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本当のハイフ / HIFU

高密度焦点式超音波(  High Intensity Focused Ultrasound;HIFU )は、超音波エネルギーを約1立方ミリメートル程度の部位に集中させ、目的の場所だけを加熱する治療法のこと。その熱作用(60°C以上)によりコラーゲン、エラスチンなどの蛋白質の変性や脂肪溶解で、リフティングやタイトニング、コントアリング効果がある。



ハイフの最高峰“ウルセラ”とは

効果:たるみの引き上げ
FDAで唯一「リフト」の項目で、その効果は承認されている。
2009年「Eye brow lifting=眉毛のリフトアッ プ」
2012年「首とあご下のリフトアップ」
2014年に「治療中の組 織層を視覚化するための機器」の3項目でFDAの認可

①適応


顔のたるみ
フェイスラインのたるみ
二重あご
たるみ毛穴

②効果


肌の土台ともいえる組織、SMAS筋膜を引き締めることによるリフトアップ効果。
効果の持続:半年~1年
照射直後:蛋白質の引き締め、収縮による即時性のリフトアップ効果
照射後~3か月:創傷治癒過程における収縮反応によりコラーゲンが収縮・増加し徐々にリフトアップ

③機器の特徴


超音波による振動・熱エネルギー
高密度焦点式超音波(HIFU)によりピンポイントに作用することで他の組織へのダメージが少ない

超音波画像診断機能により最適な箇所に確実な照射が可能

基本治療4.5mm、3.5mm

4.5mm:表在性筋膜(SMAS筋膜)を引き締める

3.5mm:真皮下層の皮膚のたるみを引き上げる

他1.5mm:小ジワの改善にも対応

④痛み


部位によって熱感がある
麻酔なしのクリニックが多い
クーリングシステム・鎮痛剤内服・麻酔クリームを使用するところもあり

⑤ダウンタイム


直後は一過性の赤みがでることが多い
普段通り直後からメイク可能

⑥副作用


神経周辺を刺激した場合、一時的なしびれ・違和感を生じる場合がある
皮膚の陥没・ケロイドなどの皮膚への影響の報告はなし

⑦時間の目安

顔全体40分程度

⑧回数の目安

1年に1,2回

おわりに

近年、数々のメーカーがHIFU機器を製造しており、その数は日本に存在するものだけでも20種類以上。
その中で唯一FDAに承認されているリフトアップ機器は「ウルセラ」のみ。

ちなみにですが、ウルセラ以外のHIFUは以下のような機種があります。

例)・ウルトラセル
  ・ダブロ
  ・ソノクイーン
  ・ウルトラハイフ
  ・スマスセラ


以上です。
日本でも人気となったHIFUですが、医療HIFUやエステHIFU、料金設定も様々です。

今回はHIFU治療の先駆けとして知られるウルセラのお話しでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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