憶は、数えるほどしかありません。

そんな父の背中をみて育ったからか、僕たち3人兄弟は、すべて会社員の道を選んでいません。

それほど「会社員」にだけはなるまい、と心に決めていました。

かといって、「じゃあ何になりたいのか？」と自分に問いを投げかけたときに、思い浮かぶ職業や、
なりたい自分の姿がなく・・・・・・

「なし崩しに、フリーター」になったのでした。

大学生のときは、スーパーで３年間バイト。

卒業が近づいても、就職活動のたぐいを一切しない僕に、これまた不思議なのですが両親は何も言い
ませんでした。

なりたいものも夢もなく進路が定まらないまま、大学を卒業して「学生」という肩書きを失った僕は、ところてんのようにつるっと前に押し出されただけの意思のない「社会人」になりました。

なんとなくフリーターになった僕は、お金で苦労していました。
（当然といえば当然ですね・・・）

それで、近くのカラオケボックスでバイトをはじめました。

カラオケボックスでのバイトは、カラオケ店がつぶれてなくなるまで２年間続きました。

ただ不思議なことに、お金で苦労しているわりには「お金はなんとかなる」と妙な楽観がありました。

なんでだろうな・・・若かったからか？

友人の言葉をふと思い出して、「公務員試験受けようかな」と気まぐれに思ったこともありました。

そんな軽い気持ちで選ぶ選択肢でもありませんし、結局、受けることはありませんでしたが、未来を選ぶ「積極的な理由」がなにもない状態は続きました。

オヤジのことがあるから、「会社員」の道はない。
とはいえ「自分でビジネス」「起業」ができるとも思えない。

夢もビジョンもないから、なにも選べない。

そういう意味で「純粋なフリーター」でした。
純度の高いフリーターって・・・笑

まじめでコツコツ、置かれた環境でしっかり働く「品行方正なフリーター人生」は、カラオケボックスがつぶれたあとも続きます。

次に始めたのが、郵便配達のバイトでした。

理由は、たまたま就職情報誌で郵便局の非常勤職員の応募を見たから。
これもなりゆきで、その仕事を選んだ確固とした理由はなし。

当時は郵便局が民営化する前だったので、「あ、これも公務員かな」とぼんやり思っていました。

ここで働きながら、やっぱり公務員試験を受けようかな、なんてぼんやり思いながら、気づけば２～３年くらいその郵便局でアルバイトしていました。

「アルバイトなのに正職員よりまじめに働く人材」だと評価されていたようです。

実際まじめに働いていました。

正職員の方たちに、
「君はしっかり働くし仕事の内容もていねいで良いね。
もし公務員試験受けて受かったら、面接では通してやるから頑張って」

と言われていたほどでした。

職場の居心地もいいし、人間関係もいいし、快適なフリーター生活。

特に何の不満もない・・・・・・

でも・・・と、

自分の内側で、違和感がふっとわきあがるのに気づきます。

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