見出し画像

長浜城てくてくさんぽ

こんにちは、ひろもりです。
カラッとした風が気持ちいい5月の終わりですが、もうすぐ梅雨がやってきます。
梅雨が終われば急に暑くなってくる…
今が一番散歩に適した季節ではないでしょうか。
在宅勤務などもあり運動不足が気になっていたので、わたしも気張って散歩をしておりました。
運動不足の体に鞭を打ち、家から琵琶湖まで片道約30分
本日の目的地は「長浜城」です。

長浜城とは

羽柴秀吉(豊臣秀吉)が初めて築いた居城。
浅井長政との戦い(姉川の合戦)の後、その功として、織田信長から浅井氏の旧領を拝領した際に築いたお城です。
もともと長浜は「今浜」と呼ばれていたのですが、信長の名から一字拝領し長浜に改名し今に至ります。
長浜城は、小谷城で使われていた資材や、竹生島に隠されていた材木などを利用し築城されました。
このとき、秀吉は36歳だったといわれています。

長浜城は、湖水に石垣を浸し、城内の水門から直に船の出入りをしていたそうです。
琵琶湖が近くにあったからこそのお城の作りです。
城の一部は1662年にあった文政近江地震で琵琶湖に水没し、長浜城遺跡となっています。

大坂の陣後は、長浜城は廃城となり彦根城の築城に流用されたり、市内にある大通寺や知善院にも使用されています。
現在のお城は、犬山城や伏見城をモデルにし1983年に模擬復元したもの。
今は豊公園という公園の中にあり、地域の歴史を伝える歴史博物館として市民や観光客の方に親しまれています。

豊公園のなかにある長浜城

豊公園は長浜市にある大きな公園です。
テニスコートや遊具などもあり、休日には楽器を弾いている人、読書をしている人
様々な人がのびのびと過ごしています。
駐車場は広く、3時間までは無料!
観光地黒壁までも徒歩15分ほどなどで、長浜観光をする際にはここを中心にいろいろ回るのもよさそうです。
本日はニッチな豊公園を、わたしと一緒に散歩していきましょう!

長浜城におはすおさる

画像1

駐車場から噴水広場のほうではなく、道なり右に進むと公園と桜の木がたくさんある場所があります。
その少し奥にオリがあり、そこにお猿さんが飼育されています。
今はお猿さんしかいませんが、わたしが小さい頃は孔雀やヤギ、鹿、アヒルなど・・・
さながら小さな動物園でした。

小さな東屋

画像2

日本さくら名所100選に選ばれている、豊公園の桜の木がたくさん植わっている広場にある小さな小屋。
ただの休憩所だとおもいきや「大正時代を今に伝える東屋」だそうです。
「凝った形をしているなぁ」とは思っていましたが、大正時代の名残だったとおもうとまた違った味わいです。

画像3

長浜城

画像6

画像7

画像4

東屋を過ぎ、さくらの広場を抜けるとすぐ長浜城本丸跡があります。

画像5

石の階段。右のほうは歩きやすく整備されています。

数年前からはポケモンスポットとしても人気があります。

画像8

石垣の階段を上ると「長浜城石垣根石」が!

画像9

隅っこのほうには「旧長浜領境界線」

この日は営業終了していましたので、散歩の続きを…
長浜城に行かれた際は、上ってきた石垣階段を下りるのでなく、ぜひ琵琶湖の方に進んでみてください。

長浜城とおかねさんのお話

画像10

長浜城が築城される際に、強固な城を築くための人柱として、長浜一の美女と評判の「おかね」さんが選ばれ聡明だった彼女は自らの命をささげたというお話です。

長浜城天守閣跡

画像11

おかねさんのエリアを少し進み、小高い場所に「長浜城天守閣跡」があります。
当時お城に住んでいた人々は、ここから琵琶湖を見ていたのですね。

画像12

天守閣跡エリアから琵琶湖を向いてみて?いる秀吉の像

村上義一の像

画像13

村上義一は日本通運や近畿日本鉄道の社長、日本交通公社の会長、第3次吉田第3次改造内閣では運輸大臣などを務めた人物です。
高校生のころから「なぜ村上義一の像が豊公園に?」とおもっていたのですが
この散歩の間に夕日を見ながら調べたところ
村上氏は、長浜市(旧・虎姫町)出身だということを知りました。

太閤井戸

画像14

秀吉が在城時に使っていたと伝わる井戸の跡です。
渇水の時は近くまで見に行けます。

ゆったりとした夕日

画像15

波の音を聞きながら、ぼんやりと夕日をみているとなんだか落ち着く心地です。
写真を撮る人、犬を散歩する人、ジョギングする人
色々な人が交差しますが、みんな自分の時間を楽しんでいます。

最近の日の入りは19時ごろ、日が沈むと冷えるので見に行かれる方は羽織ものがあるといいかもしれません。

琵琶湖の恵

画像16

この日本一大きな湖から、たくさんの食文化が生まれています。
先日紹介した小鮎
独特な郷土料理の鮒寿司
淡水のえび、ビワマス、しじみなど…
滋賀県のだいたい真ん中にある琵琶湖から、郷土の先人たちは「みずうみの恵」としてありたがく頂戴してきました。
それは今になっても変わらず、それぞれの土地で引き継がれています。


琵琶近江商店では、懐かしいホッとする味をお届けします。

琵琶近江商店 みずうみの恵はこちらから


いいなと思ったら応援しよう!