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【私たちが大事にしてきたことの3つの柱のひとつ『人材育成』〜「夢」実現のために〜】

こんにちは!あきた創生マネジメント代表の阿波野聖一です。

前回は「インドネシアに日本式介護施設を作る!」という夢に向けて、弊社の海外事業展開のためのビジョンマップについて紹介しました。
【わたしたちのビジョンマップ 「夢」実現のために】

今回は、わたしたちの夢実現のための取り組みの中で、特に重視している【人材育成】について書いてみたいと思います。

リーダーを育てる

少子高齢化で介護人口は増加しています。しかし、介護事業において人手不足が深刻化していることは何度もお伝えしました。弊社においても同じ状況の中、外国人労働者(技能実習生)を受け入れることで問題解決を図ってきました。

結果弊社では、日本人スタッフと技能実習生が共に助け合いながら業務を遂行する体制が整っています。次にわたしが思案したのが【人材育成】です。ある程度実務の経験を積んだスタッフには、後続スタッフのためのリーダーになるよう上昇志向を求めています。

そのため弊社では、月一回「リーダー育成マネジメント研修」を行い、スッタフは弊社にとって経営資源である人財として捉え、組織づくりと社内活性化に取り組んでいます。あくまで強制はせず自発的な参加を促して、各人が目的意識を高めることに期待しています。また、日本人とインドネシア人スタッフが一緒に学ぶフラットな環境をつくる上で、十分理解してもらえるよう通訳も入れています。

現状に応じた実践的なテーマ

研修はその年に大きなテーマを一つ決めて、それに対する各月ごとの議題を提案しています。具体的に言うと、21年は弊社の「ビジョン・ミッション・バリュー」の浸透、22年はコロナや戦争などの社会不安の広がりに対して「ブレない軸(コンパス)を創るために」、そして今年23年は世界的な視野にたち「ダイバーシティ(多様性)」をテーマにしました。 

インドネシアの国是

会社の実現したい未来(夢)に向けてバリューの共有

わたしが研修の中でもっとも大切にしているものとして、バリュー(ビジョン実現のための行動指針)があります。

その行動指針とは、

「物事」を
①俯瞰してみる
現状を正しく知り、そして理解する。とにかく目を反らさず、起きた結果から「なぜ」を考える
②先を予見する
その結果から、将来起こりうることを予測して対応・行動する
③コミュニケーション能力を高める
それを他の人と共有・伝えるためのコミュニケーション能力を鍛える

私たちのビジョン・ミッション・バリュー

ふりかえり~気づきの共有

ただ研修を受けただけでは、本当に理解できているかどうかは分かりません。そのためFacebookでグループを作り、皆でふりかえりと気づきの共有をしています。

わたし自身、経営者として過去多くの人材教育における学びを受けてきました。そして現在は、自分がプレーヤーとしてスタッフを先導するのではなく、研修を通してその学びを共有し、同じ目線にたった「対等な関係での組織づくり」を目指しています。

また、研修からふりかえりまでの一連の流れを通して、スタッフの「人間力向上」、そして日本人と外国人スタッフが共に学ぶことで「結束力の強化」という、相乗効果も期待しています。

国内で「外国人スタッフだけの介護施設」モデルの創出

弊社では今回ご紹介したように人材教育に力を入れているのですが、わたしが参考にしているのは、以前もご紹介した、こちら「産官学の連携「神戸モデル」で介護業界に外国人材を 人手不足が深刻な地方のロールモデルに」です。

何度もお伝えしているように、日本の介護人材不足は深刻化しています。特に日本一高齢化の進む秋田県のような地方都市では、その問題は危機的状況だと推測されます。

情報提供元: datacatalog.worldbank.org

上記記事の「神戸モデル」のように、外国人を単なる安い労働者として受け入れるのではなく、「安心して日本で介護スキルや経験を身に付けてほしい。そして、日本の介護人材不足を補って、業界を活性化させるべく頑張ってほしい」という弊社の願いがあります。その延長線上に、彼らの母国で日本式介護施設を作るという、わたしたちの海外展開の夢があるのです。

私たちの仲間たち

弊社を通して介護のスキルや実技を習得し、研修を通してマネジメントを学び人間力を高める。そして海外展開のスキームとして、国内で「外国人スタッフだけの介護施設」モデルを作ることも計画しています。

最後に・・・

今回ご紹介した「人材育成」における研修でもお伝えしたように、まずは日本の現状を正しく理解するために物事を「俯瞰して見る」、そして「先を予見する」ことで将来に向けた準備をすることが、もっとも重要だと考えています。

私たちのビジョンマップ

少子化によって労働人口が減少している日本の現状では、介護業界に限らず、あらゆる業界で人手不足はさらに深刻化していくでしょう。

日本経済を活性化させるために、外国人労働者への偏見を見直し、まずは受け入れる努力をしてみる。弊社では、外国人労働者の受け入れ成功モデルとして、そのノウハウと実績で皆さまのお役に立てればと考えています。

自社の生き残りをかけて、真剣に未来を考えてみませんか?

【人口減少社会において、介護経営をリデザインする】をパーパスに、あきた創生マネジメントでは、介護の人材育成と採用における経験を通して、業界全体の未来に貢献するため、人手不足に悩む事業所をサポートする事業を立ち上げました。

インバウンド再開に伴い、コロナ禍で離職した従業員の復帰が進まず、未だ人手不足の問題を抱える観光や飲食業界などは多数あります。そのため外国人労働者の受け入れを検討される会社も多く、弊社にもお問い合わせを頂くようになりました。

今後は、外国人労働者の受け入れ準備から、複雑な就業手続き、また日本での生活サポートなど、これまでの弊社の取り組みを通して得たノウハウを、業種を問わず他社さまのために活かしたいと考えております。

ご関心のある事業者さまは、私のTwitterInstagramFacebook、リニューアルしたホームページなどにご連絡いただけると嬉しいです!

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