夏の湖北に蓮が咲く
こんにちは
琵琶近江商店のひろもりです。
いきなりですが、好きな花はありますか。
色々諸説やソースによっては違ってくると思いますが、日本人は桜や薔薇、紫陽花、金木犀が好きな人が多いそうです。
そんな私は昔から梅の花と蓮の花が好きで、毎年冬には盆梅展、夏には蓮の花を見に行きます。
今年も早速蓮の花を早朝6時に見に行きました!
まさに生きたまま行ける極楽浄土!湖北の山間よりお届けします。
極楽浄土
蓮の花といえば仏画のイメージが強いと思います。仏像でも蓮の花の上に座られていたり手に持っていたり…
どうして仏教を伝えるものに蓮の花が多いのかというと「阿弥陀経」という経典に「池の中に蓮華あり、大きさ車輪の如し」と、説かれているからだそうです。
色々調べ始めると難しいことだらけなのですが、とにかく阿弥陀経に極楽には蓮の花が咲いている!だから、仏画や仏像には蓮の花が描かれているようです。
そんな蓮の花が咲いている「極楽」は、「幸福のあるところ」「幸福にみちみちてあるところ」の意味。
極楽は阿弥陀仏の浄土であり、「浄土」とは仏教において、一切の煩悩やけがれを離れ、五濁や地獄・餓鬼・畜生の三悪趣が無く、仏や菩薩が住む清浄な国土のこと…と、言われています。
蓮の花は泥水の中から美しい花を咲かせます。その姿が仏の智慧や慈悲の象徴とされてきました。
蓮の花
花言葉は「清らかな心」「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」
間違えられやすい花としてモネの絵画で有名な同じ水辺に咲くスイレンがありますが、水連は水面近くで咲き蓮は茎をぐんぐん伸ばして高い場所で花を咲かせます。
見ごろは7月~8月頃、時間帯は7時~10時ごろだといわれています。
夕方には咲いた蕾が閉じてしまうようので、できる限り午前中に見に行ってみてください。
また、見るだけじゃなく食べることもできる蓮ですが、象鼻杯という楽しみ方も!
象鼻杯(象鼻盃、ぞうびはい)とは、ハスを茎の途中で切り落とし、そのハスを用いて葉に酒などの飲み物を注ぎ反対側の茎の切り口の部分から葉に注いだ酒などを飲むものである。「象鼻杯席」(象鼻盃席、ぞうびはいせき)あるいは「碧筒杯」(へきとうはい)ともいう。また、ハスを用いて飲む酒は「蓮酒」とも呼ばれる。ハスのある庭園などでは季節行事として象鼻杯を催しているところもある。
― wikipediaより
象鼻杯を堪能しています
下から流し込んで蓮の葉に玉になる水
あいのたにロータスプロジェクト
「あいのたにロータスプロジェクト」は、NPO法人つどいさんが行われている耕作放棄されていた田んぼを使ってハスを育て、商品化につなげるプロジェクトです。山間に広がる蓮の花の見事なこと!
この見事な蓮畑をつくり、維持しているみなさんの努力や愛情を感じます。
様々な品種を一か所で堪能
まだ固い蓮のつぼみ
今にも咲きそうな真ん丸なつぼみ
このあいのたにロータスプロジェクトの蓮畑は、1種類だけでなく様々な蓮の花を見ることができます。
蓮の花と一言で言っても、様々な形や大きさ色がありとても個性的。
お好みの蓮の花に出会えると思います。
蓮の花は、見た目にも美しいですが匂いも香り高くとても癒されました。
蓮を育てる豊かな水の音、山のざわざわとした風の音、トノサマカエルの大合唱。すべてが一体となって、気持ちのいい優しい空間が出来上がっていました。
蓮は水辺に咲く花なので、長靴で見学に行くことをお勧めします。
また、この場所だけでなく長浜には蓮の見事な場所があります。長浜から南浜を超え早崎内湖のビオトープを超え水鳥ステーションまでぐらいの琵琶湖川の場所です。(道を挟んで陸地側に駐車場がありました)
写真ではうまく取れませんでしたが、「早崎内湖ビオトープ」にも蓮がたくさん咲き極楽浄土が広がっていました。
運転中思わず目を奪われてしまいそうです。
(ビオトープは駐車場が分かりにくい&少ないので注意です)
ぜひ、そちらにも足を運んでみてください。琵琶湖にそっと静かに咲く蓮も素敵です。
昨年の夏の写真です。
お盆頃だったので見ごろは過ぎていましたが青空によく映えます。
今回も最後までありがとうございました!
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琵琶近江商店
滋賀県、琵琶湖の北部(湖北地方)から湖北地方で、農家さんや漁師さんがつくった湖北の「ええもん」を紹介・販売しております。
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